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koi suru AI
正直絵が好みではなかったので軽い気持ちで読み始めたのですが…。
読んで良かった!!
木造校舎の片田舎にある高校にやって来た転入生。
彼の名前、創り手、そして彼の目的は…。
という話でしたが、予想外の展開でした。
短いながらも必要な情報は説明的ではなくきちんと物語として組み込まれていたし、主人公とAIと創り手それぞれの切なさがじんわりと沁みてくる良作だと思います。
読み終わったあと、ため息が出てしまう。
欲を言えば主人公の高校時代や研究所時代も読んでみたいけれど、この短さだからこそある余韻で十分なのかなという気もします。
一読の価値、あります!
よくある設定、よくある展開。
自分の好みそのものだったのでそれなりに楽しめましたが、とにかく薄いです。
もっと過去をじっくり掘り下げる、もっとサチの心が育つ過程をじっくり展開する、もっと青士の感情の変化をじっくり描写する、そうやってもっと深みを出してほしかったです。
描いているテーマ自体は重いですが、結局その中で可もなく不可もなく、という感じ。
青年漫画のような絵柄が如何にもBLらしいそれではなくて逆に惹かれる点だったので、長く味わいたかったです。