カンパリ・サイダー

ノスタルジックな甘甘ギャグ　初心者さん向け

最近お見かけしない小鳥衿くろ先生。
白っぽいさっぱりした絵柄
登場人物たくさんの学園もの
ギャグ味の付いた、せつなくかわいいストーリー
と、好きなポイントがたくさん。

この本は、全寮制私立高校に入学してきた露原君が、すっごい美人の２年生・宮苗真琴に、いきなり
「良かったらつきあわない？」
と、おつきあいを申し込まれるところから始まります。
こんなにきれいな人が、何で僕に？
中学からの持ち上がり組の委員長に、彼は『ブラック９』のメンバーだから近づかない方がいいと忠告され、部屋に断りを言いに行くのですが、お人好しの露原君はそのまま説得されておつきあいを始めることになります。

この後、マコトのファンクラブの子にいじめられたり、ブラック９、生徒会のメンバーなどもからみ、学園物ならではのクロス・ラブが展開します。

ほとんど、古典ともいえる、基本的な学園物ラブコメディ
ちょっと癖がありますが、嫌みのないあっさりとした絵柄とストーリーなので、初心者さんにもお勧め。
そして、いつの間にか（いろいろな）濃度が高くなってしまったＤＥＥＰな上級者さんにも、心のリフレッシュのためにお勧めです。