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usotsuki
シリアス系あり、ギャグ系ありの、いろいろなティストが詰まった短編集です。表題作は、孤独な少年とアンドロイドの、切ない恋の話です。
アンドロイド相手だけど、ずっと一緒にいて好きになっていた幸也。抱き合う行為が空しくて、嘘でもいいから好きだと言ってほしいと伝えても、「器械だから分かりません」と言われるだけ。
でも、家が火事になった時に、自分の体が溶けても構わずに幸也を助けます。
そして、体が溶けた後に、必死で探したAIチップ。
そこに記憶されていたものに、感動します。
その後の、感情が表面化したアンドロイドの、口説き文句が器械っぽくておかしいです。
他の短編でも、笑えたり、切なくてキュンときたり、1冊で楽しめて好きです。
幼い頃の幸也は、仕事中毒の父親と遊び歩いている母親のせいでいつも独りだった。
だが、そんな幸也に人間型のロボットを父親が買ってくれた。
感情の持たないロボットのケイはSEX機能がついていた。
ケイを愛している幸也はケイに抱いてもらっていた…。
ケイに「僕を愛してる?」と聞いても「機械だからわかりません」と言われ、淋しくおもう幸也。
機械だけど幸也は彼を愛してる。
でも家が家事になり火が燃え盛っている中を飛び込み、幸也を助けに行ったケイは感情のないロボットではなく、ちゃんと感情をもったロボットでした。
ケイが燃えてしまっても、焼け跡からケイを必死で探す幸也の姿は切なかった。
(´;ω;`)
ちゃんとハッピーエンドです。
(*´∀`*)
『最後に、君だけを。』
天然の受け子ちゃんに、幼いころから彼の世話ばかりしてきた攻めサマ。
受け子ちゃんは本当は攻めサマがずっと好きだったのに、攻めサマには言えず、ずっと攻めサマ似の男と付き合ってきました。
正直、何だぁそれ?と思った。
天然の受け子ちゃんは好きだが、この主人公は全く好きになれなかった。
(-_-)
『LOVE LETTER』
東京の街で遊びまくって高校もめったに行かず家に帰らなかった受けサマが、父親から田舎の高校へと転入させられる。
学校への初登校時、今時こんな高校生いないだろってくらい時代錯誤な、ボロボロの学生帽をかぶり、ゲタを履き長ランを着た不良の攻めサマに出会う。
そんな攻めサマに口説かれる受けサマはドン引きしてます。
Σ(゚Д゚|||)
『恋のRUNデブー』
部長(攻め)と部下(受け)のお話。
部長は美しい部下を愛しており、二人はラブラブのバカップル。
海外研修に同行する事になった部長を泣く泣く見送った部下。
3ヶ月後、愛する美しい部下が待つ日本へ戻った部長。
だが美しかった愛する部下は、思いっきりデブになっていた…。
確かに部下は美しかったが、まん丸太った部下も可愛かったぞ。
『恋の束縛』
仕事の出来るカッコいい専務(攻め)にあこがれ毎日残業をし、仕事に励む部下。
会社の情報が漏れている事を知った専務は、誤解から受けサマを疑い、彼を強引に抱いてしまう。
あこがれていた専務に疑われ悲しむ受けサマ。
結局犯人も見つかり二人は恋人に…?
『真夜中の雨』
天才脳外科医と呼ばれていい気になっていた攻めサマだが、恋人が脳腫瘍になり、彼が執刀したのだが、初歩的なミスで失敗してしまった。
彼女は雨の降る夜に亡くなった。
それ以来、手が震え手術が出来なくなってしまった攻めサマ。
そんな攻めサマの前に、どうしても攻めサマに手術をして欲しいと頼む受け子ちゃんが現れる。
明るく素直な受け子ちゃんに惹かれていく攻めサマ。
でも受け子ちゃん本人が、病気で手術をして欲しい人だったのだ。
この本の中で一番好きです。
だって健気で可愛いから。
(*´∀`*)
色んなお話の詰まった1冊です。
バラエティ豊かな短編集でした。
基本的に王道で、CJ Michalskiさんの得意分野(ショタ、ギャグ、アホアホ、天然、可愛い受けなどなど)を網羅した一冊になってるかなァと思いました。
表題作『ウソツキ』は、アンドロイドと人間の恋のお話ですね。
アンドロイドとの恋愛話はいろんな作家さんが描いててたくさん読みましたが、王道すぎてちょっとパンチ力に欠けるかな~と思いました。
CJ Michalskiさんは王道を描くのが非常に上手い作家さんですが、題材によるのかも。その他の作品はすごく面白かったから、よけいにそう思いました。
ただ、ギャグは最高に好き。美形受けをデブ受けに変身させた『恋のRUNデブー』の一連の流れなんて、腹よじれました。最後に痩せたのがすごく残念w
全部で6つの短編と表題作の描き下ろしが収録されています。
その中の「恋の束縛」に「前よりも誰よりも」の主人公が脇役で登場するのですが、「前よりも~」を読んでなくても全く支障はないと思います。
今回はシリアスで切ない中にもコミカルな所も散りばめられていた作品集でした。
中でも表題作と「真夜中の雨」が個人的にはとても好み。この2作品は思わず涙してしまいました。
表題作はSF設定なんですが、ロボットというのがねぇ…切ないですねぇ…こういう設定は大好物です。
「LOVE LETTER」は時代錯誤な攻め様が登場するのですが、そこが面白くて笑いました。
懐かしい香りがする作品ですが、真面目にギャグしてるのが楽しい作品でした。
短編集です、幼馴染成長モノから、学生モノ、リーマンモノ、etc、ギャグからシリアスまで幅広く網羅してて楽しめます。
表題作はロボット相手のヒューマンモノ。
インパクト的には「LOVE LETTER」で田舎の学校に通う事になった主人公が出逢う、いつの漫画キャラやねーん!!!とツッコミ入れたくなる様なバンカラ番長が素敵。
そしてブサ受スキーのハートにズッキュンきたのは「 恋のRUNデブー」
美青年の恋人が出張から帰ってきたら、食べ過ぎで太ってしまっていたって話なんですが、このおデブちゃんになった受が可愛い~~!自分的にはいっそ痩せないでこのままでもいいのにーとか思っちゃいました。
どの話も平均点はしっかりクリアしていて楽しめる一冊。
大好きなCJ先生の作品なのでレビュー。
CJ先生の健気受けは、私の萌ツボだったりしますが。
ウソツキは近年の作品と比べると、かなり健気が弱い。
でも同時掲載の「恋のRUNデブー」は面白かった。
こういう、ニコニコできるお話は好きです。
アメリカのラブコメ映画のような雰囲気ですかね。
全体的に時代を感じるほど新鮮さに欠けるお話が多くて萌えなかった。
私の中では、しゅみじゃないほうだけど
深く考えないで、コミカルなお話が読みたいときにおすすめです。