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作家さんの新作発表
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売れっ子恋愛小説家と高校生の勘違いから始まったラブストーリーの、『その腕シリーズ』弟カップル版の第二弾です。
今回は、海外にいた兄が帰国して、恵の環境が変化します。
それに伴って、不安になったり、嫉妬したりと、初めての感情に戸惑いながらいろいろ成長してる恵が良かったです。ただ、恵が危ない場面もあってハラハラするけど、隼人がカッコ良く助けに来るので問題なしです。
一方の隼人は、普段は恵が大好きなのが伝わってくるんだけど、執筆に夢中になるとおかしくなるのが惜しいですね。
でも、恵の方が気付いて歩み寄ったし、お似合いのカップルになってきたな~と思います。
好きだからこそ欲張りになる、そんなもどかしさが伝わってくる内容です。
売れっ子小説家・佐原隼人の恋人となった高校生・山田恵。
隼人と恵は、恵が一人暮らしをする家で一緒に生活していたのだが、恵を溺愛する恵の兄・望が海外出張から帰国してきたことで状況が変わる。
学生時代からの気安さで、隼人と親しく話す望に嫉妬した恵は、兄が止めるのも聞かず、隼人の家に行き、隼人と一緒に生活する事を選択する。
けれど、一緒に暮らしていても隼人は仕事に夢中になってしまいなかなか隼人は恵に構ってくれない。
それどころか、心ここにあらずの状態で、体を繋げられてしまい、恵は寂しい気持ちだけを抱えることになる。
そんな最中、気晴らしにと出かけて行った先で、恵の美貌に目をつけた有名プロデューサー・百瀬から芸能界に誘われる。
興味がない、と断った望だったが、騙されるようにして撮影に連れて行かれ、強引に食事に付き合わされた挙句、車の中でムリヤリ押し倒されて……?
という話でした。
まぁ、結局のところ「嫉妬」という感情をもてあました恵がその感情を上手く処理できなくて困る話……だったのかな?
まぁ、隼人も気付いていて放っておいたところがあるので同罪だと思いますが……。
嫉妬って難しいですよね。
しかもまだ恵はわかいから、何でもないってわかっていても自分の兄にだって嫉妬するし。
ましてやそのせいで構ってもらえないんだって思ったらついつい小説っていう無機物にまで嫉妬しちゃう……。
まぁ、それはそれで好かれてる側からしたら可愛いんだと思うんだけど、嫉妬してる本人にしたらたまらないよねー……。
結局どうやって恵がその嫉妬と折り合いを付けたのかは、読んでもらうとして。
何となく恵は恵で隼人の情けない部分にも気が付けて、それで落ち着いた分もあるのかなー……と思ったら、ちょっとだけ恵が大人になったのかな? って思います。
メインテーマが「嫉妬」なお話でした。