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Hisyoshitu no Himitu
作家さんの新作発表
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表紙の社長と秘書のイラストを見て読んでみようと思ったのですが、どちらかというと表題作は一番最初に収録されている「明日のために」と「二人のために」のリンク作という感じで、しかも「社長室の秘密」は書下ろしでページ数も少なめでした。
表題作は社長x秘書なんですが、秘書の方はやり手の社長を凌辱することに欲情を感じるという、攻x攻の構図です。
でも、自分より格上の者を支配するというところには特に萌えツボはない私…社長も体の相性が合う部下を何人も秘書室に配属させて侍らせているという、性生活にはだらしのないキャラで、恋愛度は低めのお話でした。表題作だけならしゅみじゃない寄りの中立位の評価です。
他の3作品の方が萌度は高かったです。
偶然なのか3作品ともゲイとノンケ設定(多分「明日のために」と「二人のために」も)のお話。
恋愛度も表題作より高めです。
短編集です。
「明日のために」
「二人のために」
父の興した探偵事務所を任されているノリと、元刑事の「ホモエロ」社員・葵のジタバタなラブストーリー。
葵と葵の腐れ縁の友人で会社社長の紫(ゆかり)にいつもHな話題でからかわれてて、アワアワしちゃうかわいいノリですが、いつの間にか心に葵が住んでいた…
ある依頼で葵が頭部に怪我をして、思わず告白してしまうノリ。無事恋人になりました。
さて、恋人になったはいいけど、葵が巨根なのでなかなか最後まで出来ないんだけど…というお話に続きます。
うーん、悪くないんだけど、あんまり細かい心理描写とかがなくて、ノンケのはずのノリが呆気なく葵に抱かれちゃうように見えてしまう感じでした。
「秘書室の秘密」
「社長室の秘密」
「二人のために」にも出てきた会社社長の宮迫紫が主人公。
紫はとんでもないゲイヤリチンで、気に入った社員をみんな秘書にして手をつけている。唯一関係してない秘書・宇佐美は、そんな社長にうんざり。だが社長が気になってしょうがなくて、遂にこの感情は「社長を屈服させたい、陵辱したい」ということだと自覚する…
黙っていられない宇佐美は社長に思った通りの事を告白するが、筋金入りの攻め・紫には全く歯が立たずヤられる、というお話。
ノンケの宇佐美が社長を攻めたい、という展開自体が何ともトンチキでございます。
「悪魔と革命」
高校教師同士。
熱血ノンケ体育教師x生徒を食いまくってる物理教師です。
物理教師は、実は自分が高校生の時に好きになった友人に酷いことを言われたトラウマがあって…
気持ちをわかってくれた体育教師に本気になりそうな展開です。
「二人のポジション」
リーマンもの。
デキる同期・赤城にライバル心むき出しの神尾。でも実力の差は歴然。その上赤城は神尾を補佐にしたいと言う。
下にしてバカにしたいんだろうと更に意固地になる神尾だが…
赤城は神尾が好きなのですね。それはわかるけど、対抗心メラメラだったはずの神尾がすぐオちちゃうのがBLの短編〜て感じで物足りないです。