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the seishun
猫田さんの作品の中で、多分いちばん好きです。
新家は全てにおいて適当な高校生。
恋もバイトも全て適当。
そんな新家が、同級生の遊び人、当子とバイト先の店長が付き合いだしたと聞いて、店長を襲ってしまう。
それからもそんなことを続けてしまう。
冴えない野郎なのに。
何故か気になる…。
みたいな感じでした。
切ない。
冷めていて、自分の気持ちに気付かない新家と、「大丈夫」と自分に言い聞かせている優しい店長…!
新家が「当子にもこんなことしてもらった?」って言うシーンがあるのですが、その時の店長の表情、言ってる新家の心境を考えると切なかったです。
他にも
「胸につけてるマークは猥褻」
がかなりツボでした!
設定からインパクトあります。
だって、小学生×教師だなんて!
ときめかない訳がないです!(笑)
なんというか…なにかが開花した作品でした。
ぶっちゃけここからショタ攻め好きになりました。
とても良かったです!
切ない・切ない・ギャグ・切ない・切ない・ギャグ(?)・ギャグ・切ない
と、とてもバランスが良かったです!
猫田さんが好きな方はこの作品、ものすごくオススメです。
是非!
8つの短編集。
初期の猫田さんらしいテンポ、セリフ回し、アクロバティックなポーズがいよいよ極まりつつあるようなこの一冊。
それらがぐいっぐい迫ってくるし、ろくでなし男も大勢登場するので、ちょっ…ちょっと待って!と言いたくなるような、目が回るような感じ。
でもその勢いに振り落とされないように読むと、キャラの悲しみや切なさといったものがきゅっと描かれていることに気づきます。
【ザ・青春】冴えない店長が自分の気持ちをひた隠しにして「オレは平気 平気なんだ」と努めて明るく振る舞う様子、
【赤は興奮する】二人があるものに気づいた時の雰囲気が好きです。
あ、一つショタ攻めがあるのでご注意を。(【胸につけてるマークは猥褻】)
全体的にやいのやいのしている作品が多いのですが、一つ打って変わって静けさに満ちた作品【道は灯】これがとても好き。8Pの超短編。
姉が亡くなって7年。義兄と3年ぶりに一緒にお墓まいりに行く様子を描いています。
久しぶりに会った義兄を見て年月の流れを感じたり、この関係について考えたり…とモノローグが秀逸なのと、和装キャラ、黒白が効いた切り絵のような背景といった猫田さんらしい絵を堪能できる作品です。
私も猫田さんの作品集の中でこれが1番好きです
猫田さんの描く、
飄々として線が細くてキレイで、儚げで
この世の苦しみとか笑って流しそうな、強くて
冷めてるのに熱い攻めが大好きなんです
一つもハズレが無かった!
「青春」このキーワード、大好き