BLコミック&BL小説、業界最大級の品揃え!
aidakede ikitemiseyou
毎年12月26日に集まる5人の同級生。
1章は運び屋と男娼です。
通りで客を取っていた坂上を高級男娼に仕立ててくれた大須賀が亡くなって、その後を任された幸野は客を取らせずに毎日坂上を抱きます。
大須賀が決して坂上に手を出さなかったのは幸野のことが好きだったからだ…というすれ違い、思い込みパターンです。
この2人だけ重くない話でした。
2章は教師と元教え子で、SとMです。
教師が抱える心の闇のせいで「同情で抱いてくれているのかもしれない」と元教え子を不安にさせているのですが、重い、というか、大人がもっとがんばれ!という話です。
3章は自由奔放な喫茶店の店長と懐が広すぎる従業員。
5年間、カラダの関係はあっても店長はよその男を買い、その匂いをつけたまま喫茶店にやって来る。
ただ店長が買っていた男たちはみんな従業員に似たタイプで…という、こちらも臆病な大人がもっとがんばれ、という話でした。
4章は好きな子を乱暴に犯して泣かせたい図書館司書と小説家。
これまでの登場人物が高校でどうつながっていたかの説明が入ります。
小説家は10年もの間司書に想いを寄せているものの、いつも優しすぎる司書が何か隠しているのを感じ取って、誰にも見せない姿を見せてほしいと願っているのですが…。
見せてみたら、お互いのニーズが合致してた、という話でした。
とりあえずみんな、将来の伴侶を得て良かったね、という短編集です。
トラウマや癒えない過去を持つ攻めを年下受けがものすごい包容力で立ち直らせるパターンがお好きな方にオススメです。