日本最大級のハイブリッド書店
nemurenainowa kimi no sei
アパートで隣同士。
看護師をしている母と住むリク(高3→大学生)と一人暮らしの春人(大学生→社会人)の短編です。
話自体は短いながらもちょっとした秘密イベントあり、すれ違いイベントありでしっかりしているものの…。
気持ちが通じ合った次の瞬間からほぼページが真っ白です。
はい、何が起こっているのかさっぱり分かりません。
よくレビューで「修正が憎い」的なコメントを目にしていたのですが、初めて実感しました。
ムスコさん的存在が白いくらいなら全然いいし、その部分の周辺全てが白くても気にならない方ですが、これは…。
顔も体も何もかも消されてます。
台詞の吹き出しのみがそこに存在しているというページが5ページも続きます。
修正って…。
作家さんが一生懸命描いたはずの絵も見られず。
このページを描くためにどれだけ資料を集めて描いたのかを考えるとつらい気持ちになりましたよ…。
なのに読者には伝わらない。
そんな虚しさを覚える作品でした。
ひたすら作家さんが可哀想です。