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あいつ おれで童貞捨てるつもりか!?
kirai na aitsu to yoru no sugoshikata
大学院生の受けは、アパートの怪奇現象に悩まされて寝不足気味。怖いので一緒に寝てくれる人を求め、大学限定のSNSのソフレ募集に書き込んでみたところ、部屋にやってきたのは同じゼミ内で犬猿の仲の攻めだった、というお話。
ソフレ=添い寝フレンドの略で、エッチなことはせずただ一緒に眠るという関係だそうです。
初対面の時に受けの妹に手を出そうとしていたことから、攻めのことを敵視している受け。募集は匿名だったので、攻めのほうも相手が受けだとは知らずに部屋に来て、お互いに気まずい2人。でも怪奇現象は待ってくれず、やむなくそのまま眠ることに。
現象は止まなかったけれど、久しぶりによく眠れた受けは、ソフレ続行を希望。なぜか攻めもそれに応じ、1週間の半分くらいは一緒に眠る習慣ができます。
ただの犬猿の仲のゼミ仲間、というだけだったのが、それがだんだん関係が変化していきます。
傍若無人そうに見えて、実はかなり純情な攻めがなかなか可愛らしかったです。受けは怖がりだけど潔い男前な人で、こちらも好印象。
イラストは少し癖がありましたが、デッサンはしっかりしていてよかったです。同時収録作なども含め、キャラの描き分けがもうちょっとしっかりしていればなお良かったかな、と思います。
同時収録作が2本、サラリーマンの後輩×先輩、幼なじみの面倒をずっと見ていた健気攻めの話が入っていました。こちらも絵柄の可愛い、微笑ましいお話でした。
描き下ろしは表題作の続編で、初対面で攻めが受けの妹に手を出しそうになっていた事件の真相など。初オリジナルBLだそうですが、結構レベルの高いデビュー作だったと思います。
ケンカばっかりしてる仲が悪い系お二人のお話なのかと思ったら、嫌いなというほど嫌いという感じは感じなかったです。
しかし、マイナスの好感度から始まり、恋人になるまでを自然に描けるというのはすごいかも。
仲が悪いというより、主人公の結木が一方的に千野を嫌ってるだけなのですが、苦手な人と毎晩寝ないといけないというのはなかなか面白いシチュエーションだなあと思いました。
ただ、淡々としたテンポでずっと続くので頭に残るものはあまりないかも…。
絵が好みだったので、あともう少し何か展開があれば…という可も不可もない感じでした。
① 嫌いなアイツと夜の過ごし方 萌2
キュンが!ある!!
同じゼミで学ぶ二人がソフレ(添い寝フレンド)にマッチングする話。片や、夜中に聞こえてくる異音が怖くて、片や、ドーテーを卒業したくて(こちらはゲイ)・・・。
『コイツ意外と優しいじゃん?』から、相手の好意を受けて絆されていく過程が、短いながら丁寧に描かれていていい感じにキュンキュンします。それが何度読み返しても味わえる良作。
絵も癒される感じで、キラキラしすぎたりしてなくてとても好きです。
②ごちそうはきみと 中
会社の後輩✖️たくさん食べるめがね先輩
③むかえにいくから 萌
幼馴染尊い・・・!お互いに好きなのに距離近すぎてなかなか恋愛に発展しなかった系BL。
短編が3つ収録されています。
【嫌いなアイツと夜の過ごし方】
不思議な物音と人の声に悩まされて眠れない怖がり男子の話。
院生の結木は最初の悪印象から、他大学からの外部受験で院に入ってきた千野が苦手。
眠れないことに悩む結木は友人から「学内ソフレを利用したら?」と提案されて募集をかけてみたら…、という始まりなのですが、登場人物の関係が分かるまで3回見直してしまいました。
22才という設定から、結木は修士1年。大学→同じ大学の院に内部受験。友人も同じ状況です。
千野が分かりにくかったのですが、他大学を卒業→外部受験で結木とは同じ修士1年だと思います。
わたしが通った院とはシステムが大きく違うので共学の大きい大学の仕組みは分かりませんが、妹の登場しているシーンから学部生と院生が同じ研究室に出入りしているようです。
結木と千野が院生と学部生(外部受験=編入で3年生。2つ年下)という設定と、院生同士で同じ年という設定では印象がだいぶ変わるかなと思ったので、細かいことですがまとめておきました。
上の攻受情報も2人とも「大学生」になっていたので、少しでもお役に立てれば…。
分かりにくくなかったよ、という方には長々とごめんなさい。
【ごちそうはきみと】
健康診断を前に親密になる会社の先輩・後輩の話。
先輩が痩せの超大食いです。
同期会の場所変更の辺りで先輩の気持ちになって、胸が痛みました。
食べ物を食べているシーンが好きなので、もりもり食べている姿をもっと見たかったです。
【むかえにいくから】
年の違う幼馴染の話。
描き下ろしの「帰ったふたりは」につながります。
吹き出しが少し分かりにくくて、誰の台詞か悩む箇所が多かったので、個人的にはそこがかなり残念な気がしました。