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kimi wa mada koi wo shiranai
月村さんの作品のファンなので、よみました。システムコンサルタント会社経営の30代の「攻」と売れない絵本作家の20代前半の「受」という年齢差のあるお話で、月村さんの作品で、多いパターンな気がします。
仕事ができて、お金があって、包容力のある「スパダリ」の「攻」と、年下で、お金がなくて、健気な「受」という組み合わせを描くのが上手な作家さんだとおもいます。全体的に、ほのぼのとしていて、ほっこりするシーンもおおく、たのしくよむことができました。
月村先生らしい、やさしいお話です。沁みる...!
電子版で拝読しました。イラストだけでなく特典SSも収録されててお得です!
トラウマ持ちの兼業絵本作家な受けと、年上スパダリ社長のラブストーリー。
ふたりの距離の近づき方、受けのトラウマや接触嫌悪の理由もしっかり描かれていて、「あれはなんだったんだろう...」ともやもやすることなく読み終えました。面白かったです!
途中、「そうだったの!?」と攻めの正体に驚き、その関係性で悩む受けに切なくなってましたが、後半にまた「そそそそうだったの!?」と驚き...。予想外の激重感情を持っていたスパダリ攻めに激萌えしました。
愛が重そう!でも受けはそれごと攻めを欲しがる子なので、お似合いです!
特典SS、「きみはまだ僕を知らない」では攻めの本気を見せつけられた気分です。本編ではさらっとだったえろ成分がこのSSにぐぐっと凝縮されてました。
このおじさん、えろいです。でもそんな攻めも欲しがっちゃう受けくんなので、やはりこの2人はお似合いだな!とにこにこしました。
ごちそうさまです!おしあわせに!
大好きな月村奎先生の作品。
積み本になっていたのを今更読みました。
溺愛攻め×健気受けなのかな。
溺愛系はそんなにかな〜と思ってましたが前半は楽しめました。
当て馬?の岡部に対しても藤谷はいい感じに嫉妬したりして可愛い。
でも中盤から後半にかけて、読者を裏切るような展開がなくて多分こういうことなんだろうな〜、こうなるんだろうな〜が大体予想通りに落ち着き、う〜ん…となってしまいました。
想いが通じ合ってからの展開も早い。
あんなに嫌悪していたのに…
好きな相手だからというのもわかりますがクスリナシの状態で司はそんなにすぐシたがるかな?と思ってしまいました。
でも逆に言えばわかりやすい物語だと言えます。
心理描写が秀逸です。
商業BLの小説初心者の人はとても読みやすい作品だと感じました。
溺愛モノが読みたくて、検索してこの作品にたどり着きました。
絵本作家の司は絵本だけでは生活が出来ないので
家事代行サービスのバイトを副業でしています。
ある日、司が代行サービスで指名を受けて
青年実業家の藤谷さんの家に通うことになります。
ほんわかとした感じでお話が始まるのですが
序盤に司が過去のトラウマから性に対する嫌悪を持っており、
触られる事にも嫌悪を持っていることがわかります。
司は何も悪くないだけに切ない気持ちになりました。
岡部とのことも悲しいなぁ…って思いました。
そんな岡部と司が再会するのですが、
岡部の友達が最悪で司が可哀想で仕方なかったです。
でも岡部のことがあったから司と藤谷さんの関係に進展があったんですよね…。
司の心がすごく綺麗で胸が痛くなるところも多かったのですが
司の好きになった相手が藤谷さんで本当に良かったです。
二人が心から結ばれた時、すごく感動しました。
その後の付き合ってからのお話もすごく良かったです。
2日が待てなくて司の家に来ちゃう藤谷さんがすごく可愛くて
司がここまで愛されててほんとに良かったと思いました。
トラウマを乗り越えて幸せになるお話が好きだったら
ぴったりの作品じゃないかなぁと思いました♪
月村先生の作品は一作がそれほど長くはなくて読みやすいです。
1冊の本の半分くらいが本作。あとの残りでその後の2人、みたいな展開が多いなと思ってます。二転三転と大波乱な事が少なくて私にはピッタリな作者様だと思ってます。
でもこの作品。さほど長くはないのに藤谷さんの存在にドキドキしっぱなしでしたよ。
なんで優しくしてくれるの?
から始まり
好きになってはいけない人なのに好きになってしまう。どうしたらいいの?
となり、ハラハラドキドキです。
藤谷さんは大人で心が広そうなんだけど、時々イライラしてる時もあって、そういうところも魅力的でした。
その後の2人は藤谷さんの愛がとどまるところを知らない感じ。溺愛系ですね。
何度読んでもキュンとします。
月村奎さんの作品では「ボナペティ!」が大好きで、この作品では性嫌悪を持つ主人公がどんな風に変わるのか気になり読みました。
生まれた環境による性格や考え方の違いをとても自然に人物に落とし込まれますよね。そして羨むような境遇、今回では高価なチョコなんかも、自分とかけ離れた存在も虚栄なく人の努力や各々の人生の実があるのだと、読むこちらの僻み妬みをもそっと解してくれるようでした。
嫌悪感に悩む司が徐々に心を許していくのも勿論、藤谷さんの司に飄々とした言動がもう本当に好きで、読むのがずっと楽しかったです!
ハウスクリーニングで訪れる司の姿を眺めたり、コーヒーに誘ったりチョコや色鉛筆をプレゼントしたり。
「あ、今面倒な客だと思った?」「何か下心のある気持ち悪いエロオヤジだと思った?」と、藤谷さんは立場の違う司が気を遣わないように言葉にするものの、司は『これは壮大なあてこすりか?』と変な方向に邪推したり、少し距離が縮まれば「今まではこれも仕事の一環かなと考えましたが完全に無駄な出費です」と藤谷に提言したり、自分には分不相応な贈り物や大人の佇まいに落ち込んだりと忙しく、とにかく面白くて共感できて切なくて。
物書きだから自分や母の精神を客観的に分析できる司と、聞き上手な藤谷さんの会話も心地よくて読みやすい。
触れ合うきっかけは事故で強引だったものの、最悪な状況で死にたくなる気持ちと藤谷の温もりを忘れられないぐちゃぐちゃの司がとても良かった。
最後のSSは司の控えめ過ぎるところが可愛くて、番外編が意外にも甘エロで藤谷さんと一緒に萌えが爆発しました。
スパダリ×健気を萌えのみに走らず真面目に優しく書いていく月村さん作品でお薦めの一冊です。
◾︎藤谷(会社社長)×司(絵本作家,家事代行バイト)
重めの作品と重めの作品の間に挟もうと思って読んで、さらっと楽しめました。いろんな要素がキュッとまとまってて自分の好みとは遠い作品なんだけどお上手。
先生の作品初めて読みましたが、文体は正直好みではなく、ちょこちょこ違和感を感じる時があって。これは単に好みの話なので何が悪いとかではなく。
岡部の友達の本当に腹立つ感じはすごく上手い。彼らについて「悪気はない」とこの状況で庇えちゃう岡部とは、絶対今後交流して欲しくない!岡部の家に行っちゃうような展開もありがちな気がしますが、ここで逃げた司には好感をもちました。
絵本作家という職業の感情の大きさに言及した上で「感情じゃなくて技術でベストを尽くす」ってくだりが好きでした。藤谷さん冷静ね。
司の「そんなに誰かに愛されたことない」にはモヤッと…母は…
タイトルも何故これなんでしょう?岡部への想いは初恋って肯定してたのにな。
やっぱ割りにモヤモヤするところは多い。
ずっと藤谷=変態のおじさんのイメージはぬぐえず。…司も藤谷に好意を抱いているから平和だけど、こういう類のアルバイトでお客さんからこの態度とられたらかなり辛い。
ひかり 挿絵有りですが解像度がいまいち良くない…?
電子限定SSは、他の方も仰ってるとおりとても良いです!お風呂で攻めフェ…本編であまり描写されなかった淫靡さがありました。
中立〜萌
あまーーーい!!!
月村先生の書かれるお話は、読後穏やかで幸せな気持ちになる作品が多いのですが、この作品もどこかふわふわとした多幸感のある読後でした。゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚
タワマンに住むリーマン×売れない絵本作家
受けちゃんは絵本の仕事だけでは食べていけず、ハウスクリーニングのバイトをしてる中で攻めの部屋を担当して…そして受けには性愛に関して異常なトラウマがあってというお話。
ここまで書くともうタイトルと設定からなんとなく予想はついてしまいそうな感じですが、まあそんな感じです(^_^;)
とはいえ、ハウスクリーニングのバイトで知り合ったというのが新鮮で面白かったです!
萌えポイントとしては、この手の攻めにありがちな「ギラギラスーパー攻め様」感がないというか、月村先生らしく上品に受けをリードしてる感(*゚ェ゚*)
トラウマ持ちの受けに無理をさせない範囲で辛抱強い紳士な振る舞いには、こちらも安心して受けを任せられる心境に…笑
そして、当て馬ポジションでもあるトラウマを作った人物も、ありきたりなキャラだったら人間的にクズで攻めにボコボコにされて終わる、的な展開だと思いますが、この人もこの人で不器用だったんだなと好感を持てました。
色んなキャラが愛しく感じられるのは月村先生の優しいお人柄が作品に出ているのかなとあらすじを読んで思います^^
電子版SSは二人がくっついて少しした後で、えっちで糖度が高めです!
すこし攻めがワガママなのもいいですね〜
読者へのサービスな内容なので是非読んで欲しいです!
久しぶりに月村さん作品を読みました。
ずっと見守ってきてくれた王子様とシンデレラ?ちょっと違うか?みたいですね。
司が母親や友人に植え付けられたトラウマが気の毒で。藤谷と出会わなければ一生あのままだったのかもと思うと。
藤谷も王子様大人攻めですが司視点なので気持ちがわからず、こちらも藤谷はどう思ってるんだろうとオロオロしました。
最初は兄弟設定で再会したばかりでいきなり一緒に住もうとかいくらなんでも!と思いましたが、藤谷が司のことをずっと見守ってきていたからこそもあるんですね。
司のトラウマを根気強く一緒に克服させようと頑張ってくれた藤谷。でも司は兄に対して恋情を持ち苦しくて。なのに本当は藤谷は!
藤谷は司のどこをいつから好きになったのかな?そりゃあ庇護欲をそそられるし可愛くて愛しい司ですが。
媚薬のくだりから急展開で。
実は恋愛に発展するのかなあと途中で先にイラストを見ちゃったらちゃんとそのシーンがあったのでくっつくのはわかったんですが、途中までは可能性あるのかな?と半信半疑でした。
最後は甘々で司もトラウマを一気に乗り越え無事にエッチもできて、短編ではさらにラブラブで司も可愛いし同居まで後少しという感じでしたね。
しかし萌えがなぜかそこまでいかず。司のトラウマやネガティブさと、藤谷のそつのなさで引っ張りすぎたからかなあ。藤谷がもっと詳しく描写があれば、でも司フィルターがかかってるからこちらには気持ちが正確に伝わらないかも。そこを見抜く目を養わなければ。
お話の大筋は好きです。萌える箇所もある。
だけど岡部の友人達といい、受けの性嫌悪&接触嫌悪症といい、なんかそこまで過剰設定にしなくても良かったのにと思ってしまいました。
そのせいでチグハグに感じてしまったり、あり得なさが際立ってしまったりして勿体ないなぁと。
岡部と岡部の仲間のくだり。
ゲイである自分を受け入れてくれるという居心地の良ささえ得られれば、仲間の質は問わないのか?と言いたい。
初対面の相手にクスリ盛ったり、大学生だけど遊ぶ金欲しさにホストやったりとか、つるんでる連中がクズすぎる。
岡部単独で見れば決して悪い子ではないと思うのに……。
そして性嫌悪のせいで22歳になるまでオナニーもしたことがなかったのに、攻めに抱いてもらいたいと思うようになったり、初エッチで「藤谷さんが欲しい」とか天然煽りしまくりのおねだりキャラになっちゃうところが、違和感感じました。
性嫌悪ってそんなにあっさり治るのかなぁって。
あと腹違いの兄弟かと思わせておきながら、実は血縁関係がない事を後出しするんだけど、なんでそれを先に言わないかなぁって思ってしまった……。
というのも、受けが神経図太いor普通の子なら別に構わないんだけど、トラウマ持ちで生き辛さを感じている子なのに、そこに血縁の悩みまで背負わせるんだろうか、過酷すぎるわと思ってしまったんですよね。
そしたらそのしばらく後に、実は血縁関係がないとバラすので、こんな重要なことをなんで先に言わない!!と思わず腹ただしくなってしまいました。
とここまでは、読んでいて引っかかった点を書きましたが、いいところも勿論あります。
予想以上に足長おじさん的なお話で、気合いを入れて受けのために選んだプレゼントを、頂き物だから〜とか、買ってみたけど使いこなせないから君にあげる〜といった感じで、何気なく受けに貰ってもらおうとする攻めの姿に好感度急上昇。
そして仕事がバリバリできるめっちゃイイ男なのに、受けのことを見つめているうちに、アイドルみたいに思い入れしはじめちゃったり、あやしいおじさん認定させられちまいそうになって慌てたり……絵を描いてる受けを見たとき、実は感動のあまり打ち震えていた……という攻めの裏側事情を知れたところが凄く好き。
今のところはまだスパダリ系の大人の余裕を持った溺愛攻めなんだけど、残念イケメンになれる素質は充分あると思うんですよね。
後半から番外編にかけては、かなりの恋に盲目男なことがバレつつあったし……。
このまま立派な残念イケメンになってほしいなぁと思いました。