Dear+ 2017年9月号（雑誌著者等複数）

よく見るとエロい表紙(笑)

木下けい子先生の読み切りシリーズ目当てで購入しました。
印象に残った作品の感想を掲載順に少しだけ。

■木下けい子『カンチガイラバー』
想いを寄せる部下の佐伯君のため、あこがれの頼れる上司として ついつい厳しく指導をしては自己嫌悪に陥っている白鳥さん。
しかも佐伯君には入社以来、とあるアダ名がついていた・・・『勘違い製造機』
「またひとりやられた」「マジすげぇなアイツ」、紳士的な性格と王子様的なルックスで老若男女をたぶらかす…罪な男。

今回は白鳥さん、酔っぱらうの巻です。飲みすぎてヨロヨロ歩いているところへ勘違い製造機が作動します(笑)
佐伯君、君の無自覚に惑わされて白鳥さんはもう大変なコトになってますよ。
勘違いじゃなくなる日が早く来て欲しいけど、このままの関係の二人をまだ見守っていたい気もするなぁ。


■阿部あかね『月と太陽』
既刊「花にくちづけ」「花といっくん」のスピンオフ作品。花の“師匠”と 花の幼馴染みでヤクザの親分の息子・将大のお話。

一分の隙もない程美人で圧倒的なオーラを放つ師匠の全てに くぎ付けです。
百戦錬磨・海千山千、そんな言葉が浮かんでくる師匠に比べ将大の小物感といったら・・・
そんなこんなで、中途半端なワルさをする将大にお仕置きしているうちに、師匠の中の“雄”に火がついたーーっっ
どうする？どうなる！！？ 将大～～


■間宮法子『二川くんのすれ違いウィークエンド』
既刊「二川くんは恋したい！」の読み切り番外編です。
アホ可愛い二川くんとイケメン隅くんはマジラブ大学生カップル。隅くんの提案でプチ同棲生活を始めています。
朝、まだ寝ている隅くんに乗っかって、エッチして、いってきますのチューをして、アパートの隣人の「朝から(二川くんの喘ぎ声が)うるせーよ！」の苦情も耳に入っていない二人。
そんな彼らに、二川くんの姉・頼子という壁が立ちはだかって・・・という今回のお話。

良いことも悪いことも、何でも素直に声に出してしまう二川くん、粘着質で一回不安にさせたらメンドクサイ隅くん、この辺のブレなさ加減が やっぱり良い！それに見当違いなお世話焼きの頼子がプラスされ、ドタバタが倍増されています。

終始テンション高めですが、お互いが「二人一緒の幸せな将来」という同じ場所へ向かって進んでいるのが良く分かる微笑ましいストーリーでした。
引き続き次号も二川くんと隅くんの読み切りが掲載されるようで楽しみです。