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期待しないって決めたのに、彼の不器用な優しさに甘えたくなる――
tomatomato
作者さんの初コミックスだそうです。
表紙の絵が濃ゆくて思わず引いちゃいましたけど怖いもの見たさで購入。
中は個性的だけど表紙ほど濃ゆくなくてわりと綺麗でした。
肝心のお話だけど丸々一冊表題作でとっても満足!
広島が舞台だそうですが、作者さんもお住まいらしいからか主人公の真人以外のキャラクターたちがすごい。方言だらけ!(当たり前か^^;;)
攻の農家がガテン系なのもあって雰囲気にぴったりというかんじでした。
読み始めはほのぼのしていますけどちょっとシリアスな展開もあってぐいぐい引き込まれます。
随所で胸きゅんポイントが散りばめられているのも萌え。
真人が冒頭で売春?みたいなことしているわりに 主人公のふたりとも照れ屋でウブなところがとてもいいです!
脇役たちもさりげなく活躍していたのもよかった。真人の元彼。。。クズでいいですね~(笑)
今後が楽しみな作家さんです。
広島弁最高に萌えますね!
東京で恋に傷ついた教師・マト(真人)が赴任先の広島で出会ったのはトマト農家の土間だった。
子どもたちと農業を通して仲を深めるマトと土間だったか、講習先の東京でマトの元カレ・木更津と再会し…
そもそも元カレと言っても、木更津とマトはただの飲み友達のようなもので、ホテルまで行ったが木更津に萎えられて傷つけられてしまった。
それなのに、再会後の木更津の執着は何だ?
身体目当てらしいけどね…とにかく、木更津が隙なくクズでした。
対して、土間はとても優しくて誠実で素敵でした。
そりゃ、マトも惹かれますわ。
土間も一生懸命なマトに惹かれており、少し遠回りしたものの2人は結ばれます。
土間の広島弁が雰囲気出していたし、作ったトマトが美味しそうで食べたくなりました。
屋台のトマト飴食べてみたかったなー