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おまえ、こんなことするなんて 下心大ありだろ!?
present shoukougun
攻め視点2編
作者さんの既刊のオメガバース作品、『運命のキスはおあずけ』がとても良かったので、1冊だけ出ていた他の本も…と思って購入してみました。
でも『運命の〜』みたいなきゅんも、ドラマティックさもなく、正直期待したほどではなかったです。
中編が2作品入っていました。
表題作『プレゼント症候群』。
ストーカーに付け狙われている社会人の攻め。ある日、それが高校時代の同級生(受け)だということを知る。受けは、攻めのことが好きだったと言い、高級なプレゼントを贈ってくるが…。
色々理由は書かれていましたが、高校を卒業してから何年も経って、急に付きまとったり、100万以上する腕時計を贈ったりする受けがいまいち理解できませんでした。そして、高い贈り物をしすぎて所持金がなくなり、生活できなくて攻めの家に厄介になるに至っては、同居のための散財だったような気がして打算的なものを感じてしまった。
タイトルからして貢ぎ癖みたいなのを描きたかったのかなと思いますが、高校時代に貢いでたならともかく、数年後に再会してなのが納得いかなかったです。
よくわからない展開で萌えられず、エッチもなくて楽しみどころがなかった。（描き下ろしのおまけマンガにはわずかにエロがありました）
『無自覚シュガーラブ』
サラリーマン同士の話です。攻めの教育係に任命されたのが、ちっこくて課のマスコット的な存在の受けだった、というもの。
可愛らしいお話で、絵も表題作より段違いに綺麗になっていて良かったのですが、受けに他に想い人がいる設定が個人的にはやや萌えられませんでした。その相手も、受けとイチャついて攻めをイライラさせるくせに、彼女持ちで恋愛上は絡んでこないというどっちつかずなキャラで、完全三角関係に振り切っていた方が面白かった気はします。
あと、攻めはなかなかいいのですが、受けがどうも好きになれないキャラでした。想い人に食べさせるための手作りお菓子を攻めに味見させるとか、攻めに告白された途端に想い人のことが丸っきりどうでもよくなっちゃう鮮やかな乗り換えっぷりとか。
でも表題作よりはストーリーもしっかりしていて、楽しめました。
評価はこちらが萌、表題作が中立くらいです。
同時収録作品を読んで欲しい。
2作収録されています。
表題作: 中立
同時収録作品: 萌2
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表題作「プレゼント症候群」
こちらは、高校生の頃の同級生をストーカーした挙句150万ほどもする時計をプレゼントとして買い、その結果住むところも仕事も失った、生活力ゼロの受けが攻めの家に転がりこんで来ます。
当初、攻めは一切の恋愛感情がなく、自分が手放せば野垂れ死ぬ不安から世話を焼きます。
なんだかんだくっつきますが、受けの思考回路がよく分からないし、正直なんで両思いになったのかもよく分からないです...
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同時収録作品「無自覚シュガーラブ」
個人的にはこちらはすごく好みで、こちらを表題作にすればよかったのに！と本気で思います。
星野(受)がカップルのようなじゃれ合いをする同期に恋をしていることに城山(攻)は気づいてしまいます。さらに、その同期には彼女がおり、「不毛な恋」をしていることもわかってしまいます。
泣きたい気持ちをガマンして明るく振る舞う星野(受)から城山(攻)はどんどんと目が離せなくなっていきます。
リーマン同士の恋。受けが一途で健気で本当に可愛くて...！純粋な2人にきゅんきゅんが止まりませんでした！
ただ...えっちが、入りだけで.....スキップされちゃうのが！本当に！もったいない！読みたかったああ...しぬほど悔しいです......
