青の軌跡〈上〉

ao no kiseki

青の軌跡〈上〉
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神10
  • 萌×25
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
76
評価数
17
平均
4.5 / 5
神率
58.8%
著者
久能千明 

作家さんの新作発表
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イラスト
沖麻実也 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
シリーズ
青の軌跡
発売日
価格
¥855(税抜)  
ISBN
9784344802506

あらすじ

惑星探査船ジュール=ベルヌに乗り込んだ三四郎は最高のパートナーに出会うはずが、出会ったのは男でしかも月人だった! 人気シリーズの第1弾が、ショートストーリーを加えた新装版で登場。 カバー描き下ろし。(ill.沖麻実也)

表題作青の軌跡〈上〉

単純で直情型な傭兵・武官
プライド高く類稀な美貌のルナン・文官

レビュー投稿数4

上下巻の感想です。

ネタバレなしです
内容は難しいのでそこは省略(笑)
まずこれを読んで思ったことはBL要素よりファンタジー要素の
方が強いと感じました。
大基盤にファンタジーの設定があってそこにじわりじわりとBL感が
漂う感じ。
攻めの性格の書きようが面白いですね
何度かぷっと吹き出しましたw
受け様は美人真面目受けの王道パターンです
2人の萌え要素が気になって・・というよりSF的な展開が気になり読み
進めていきました。
一般小説でもいけるんじゃないでしょうかって思っちゃいましたが
(いやダメか)
ちょっと自分の中の評価の位置づけが難しく「萌え」作品にはあたらず
一般小説的に神レベルだと思いこうします
名作は何年たっても名作ですね!

2

BLというよりは完全なSF、キャラクターの魅力が秀逸!

ドラマCDから入りました。
いやぁ~面白いですよ「青の軌跡」。SFが苦手な人もそうでない人も楽しめます。
なによりも、このシリーズ、一人一人のキャラがクセもあり魅力もありで、近年のBLではなかなかお目にかかれない個性を感じます。
その幕開けがコレなんですが、この段階では三四郎とカイはお互い喧嘩ばかり、
歩み寄るもなにもないほどです。ですから、これはせめて上・下まとめて読んでいただきたい。
しかし、どちらも過去にはいろいろありそうな匂いがプンプンとしていて、まずはそれに興味を惹かれる。
これだけの長編を飽きさせることなく読ませる久能先生の力量には感嘆します。
BLを読む人すべてに一度は手に取ってほしい名作の一つです。
ドラマCDもリメイクか再発が欲しいところです。

5

スペースファンタジー開幕☆

その昔、桜桃書房から出ていた頃に集めていたのですが、何を血迷ったのかヲタ卒するんだ!と全て処分してしまって軽く自己嫌悪に陥っていた私。
買い直せばいいだけの話なのですが、次から次へと新しく欲しい本は出てくるしで後回しにしていたら、友人が集めてくれましたvv(←ちょっと唆してみた)

舞台は未来の航宙船の中。
3年という長い期間を1年単位で2組のバディと呼ばれるペアで1年ずつ交代で運航する。
バディとはコンピュータにより一番相性抜群と言われる武官と文官のこと。
武官は主に肉体労働を、文官は頭脳労働を要するのだが、その相性は仕事面だけでなく身体面でもバッチリ。
ある種の期待を抱いてコールドスリープから目覚めた三四郎だが、肝心のバディが男で…。

今回はシリーズ第1弾の上巻。
というわけで物語はまだまだこれから。
野性味があってどこか本能で動いているようなところさえある型破りな三四郎。
それとは逆に冷静沈着というか窒息しそうなほどのストイックさえ身を包んでいるように見えるカイ。
カイは快楽主義者とも呼ばれる月人(ルナン)でエムパスという感応能力を持つ。
けれど、それをどこか嫌っているようなところがあって。
周りの自分に向けられる好奇の目を煩わしく思っている。
三四郎はそんなこと気にしない唯一の人間のようで、カイとは反発しあいながらも毎日口喧嘩のようなやりとりを繰り返しながらコミュニケーションをとろうとはかる。

最初はお互いに「気に食わない奴」というような印象が強かったみたいだけど、だんだんと興味を持ってきてるように感じられました。
それはホントに単純な「興味」でしかないのかもしれないけれども。
お互いに身体的なバディとしては全く現時点では認めていないし認める気もないようだけれど、「興味」を持った時点でほかとは「区別」して「意識」し始めているのは確か。
なんとなくそういう「意識」は三四郎よりもカイの方がしているように感じられます。
自分が月人であることにいろいろ思うところがあるからでしょうか。
これから2人がどんなふうに変わっていくのか楽しみです。
クレイグとカイの過去も気になるゾ!

「それさえもおそらくは平穏な日々」
これは新装版での書き下ろし。
というわけで初読み。
バディは三四郎とカイのほかに、サンドラとロードの合わせて4人。
カイを除く3人で酒宴を催して…というお話。
この時のカイがなんだかかわいく見えるのですが。
いや、実際はとても怒っているのですが。
三四郎の小細工で腰が立たなくなるほどアルコールを盛られたカイ。
そんな彼が座り込んで、それでも上半身だけを画像に映るようにして三四郎に怒りの通信を送っている図。
…かわいい。

3

新装版

本編の感想は旧版のほうで書きましたので新装版で変わったところについて・・・。
まず、カバーを沖さんが書き直したそうです。
あ~美しい♪
そして、旧版?には掲載されていない「それさえもおそらくは平穏な日々」
三四郎がいたずらする話ですね。
アルコールに関わるいたずらは、ロードとサンドラには歓迎されましたが・・・カイには(笑)
だいたい、三四郎はアルコールにあまり強くないはずなんです。
カイの方がずっと強い(笑)たぶん、それが悔しくていたずらを仕掛けたのでしょうね。
足腰立たなくなったカイに呼び出された三四郎の運命を想像すると楽しくて仕方がない♪

1

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