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yuritoyura
作家さんの新作発表
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表題作の2人のシリーズで単行本の約5分の4、残りの5分の1位に短編の「逢瀬ヶ浜」が収録されています。
由里と由良は赤ん坊の頃に捨てられ、教会のロニーに拾われて兄弟として一緒に育ってきた17才の高校生。
2人の下にも同じようにロニーの元で育てられた小さな兄弟姉妹たちがいて、みんな仲良く生活しています。
頭が良くて勉強が出来る由里と、勉強は余り出来ませんがボクシングでは将来有望な由良。
由里はこれからも由良とずっと一緒にいたいと思っているのですが、アメリカからやってきた元ボクサーのジーノが由良のを見て、すぐにアメリカに連れていきたいと言い出し、由良もついて行くことにするのですが…。
いつもの櫻井さんのはっちゃけたギャグの雰囲気はありません。
あくまで真面目な雰囲気でお話は進んいくのですが、終盤の派手なアクションでやっぱりちょっと笑ってしまいました(感動的なシーンのはずなんですが)…笑。
若い2人がゆっくり愛を育んでいく描写が良かったですね。
実はロニーとジーノは昔からの知り合いで、ジーノはロニーに想いを寄せているのですが、この2人のお話も読んでみたいです。
短編も幼馴染のお話です。
一度は島を出て、就職先で結婚相手を見つけたユウジが、学生時代に関係のあったレンへの気持ちを吹っ切るために島に戻ってくるというお話。
浜に伝わる言い伝えの逢瀬貝の逸話を絡めて少し切ないお話になってます。