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ちょっとおれの指 舐めてくれない?
okinimesumama oosenomama
『本当は好きなのに』がとても良かったのでこちらの作品も読ませてもらいました。今までに主従関係のお話を何作か読んだことがあるのですがその中で1番面白いなと思いました。
弟キャラの光貴がとってもかわいかったです。普段は元気いっぱいなのにHの時は色っぽくてギャップにやられました♡
崇臣は基本クールなのですが、光貴の前では制御不能な感じがきゅんきゅんしました。
光貴の友人の丹羽くんは一見チャラいだけの人に見えますが、しっかりと優男だったので安心しました^^丹羽くんにも是非幸せになってほしいです。
樹要さんの久方ぶりのオリジナル新作です。
最近は原作ものが続いていて、そちらも楽しませて頂いていましたが、樹さんの趣味全開なお話もそろそろ読みたいなーと思っていました。
今作は主従ラブ。名家の次男である光貴に、同い年の崇臣が従者として付き従っているのは、木登りや雪遊びをするような幼い頃から。この二人の出会ったときの話や交流を深めていく様子が、実は一番お気に入りで印象に残っています。
樹さんは私にショタ属性を付与してくださった方なので、樹さんの描かれる幼い男の子が好きなのです。最近、私自身はショタから離れていたのですが、樹さんの描かれるショタには反応せざるを得なかった……。二人とも可愛い!見た目だけじゃなく、内面や二人の遣り取りが!
真っ直ぐに純粋に育った光貴の優しさや思い遣りに触れて、体(てい)のいい厄介払いに従者として家(おそらく実家ではない)を出された崇臣は救われたのだと思います。蝉の抜け殻がたくさん入った綺麗な箱を光貴からプレゼントされたときの崇臣の笑顔。彼の心が温かくなったことが伝わってくる素敵な笑顔でした。
そんな光貴自身も、従者が次々に変わることに傷付いていたのだと思います。3人目の従者として崇臣と出会い、やっと一緒に過ごす相手を得て、崇臣から温もりをもらった。
ああ、もう、この頃の二人が可愛すぎる!
そのまま真っ直ぐ育ち、高校生になった光貴。従者の崇臣も変わらずお世話を続けているけれど、最近気になるのは光貴の言葉遣いが悪くなったこと。元凶は同級生の丹羽。光貴は丹羽から提供される「気持ちいいこと情報」に興味津々で、とうとう崇臣に「俺の指を舐めて」とお願いしてしまいます。
光貴が真っ直ぐで純粋で無邪気で、崇臣への想いに気付かないんじゃ、と心配していたら案の定。一方の崇臣は、光貴の指を舐め、フェラまでしてしまったことで、自分を抑えられなくなることに恐怖します。そして、光貴に何かとちょっかいをかける丹羽の存在。
光貴は真っ直ぐで可愛いけれど、真っ直ぐ過ぎてちょっと抜けてる。
崇臣は真面目でかっこいいけれど、生真面目過ぎてちょっと不器用。
それぞれに魅力的です。
丹羽は明るくてチャラくて真意がどこにあるのか不安になったこともありますが、何となくこうだったらいいなぁと希望していた通りの子で安心しました。
そして、何気に私の関心を奪ってくれたのが、光貴の兄・有貴とその従者・律。
お名前は度々登場するのに、結局一度しか出てこなかった有貴様。気になります。
律は、これぞ樹さんが描くキャラ、という感じで好きです。
全体的に絵(特にキャラ)の描き方が少し変わったのかなーと感じました。3DCG(で合ってるはず。詳しくないので間違っていたらすみません)のモデリング等もなさってらっしゃるので、それを参考に描いているような印象を受けました。モデリングができることも、それを画面に再現することができるのもすごい。それに、多少変わったと言っても、樹さん独特の良さや魅力は失われることなく。やはり、樹さんの描かれる絵が好きです!
光貴と崇臣のお互いに対する思い遣りに心が温かくなります。擦れ違ってしまうことがあっても、常に相手のことを考えていることが伝わってくるので、もどかしくもなります。丹羽が焦れったくなってアシストしてしまう気持ちがわかる(笑)
次回作はそんな丹羽が主役とのこと。楽しみです。
同い年の従者×お坊ちゃまラブ。
純粋培養天然お坊ちゃまの光貴は、同級生から聞いたフェラの話に興味津々。興味本位から従者の崇臣に指を舐めてほしいとおねだりし、その流れで崇臣に口でいたされてしまいます。その時の気持ちよさが忘れられない光貴ですが、天然なので、この時点では、自分の気持ちにも崇臣の自分に対する気持ちにも気付いてません。一方の崇臣は、光貴への秘めた思いを抑えられなくなり、光貴と距離を置こうとします。
従者とお坊ちゃまですが、どちらかというと光貴の方が崇臣の手中にあり、身分差というものはあまり感じません。光貴はいい意味でのびのび育っており、崇臣もそんな光貴とずっと一緒にいたせいか、施設育ちや従者という立場への卑屈さは全く感じませんでした。どちらのキャラも好感が持てます。
高校生らしく初々しいボーイズラブのお話でした。
やっぱり主従ものっていいですね!
従者×主人という関係性が大好きです。実は先に悦司の方を読んでいて、この二人のカップリングが気になってました!
この頃から悦司は光貴にちょっかいかけてたんですね笑
たしかに悦司のちょっかいの出し方は崇臣が怒る理由もわかりました。二つを読み比べながら読むと、悦司が光貴と崇臣を応援?したくなる理由がわかります。
やはり、主従関係は最高ですね。好きなのに、伝えられないというもどかしい関係がいいです。特に主従関係だと、友達関係より好きと伝えにくい(と私が勝手に思ってます)ので、その関係性が好きです。
「良い方だよ。真っ直ぐにお育ちになられた。」
おそらく現代なのだが。四宮家においては兄弟それぞれに同い年の従者が付いておるのでありました…
お顔を拝見していないのですが、四宮家、ご長男おそらく跡取りであらせられる、有貴様と従者、律のストーリーが気になります。(絶対どうかなってる筈!という下衆の勘繰り。)
光貴様はお姉さま、お兄さまと律、従者の崇臣にそれはそれは大切にされてお育ちになりました。
これは天然系・純潔お坊ちゃまに想いを剥き出しに遂げるまで。の従者のラブストーリーです。
あっまあまです。
2人の出逢いなんですが、新しく世話係として四宮家に連れて来られた崇臣を歓迎して、幼い光貴さまは箱いっぱいの蝉の抜け殻を贈ります。
ビックリした崇臣は咄嗟に使用人に対する嫌がらせだと思うのですが、光貴さまの子供らしい真心に触れて、おそらくこの時にいっぺんに恋に落ちてしまうのです。私はこのシーンが一番好きです♡
可愛すぎる。
庶民のご学友が下世話なちょっかいをかけるのにイライラしたり、何も知らない光貴さまのおねだりに負けて、ついついエッチぃ事を致してしまう崇臣も可愛いっちゃ可愛いんですが。
幼い光貴さまの笑顔には敵いません♡
四宮家がどういう家なのだか分かりかねますが、それも含めてちょっとした時代錯誤感がファンタジーにも思えてくる不思議な感覚になるラブストーリーです。