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kaho no hana
作家さんの新作発表
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日輪さんの作品で、2番目に好きな『傾城秘話シリーズ』第2弾です。遊郭で逞しく生きる少年たちのお話です。
◎色子の珊瑚×幼馴染の下男・猫柳
珊瑚が好きだと自覚した猫柳。出張で3週間、珊瑚と離れることを寂しく思います。その猫柳がいない間に、珊瑚が武士たちに拉致されます。かわるがわる乱暴されて気力を無くす珊瑚。無事助かってもまた籠の鳥だし、このまま死んでも…と思った時に浮かんだ猫柳の泣き顔。もう泣かせたくないと脱走します。そして、助けに来た猫柳と、無事に再会できるのです。
珊瑚の凌辱シーンは、胸が痛かったです。でも、そのあと治療してもらったドクターの弟子になれたり、無事に猫柳とも結ばれたし、結果的には良かったのではないかと思えます。このドクターが、拉致した武士たちを成敗してカッコ良かったです。もちろん、やる時はやる猫柳も。珊瑚も、絡まれてる女の子を助けて男前でした。今後は、立派な医者になって、色子たちの味方になるんだろうと思える、素敵な旅立ちでした。
『籠の中で』と同じように、中国や中華風の作品を探していた時に知りました。
『一粒の希望』、『そのときまで』、『籠の華』
前作のメインカップルだった猫柳と珊瑚のお話です。
3週間、離れ離れになっている間、ハラハラ、ドキドキしましたが、
二人が無事に結ばれて良かったです。
幕間のページで「猫柳 桜貝を拾うの図」が とても良かったです。
珊瑚のために桜貝を探す猫柳がとても可愛いです。
『しみ』
絵師の墨水と、色子の白妙のお話です。
傾城秘話シリーズの中で一番 綺麗なお話だと思いました。
何度も泣きそうになりました。
傾城秘話シリーズの中で一番 好きなお話です。
あとがきのイラストが官能的で、思わずゾクゾクってなりました(汗)。
あとがきで「絵具まみれのエッチシーンを
描きたくて考えたはずなのに描いてみたら…」
と書いてありましたが、確かに本編では…。
だけど、あとがきで描いていただいて満足しています。
とても良いお話だったけど、短すぎるのが物足りないです。
短編でこれだけ濃密に内容が上手く凝縮されているのは
もちろん素晴らしいですが、もっと読みたいと思いました。
今回は「萌×2」と「神」で迷いました。
珊瑚と猫柳のお話は満足いく終わり方でしたが、
やはり『しみ』の作品がこれだけで終わるのが非常に惜しくて、
このレビューを書き終えた後は「萌×2」評価にしました。
しかし、『王と秘薬』のレビューを書き終えて評価を決める時、
『王と秘薬』を「萌×2」にするには物足りなさ過ぎて、
「神」にするなら、この作品も「神」にしないと
評価に釣り合いが取れないと思い、
最終的には「神」評価にしました。
いい!!
珊瑚と猫柳カップルの結ばれ方がすごくいい!!
猫柳が視察でしばらく離れている間に、珊瑚がならず者達に拉致&凌辱され続けるシーンはちょっと辛いですが…。
救い出された後、今年は一緒に桜が見られなかったと嘆く珊瑚に、お土産として桜貝を持ち帰った猫柳。
二人でその桜貝をニコニコと眺める場面が素敵です。
二人が結ばれる夜の描写も、百戦錬磨の色子と童貞という設定なのに、恥じらい怯える珊瑚と優しく抱きしめる猫柳。
素敵すぎるー!!
ずっと手元に置いておきたい作品です。
どうか二人には幸せになってもらいたいと願わずにはいられません。
どんな世界でも、やっぱり昔からよく知っている者同士の思い合う心って、強いんだな~。
このコミックスで猫柳と珊瑚は晴れて恋人同士になったわけですが、それ以前からすでに自分達が思っている以上に互いになくてはならない存在だったんですよね。
でも、相手との距離が近くなればなるほど、嫌われたくないという願望が強くなってきて。
自分が色子であることと、猫柳への気持ちとで思いつめる珊瑚の様子は本当に切なかったです・・・鼻の奥がツーンってきました。
1巻のお客さんにも若干鬼畜な方はいましたが、2巻はその上を行ってます。あとがきで、日輪先生自身も「やっちまったー!!!」とおっしゃっているくらいです。
でもきちんとハッピーエンドになるので是非読んでみてください!
「しみ」は絵師の墨水と色子の白妙のお話。
これはすっごい切ないです…この切なさは遊郭という舞台ならではなんだろうなぁ。
短いお話ですが、けっこう気に入ってます。