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「見つけた、俺の猫ちゃん」 自由奔放な溺愛主人×元ひきこもり青年
mikadukikottouhinten no kanbanneko
身長差のある二人って好きなんですが、パッツン髪で20歳の三森(みもり)の外見が幼いです。
チビ絵で描かれるともう可愛すぎてキュンキュンしました。
ムッと怒った顔をしても、とにかくカワイイです。
三森は、とある理由で父からは愛されませんでしたが兄弟仲は良く、
引きこもりだけど素直な青年です。
母と兄、弟、三森の4人で暮らしています。
三森が出会う月宮は、愁いを帯びた謎めいた大人です。
蚤の市での出会いは自然でありながら運命的ですが、出会ってすぐの出来事が少々突飛なので、
その部分だけお話から浮いてしまっています。
月宮は三森のことを一目で気に入り、「猫ちゃん」と呼んで可愛がります。
骨董好きの共通点と月宮の不思議な強引さで、骨董品店の住み込みの店番になった三森は、
引きこもりだった生活から飛び出します。
月宮も、三森の心根の優しさに触れて変化していきます。
そんな時、没交流だった月宮の兄が三森に興味を示して骨董店へ突然現れます。
月宮が兄との確執に改めて向き合う中で三森と寄り添うようになっていくので、
ラブ要素がやや少ないところは残念です。
でも、三森は月宮といることで強くしっかりしてくるので頼もしいです。
二人がお互いに出会えてよかったねと思ったお話でした。
ある理由からひきこもりになってしまった三森。
骨董好きを奮い立たせて、蚤の市へ行くために数年ぶりにひとりで外出をすることに。
そこで出会った三日月骨董店店主の月宮に気に入られ、店の看板猫になって欲しいと強引に迫られて…
月宮と三森の兄弟間の関係の違いからそれをきっかけとしてふたりの距離が縮まったりするところや、三森の一歩踏み出した勇気や、月宮の仕事の内容、三森が傷ついた月宮を守ろうとしたり…と、胸に沁みるいいシーンはあったのですが、いろいろと引っかかった点もあり。
ひきこもりをしていたのに何故か朝はファストフードという三森…、あんなに心配してくれていたお母さんのご飯は…?と、細かなところですがちょっと気になってしまったり、あの三森に効いてしまう媚薬のようなお香の謎も明かされぬままで、お話しの肝でもあるであろう三森のオッドアイと何か関係があるのかと思いましたが特に無く…。
優しい絵と大筋の雰囲気は素敵でしたが、月宮兄の妨害だったり、月宮と三森の関係がやや曖昧なまま終わってしまったので少し物足りなく感じてしまいました。