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rinki ouhen
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
長年愛読のシリーズ待望の新刊ですが、ちょっと番外的な尚人が勉強の成果をみせて初バイトする話。
篠宮家のスキャンダル元凶・父と忘れられてしまった不倫相手が亡くなり大きく動いたストーリィですが、不穏な従弟の存在や、沙也加のモデル事務所入りと雅紀を勝手に敵視する新人タカキの出会い等々、前巻からの流れには殆ど触れず、雅紀掌中の珠である尚人本人の魅力が段々周囲に隠しきれなくなっていく新たな展開を見せた感じ。
MASAKAIと尚人に興味深々の海外ブランド・デザイナー&モデル御一行様が出張ってきました。
ここからあまりダラダラせず展開してくれると嬉しいな~(苦笑)
どうにも断りきれなくて、尚人の顔を隠したアングルでポスター共演…とか有りそう!って妄想でウキウキしてます。
尚人の英語通訳バイトについては色々思う事もあったけど、英検1級で語学以外も賢ければホント、独り立ちできるよ... 雅紀に嫌われたと思ってた間、高校出たら負担をかけないようにひたすら努力してたのね~(T_T)とお母さんは思いました(爆)
11巻でも雅紀の過保護っぷりも溺愛振りも変わりなし。
ただ尚人にアルバイトをさせたことは、少しは成長?したのかなと思います。何せ今回のアルバイトでは、誰も尚人を魔の手(笑)から守る人がいないのですから!
正真正銘単身で乗り込みました!加々美さんもいません!当然根回しはしてますが。
でも正直このアルバイト、現実では絶対にありえないと思います。でも読み進めていくうちに特に気にならなくなりました。加々美さんだし、あの雅紀の弟だし、皆疲れてたんだ、みたいな(笑)
今回は初登場の人が多くて視点がころころ変わり、ちょっと疲れましたね。内容は大体尚人の見た目とは裏腹のハイスペック振りを称賛したり興味持ったり驚いたり、似たり寄ったりです。
でもやはり読んでいて飽きないです。今まで通りどんどんページが進みます。
前回で親父騒動が収まった訳ですが、今回(多分きっと)重要になってくる新キャラが登場です!三人ほど!
まさかこれっきりとは思いたくない!
アルバイト終わりに雅紀と尚人はホテルへ直行。そこの最上階で新キャラ三人の内二人と再会し、一応雅紀も顔を認識することになります。
まぁ当然ながらせっかくの二人きりのディナーに横やりがはいって不機嫌そうでした。心が狭いぞ、カリスマモデル。
今回エッチは少なめです。ただキスを強請る尚人は可愛かったし、円陣闇丸先生の麗しい挿絵もあって大変満足でした。
尚人の魅力がクローズアップされている11巻。
既刊のようにドロドロなメロドラマ風の内容は一切なし。
もちろん、漏れなく随所で雅紀の魅力もアピールされている(笑)
「新展開」により登場した新キャラは以下。
・クリス:ヴァンスのデザイナー。スクエアメガネの美形中年。
イカしたデキる男の雰囲気。
・ユアン:ヴァンスの専属モデル。チェリーブロンドの美形。
ビスクドールみたいに硬質な雰囲気。
・カレル:ユアンの従兄弟でクリスの甥。プラチナブロンドの美形。
ヴァイオリニスト。尚人と同年。
※ヴァンスは、カナダに本社を置くアパレルメーカー。
石田宏明:アズラエルのスタッフ。ヴァンスとのコラボイベント仕切り人。
今回、尚人と一緒に仕事する。
で、内容。
アイスノーブルな雰囲気でサクサク年末の仕事をこなすカリスマ雅紀。
仕事終えた雅紀の元に加々美さんからの電話。
正月早々、アズラエルとヴァンスのコラボイベントがあり
ヴァンスデザイナーを交えた雑誌取材も予定されているが
通訳者がインフルで倒れて、代わりがいない。
正月休暇中のアズラエルスタッフは呼び出せないし
英語ペラペラの加々美本人は他の仕事が入っている。
だから、ピンチヒッターとして通訳を尚人にお願いしたい。
雅紀が尚人に代わって通訳することは許されないし
加々美の頼みは断れない。
渋々その話を了承して、尚人の初アルバイト決定。
雅紀経由で通訳依頼された尚人は、ドキドキしながらも引き受ける。
雅紀の電話が夕食前だったせいで、食事中は挙動不審になり
裕太に問われてバイトのことを告げる。
このとき裕太は尚人が英検一級だと知りビックリ。
…裕太登場は、ここのみ。
そして、バイト初日。
尚人は、アズラエル本社前で石田と落ち合い、スタッフとして現場入り。
でも雑誌取材は最後だから、それまでモデルたちの撮影現場を見学。
ヴァンス新作衣装のアズラエル側のモデルに抜擢されたショウ。
撮影現場入りに、タカアキが様子見のため付いてきた。
そこでタカアキは、尚人を見つけてムカムカ。
偉いさんのコネで撮影に立ち会っているのだと自分を納得させる。
でも、ユアンに話しかけられ流暢に英語で会話している尚人を見て
ちょっと尊敬。評価はマイナスからプラスへ(笑)
ユアンが尚人に話しかけたことで、周囲の目も尚人に。
ユアンと普通に会話していることで、更に注目の人となる。
でも会話中の2人には、周囲のことなんて見えていない。
実はこの2人、この撮影より前に出会っている。
控え室で持参弁当を食べている尚人の前に現れたユアン。
何を食べているのか質問して、許可なくおかずを摘まみ始める。
でも、ユアンを探していたカレルに見つかって引きずられていく。
その後、撮影現場で尚人を見つけたユアンは
さっきの唐揚げが食べたくて、尚人に突進していき「もうないの?」
と尋ねて遣り取りしているのが、タカアキが目にしたシーン。
ちなみに、ユアンは不幸な生い立ちのせいもあり
ごく一部の人以外には、心を閉ざし交流を拒絶している子。
だから尚人と一緒にいるのを見つけたカレルは、ビックリ。
他人をシャットアウトせず普通に遣り取りしているから。
そして、ついに尚人の初仕事シーン。
同席者は皆、若くて頼りなさそうな尚人を見てガッカリ。
インタビューに支障が出るのでは?と思うけれど
そこはさすがの尚ちゃん、難なく通訳の仕事をこなしただけでなく
タイムラグが少ないスムーズな通訳をして最後には皆を感心させる。
熟年の通訳者より巧い通訳をした。
デキる尚人に興味を持ったデザイナーのクリスは
インタビュー終了後に、尚人に個人的な質問をし始める。
ユアンとの遣り取りも知っていたから余計に気になって。
うまく応対する尚人。
何時でも何処でも尚人は、頭の回転が速く機転が利いて物怖じしない。
そして、無事に仕事を終え、アズラエル本社ビル前でお迎えを待つ尚人。
雅紀は、尚人が仕事中は暇をもてあましていた。
尚人のために加々美が予約してくれた外資系ホテルにチェックインして
尚人からの連絡を待ち、バイト終了の連絡を受けると即お迎えに。
尚人の家族に挨拶するため、一緒に待っていた石田さん。
加々美から何も教えてもらっていなかったせいで
眼前に現れたMASAKIを見てビックリ仰天。固まる。
そして、2人を見送った後に、加々美に電話して途中でブチ切れ。
後日、経過報告を兼ねての加々美との会食内容はAmazon限定ペーパーで。
バイトを無事に終えた尚人と尚人補給を待ちわびていた雅紀。
ホテルで豪華ディナー&宿泊。
このディナーの最中に、クリス・ユアン・カレルと再会。
テーブル間でメッセージカードの遣り取りとなり
尚人は雅紀の承諾をもらい、MASAKIが兄であると彼らに伝える。
全く似ていない2人を見て、あれこれ想像する彼ら。
デザイナーのクリスは、尚人のもつ独特な雰囲気に感性を刺激されて
次作のイメージを膨らませたり、モデルをして欲しいと思ったり
2度あることは3度あると考えてみたり
この縁をこのままにしておくのは勿体ないと言ったりしている。
また、尚人にヴァンスの新作衣装一式をプレゼントしたし
新作衣装を着た2人(ユアンが緑色・尚人が青色)を想像してウットリしたり
今後、何らかの形で尚人にコンタクトを取ってきそうな感じ。
楽しみだなぁ!
ユアンは、MASAKIをビッグな存在だと思っているし
尚人のことはお気に入り。
昔可愛がっていた犬に似ているからと
尚人の頭を撫でるシーンがあった(笑)
ユアンの付き添いで来日したカレルは
ミズガルズのPVに出演していたMASAKIの大ファン。
尚人は同年ということもあり話が弾み、非常に好ましく思っている。
加々美は計算があって、尚人に通訳のバイトを頼んだみたいだし
クリス曰く、尚人はユアンと同サイズで
ユアンと一緒にいても全く見劣りせず視界にしっくりとなじむ
ということだから「尚人モデルデビュー」アリ?
私は見たいぞ!
ヴァンスのクリス氏が、通訳のアルバイトに就いた尚人君について、延々と賛美する描写は、作者がどれだけ尚人というキャラに想い入れしているのか伺える場面で、読んでニヤニヤしてしまいました。
尚人が、どんなに苦しくても生きることを諦めない、擦れない、チャンスが来るまで耐えて忍ぶことが出来たのは、マサキが注ぐ愛が支えになっていたから。
尚人だけが母似で、他は祖父の拓也似の物凄い強い性格。突き上げられ、挟まれて苦しむ毎日なのに、本当によく純粋に育ったと思う。育てたのは、マサキの愛。
小公女や小公子のBL版・・逆境に挫けない尚人君。こんな環境で尚人のような人生の歩み方ができる子は、実際にあり得ない。ファンタジーの妄想世界の中にしかありえない。
あり得ないことを文字で描く空想世界で、読者の願望を文字化してくれた著者に感謝しながら読みました。
1巻からずっとこれでもかと父親絡みの不幸が襲ってきましたが、父親の死で展開が変り、尚人が正しく評価されて離れていくかもしれない状況になってきました。これにマサキの葛藤が深まる展開になりそう。尚人が居ないと、きっとマサキは崩壊してしまう。尚人もマサキが居ないとダメ。
どうなるのか?・・・ドMな著者に、マサキが思い切り苛められるんでしょうね。
尚人はINNOCENCE、純粋な無垢が切れる刃物に化す時もあります。悪意無い尚人の純真がマサキを苦しめそうで、今後が心配になりました。
詳細なあらすじは他の方がレビューして下さっているので、私は気になったことのみ。
父親とその愛人の交通事故死で過去の因縁とも一区切りがつき、これからは尚人が少しずつ雅紀の庇護から離れ独り立ちしていく過程で、二人の関係がどう変わっていくか、というところでの新展開の章なのだと思いますが…、読み終わってみると、これまでの経過があまりにもスルーされすぎかな、という印象を抱きました。
時間経過が遅いので、全体を通して読むと、そう違和感がないのかもしれませんが、少なくとも11巻までしか読んでいない現段階では、新打ちの外人モデルご一行様よりも、前回まで話の主軸に絡んできていた従兄弟の零や愛人の妹の瑞希について今回全く触れられていないことの方が気になりました。尚人と親しくする人物が登場し、雅紀が秘かに嫉妬するというパターンもいい加減、マンネリ化してきた気がします。
かなりの長編なので、ここいらで、この作品の向かっている方向性だけでも垣間見せてくれると、安心して次巻を待てる気がします。
イマドキ英語が話せるくらいでそんなにハイスペックとは見られないので、いちいち周りが英検1級に目を見張るのに白けてしまいました。
通訳の仕事はそんなに甘くないです。ビジネスの仕組みや専門用語、業界の知識や前提知らずに務まるものではない。せめてアラビア語とかロシア語なら話せる人少ないけど、英語なら資格くらい持ってる人山盛り…しかもTOEICでもTOEFLでもIELTSでもない英検て…感覚が古いのでは。
でも尚人のイノセンスに周りが惹かれる新展開については今後が楽しみです!