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突然、現れたことの男…更なる地獄に引きずり込む、悪魔だった!?
wakeari garçon no tehodoki
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
どちらかと言うと、ちょっとショタっぽい女の子のような受けが多い印象の作家さんですが、今回はスラッとした大人で強気な受けです。
毎度、(好みの問題で)受けが可愛いすぎる所が引っかかっていたので、今回はより楽しく読めました!
両親の遺してくれた洋食店を必死に守っている若きシェフ・紘一の所に、いかにも優秀そうな紳士的な男・保坂が働きたいと訪れます。
頼りになる彼の出現によって、精神的にギリギリ状態だった紘一は、やっと心の安定を得ると共に保坂に惹かれてしまいというお話。
とてもテンポよくサクサク進み、随所にプッとなるようなギャグも織り込まれているので、飽きさせずに一気に読ませてくれます。
紳士的で紘一に対してはとても甘い保坂が、陰では腹黒い顔で当て馬のいとこに牽制していたりとか、意地っぱりな紘一が徐々に心を許して、素直な感情を見せていくのが萌えます。
この作者さん、とにかく絵がキレイなんですよね。身体のラインもキレイだし、表情がとても豊か!泣き顔や照れてる顔は悶絶ものです。
そしてコックコートがいいんです。着崩れたコックコート姿で攻めに襲われているシーンは、ぜひご覧いただきたい!
とても面白かったので、もうちょっと評価が高くてもいいのですが、エロが引っかかっちゃったんですよ。。。
エロシーンで、受けが可愛くなりすぎちゃって(´Д`)
せっかく大人の男性な受けなのだから、お目々キラキラで可愛くなりすぎるちゃうのは残念。。。(´・ω・`) 完全に好みの問題ですけどね。
本編には直接関係ないのですが、オマケで出て来た有沢家の母がいい味出してました。
大きくなり恥ずかしがる息子に半ズボンをはかせ、旦那のズボンは全て洗濯して旦那の足も出させる。恥ずかしがる父(35)がキュート過ぎてツボにはいりました!父の(無理矢理させられた)コスプレ姿も拝めますよ!!
極甘ラブストーリーです!亡き父の洋食屋さんを継いだ綋一くんは気張り過ぎて、ピリピリしていた。そんな折り、突然現れたハイスペック・イケメン、保坂。半目の流し目で、やたらと身体を触ってくる彼の目的は…?
こじんまりとした可愛い洋食屋さんにおよそ似つかわしくない、パリっとしたギャルソン姿の保坂。彼が居ることで、あっという間に女性客が増えて。忙し過ぎてピリピリしていたり、両親が亡くなってから独りでやらなくちゃ!と、気負っていた綋一くんの肩の力も抜けて…。少しずつ人に頼ることを覚えて行く。背の高い保坂が後ろから包み込むようにして囁いたり、(きっと低めのいい声だと思う!)壁ドンして顔を寄せてるとこなんて、綋一くんもイチコロです。そう言いながら保坂も相当綋一くんに激萌えしているであろう事が見えて、終始きゅんとさせてくれます。まぁ、綋一くんが自分の気持ちに気付くのは中盤以降なんですが。最初はドギマギして「なんか近いな?」くらいにしか思ってなかったみたいです。
当て馬らしき者は出て来ないですが、スマートな筈の保坂が綋一くんの実の弟(やんちゃ)を邪魔者扱いしたり、幼馴染でお店を手伝ってくれている、みのりちゃんを牽制したりと、独占欲をむき出しにしてるのもなかなか良いです。
いつも独りで背負いこもうとする綋一くんに「甘え方を教えてあげるって言ったでしょ。」と優しい保坂ですが、そこはそれ。エッチな方の「甘え方」まで教わることに!描き下ろしでは、あろうことか、綋一くんはすっかりおねだり上手へと開発済みとなっております〜。イケメン怖えええ。
その描き下ろし、残念なことに、エプロン姿は保坂です。何も萌えん。意味なし。ここは綋一くんの裸エプロンでしょー⁈ っていう凡ミス(⁈)もございますが、綋一くんに「おかえり」を言ってくれる人が出来たことがとても幸せ。ほのぼのと温かい読後感でした。
ところで、街の洋食屋さん、という設定ですが。ハンバーグに薬膳を使ったソース(健康的!)を使っていたりとなかなかこだわりのレシピ。これらの人気メニューは全てお父さんのものだからと、綋一くんが一生懸命考えた新メニューを一番最初に保坂に食べて貰う、というシーンも可愛くて好き。スパグラ、美味しそう!今度作ってみよう!せっかくの洋食屋さん設定だから、もっともっと美味しそうなお料理を沢山見たかったかな。
桜庭先生は、絵がいつも安定していて攻めがイケメンで受けが可愛く、ストーリーもあまり王道から外れない爽やかな恋愛物なところが好きです。
今作品も例に漏れず、最初は紳士的で仕事もできる完璧人間に見えた保坂さんは、意外と腹黒で独占欲が強く、強気攻めとしての必要要素を全て満たした魅力的な攻め様でした。亡くなった両親が残した洋食店を孤軍奮闘で守ってきた紘一君も、もちろん可愛い健気受け様の要素を全て満たしており、保坂さんに押されてあっさりと陥落させられちゃうのは、ごく自然な流れのように感じました。
欲を言えば、さくさく読め過ぎて、あまりこれと言った印象が残らないことですね。次作以降に期待してます。
桜庭さんの作品は王道なところが良いですね。
両親を早くに亡くし、弟にも出ていかれて孤軍奮闘している若きシェフと言うのが守ってあげたくなります。だから、保坂さんの大人のズルさに騙されないで!と何度声をかけたくなったか。だって、紘一が弱っているときにズルい!両親が亡くなってから叱られたことがない紘一にキチンと叱ってあげ、そのあと肩をふわっと抱いて落ち着かせたり。不意打ちでキスしたり。ギャルソンエプロンでそんなことされたら、そりゃ堕ちるわ。
ぴれーねさんも仰ってますが、私も番外編の紘一のお母さんに拍手です。ショタは、ひざをだしなさい!って、言葉に大ウケです。
食べ物が出てくる作品が好きなので設定に惹かれて読みました。
設定だけに留まることなく、作中もおいしそうな食べ物がちょこちょこ登場してきます。
レストラン勤務とかカフェ経営などの設定でも全く食べ物が出てこない作品も結構ありますが、その点ではわたしと同好の方も十分楽しめる作品だとおもいます。
高校生で両親に先立たれた紘一は、両親が営んでいた洋食屋を守るべく頑張っているものの、ただひとりの肉親である弟は家出、バイトも長続きしないで辞めていくという孤軍奮闘状態。
パティシエ志望のいとこのみのりが手伝ってはくれますが、紘一は「とにかく自分がやらなきゃ。この店はおれが守るんだ」という思いが強くて、みのりにすらきつく当たる日々。
そんなときにアルバイトをしたいとハイスペックイケメンがやってきて…。
「自分がやらなきゃ」という気持ちが強くなると「自分だけががんばってる」と思うようになって、どうしても周囲の優しさに気付けなくなるし、イライラしてしまうのはすごく分かる。
紘一の場合、両親が亡くなってからずっと背伸びして、爪先立ちで立ってるようなものなんですよね。
自分がおとなにならなきゃ、誰も頼れない、頼っちゃいけないってどんどん頑なになって、でもずっとおとなぶって背伸びしてると背中は痛くなるし、ふくらはぎも攣るし、バランス取れなくてふらふらになってしまいます。
体が限界を迎えるとこころの余裕もなくなって、とにかく窮屈で仕方なかったんだろうな。
そんなときに保坂さんのような包容力120%なおとなが現れて、初めて甘えることを許される。
想像してみてください。
何年も爪先立ちで背伸びしていた状態から解放されて、温かいお風呂に浸かって、そのあとマッサージしてもらったらどんなに気持ちいいか。
そういう心地良さを与えてくれた保坂さんに惚れないわけがない!
他の方も書かれてますがストーリーは王道で、ちょっとした問題は発生するものの安心して読めます。
番外編で在りし日の両親が描かれていましたが、楽しくて温かい家庭だったんだろうなあというのが伝わってきます。
しかし年齢にこだわらない母の足萌えはどうだろうw
桜庭ちどり先生のボイスシリーズが好きで
こちらも、読んでみました。
内容は、庶民的なレストランのアルバイト求人に
仕事が出来そうな男が来て、
案の定、ウェイター(ギャルソン)をそつなくこなし、レストランオーナーも彼に引かれていく。
彼は元々、オーナー狙い。
そんな彼は何者かと思えば、セレブなお家の息子でした。
という、シンデレラストーリー。
私的に、絵がみやすく、読みやすい。
さすが桜庭先生!
受けがツンデレなので、もっと攻めかワンコだったらなぁ。