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tyrant
本当にこの方の作品は独創的。
自分の知らない世界を教えてくれるから、毎回知識欲も刺激される。
今回も設定が凄い。
エクストリームスポーツのユー⚫︎ューバーと軍事衛星にもハッキングかけられるトレーサー(追跡者)ですって、、
浮世離れし過ぎてるのに、全然ファンタジーに感じない。その辺にちゃんと存在してる人達みたいなんですよ…なんでだろ?
やはり会話のテンポの良さでしょうか、流れるように自然なんですよ、例え普通の常識とはかけ離れてるセリフでも。
気付くと世界観にどっぷり、もう夢中で読んでしまっています。
壮大なテーマでも絵がいつもの省エネ絵(好きです)な所もニクい!マイペースを貫くその姿勢が格好良すぎです、未散先生。
兄弟(義兄弟)ものは暗いのが多いから、と暫く購入躊躇ってたのがバカみたい、早く読めば良かった。
これからはどんなに苦手そうな内容でも即購入します、改めて作家買い最上位決定。
これすっっっごいすきです!!!
気になったキッカケは兄弟って所なんですが、兄弟としての繋がりというよりももっと強い、未散さんも書いている通り正に「ニコイチ」!
一般常識とか倫理観とかに当てはまらない共生、もしくは半身…うっとりですよ。
二人の関係性の深さとか知能(兄)と身体能力(弟)の高さに惚れ惚れしました。やることなすことワールドワイド。
離れられない者同士のあまあまズブズブの行為って官能的で大すきよ。
作画が確かにかなりラフですが、私はその荒い線と空白に魅力とかエロス感じてるぐらいなので全く気になりません 笑
というかコマから出る勢いとかインパクトとかのこの感じは他にはない素晴らしさですよ!
とても好きな作家さんなのですが、あらすじを読んであまり興味をそそられなかったので、ずっと未読でした。しかし、チルチルさんの兄弟特集?で高評価だったので、読んでみました。
ただぶっ飛んだ設定で、やってばっかりのおかしな兄弟かと思いきや、何と優しい素敵なお話で! 読み進めれば、彼らの感情が少しづつ見えてきて。すっごいお気に入りになりました〜。2人がお互いを呼び合う瞬間、堪らないです。何度も読み返して、2人の台詞とか表情とかを味わいたいですね。
未散先生大好きです
この作品は、あらすじでリアリティがちょっと薄かったのでなかなか手が伸びませんでしたが今回読みました
個人的に控えめに言っても、神作品です
独特の世界観と、シンプルなキャラ設定から深みのある心情描写
賢いのにそんなこと悩んでたの?みたいなところが、小気味好い作品でした
タイラとアリが、義理の兄弟にこだわる理由が繊細でけど確固たるもので、2人にしかわからない、というか2人が分かってれば良いというのが2人の絆の強さを物語ってました
あとがきに、2人が亡き後、フリーが田舎のバーとかで思い出話をしてる感じというのがすごくしっくりきました
この本では、2人は死なないけど、2人にとって死はいつも隣り合わせなんだなと、心が掴まれるような息苦しさを感じながら読み進めました
タイラが、アリは不自由な生活をしていると常に言うのですが、他人からは自由に見える彼の不自由さを理解できる愛の深さを痛感するお話でした
いやぁぶっ飛んでました!設定からキャラ造形から全てが。身近にこういう人いるいるっていう共感はゼロなのに、キャラの性質的なところがすごく良く伝わってくる不思議な描写力。絵に魅せられるシーンは少なくても、とても惹かれる作風でした。
メインカプは義兄弟のタイラとアリ。本能のままに生きるアリと、そのままのアリでいさせるためだけに生きているようなタイラ。アリのためなら一流ハッカーになれるしCIAにも目を付けられちゃう。こういう、とことんまで突き抜けた設定大好きです。
転機はタイラの誘拐事件から。アリはずっと二人一緒に過ごすために生き方を変えようとします。放浪癖のあるキャラなんかに共通するパターン化した流れではあったんですが、この展開のオチがBのLで!ちょっと笑っちゃいました。え?痴話げんか?無意識??なんなのこの子たち!?っていう。
振り回されたフリーの心労に共感しまくりです笑。
なんかすごいものを見たなあっていう感想。これが二人の形だ!っていう主張強めで分かりやすいと思います。面白かったです。
タイラとアリ(蟻 ant)でタイラント
危険に身を置き続けないと自分らしくいられないアリと、義兄弟であるアリを自分らしくいさせ続ける事に人生を捧げるタイラの話。
日本ベースにしない方がしっくりくる世界観でした。事実2人の設定は血は日本人、国籍はアメリカ人ですけどね。
完成度の非常に高い、美しい物語です。現実味のなさとリアリティのバランスが絶妙。欧米製作の単館映画のよう。
レビューで絵に関しての言及が多いようですが、好きです。ただこれ、空や海、ビルの描写・構図が上手い一般紙の漫画家の方が描いたら、BL漫画の枠組みを超えてさらに恐ろしく美しい作品になるかもしれない。
話の流れ的にどちらかの死が伴うバッドエンドを覚悟しましたが、そうならなくて本当に良かった。メリーバッドエンドですらなく、幸せな幕引きだと思います。
1巻では足りないです!
未散先生、続きを描いてください。お願いですから。
多幸感の理由は「死をも超越した兄弟の絆」。
恐ろしいことをするほど発せられる、ドーパミンやアドレナリン。
それらをコントロールできない。
危ないことジャンキーの弟のために、「どんな骨でも拾ってあげる」とまじめに言い切る異常な兄。
もちろん弟が望めばセックスもする。それもとても気持ちよさそうに。
この強く強く強い、兄弟の絆にうらやましく感じ、2人の幸福感が作品から伝わってくるのでしょうか。
それにしても、エージョンととは何か、なぜ2人はセックスするようになったのか。
裏側ももっと描いて欲しい作品です。
親同士の再婚により5歳で義兄弟になった、同い年のカプの話です。
義弟の受けは、幼い頃から危険が大好きで、高い崖から飛び降りたり大怪我をしたりを繰り返していた問題児。成長してからは、危険なことを好んでやる世界的な冒険家になっています。
義兄の攻めは、そんな弟を理解し支え、危険に飛び込んで行く弟を捜すためだけに生きているキャラ。弟の居場所を特定するために軍事衛星までハッキングしてしまう凄腕のハッカー。でも見た目は全然そんな風でなく、地味なしょうゆ顔のキャラです。
典型的な共依存カプです。命の危険を感じないと生きていけない弟の病み度が高いのかなと思ったけれど、兄のほうが病んでる感じでした。兄は弟の死を恐れはしていません。でも弟がいないと生きていけないというか、弟がいない世界では存在できない人っぽい気がします。弟も兄がいないと精神的に立ちゆかないので、どちらも長生きしてほしいな。
エッチは襲い受け、誘い受け気味ですが割と普通。特殊なプレイなどがある訳でもなく、いちゃいちゃエロい萌えるエッチです。死の危険を感じたいから首絞められないとイケないとか、そういうのがなくて個人的にはホッとしました。エッチの時に「アリちゃん」「おにいちゃん」って呼び合ったりするのが妙にエロかった。
タイトルの『タイラント』。言葉の意味のほか、攻めと受けの名前「タイラ」+「アリ」(=蟻=アント) と掛けているのかな、とちょっと思ったりしました。
親同士の再婚で義兄弟となったふたりの[タイラント tyrant~暴君]というか暴君[broken~壊れた]っぽいお話。
※タイトルの意味はジャケット下に記載があります
わーい!義兄弟もの~!と背徳感目当てで開いたらいきなりSEXしてた。
禁断の愛なんてものは影すらなかった。
盛り上がるアリが「おにいちゃんっっ」て兄にすがりつくのはめっちゃ好みでした。
「おにいちゃん」て呼ばれて艶っぽく微笑むタイラもエロかった~。
奔放な生き方をしている弟が攻かと思いきやコントローラーである兄が攻。
兄攻は久々だったんで嬉しい誤算でした!
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「死ぬような危険」を求める冒険家:アリと彼のそんな衝動を認めて彼の追跡者になった義兄タイラ。
追跡は自由な猫に首輪をつける意味ではなく、自分が見ていることでアリが孤独にならないようにするということですが…見守る方は相当な覚悟が必要(泣)
アリ自身が死んでしまう危険性は勿論だし、好きなら一緒にいたいじゃないですか?
でも一緒にいてもまたアリの衝動は湧きあがる。
傍にいても危険な方向に向く気持ちは抑えつけることはできない。
一緒にいることができないってしんどい。
とある事件がキッカケで離れることに不安を覚えたアリはタイラと一緒にいると言い出し、ふたりは長い時間を過ごします。
半年ぶりに逢ってSEXしてまた離れて~の弾丸みたいな日々を思うと幸せに思えるはずなのにどこか浮かない顔のタイラ。
空洞みたいな瞳をしたタイラの真意が明らかになりますが哀しい。
それまで突飛な職業とか、つかみどころのない性格で感情が読みとれなかったんですが、やっと共感できました~!
長く一緒にいることで自分(タイラ)に興味を失ったアリが最終的にひとりになることを恐れていたタイラ。
献身ってすごい…ここまで尽くせる相手を5才にして見つけたのか。
「バーカ!」の一言でその杞憂を吹き飛ばすアリもすごい~!
それにしても、安心=安全ではない相手を護り続けるってしんどい(2回目)
ふたりの身近にいるフリーとジェンというキャラクターがユーモアたっぷりの掛け合いの中に淡々と疎外感を語ることにいちばん共感してしまいました。
兄弟の間で交わされてるふたつの約束ってなかなか独占的で周囲をよせつけないものがありましたから。
穏やかに笑っているようにみえていても瞳は警戒を緩めていないタイラ。
「死」をたいしたことないって言えてしまう時点で、やっぱどっか壊れてるんじゃ?って思うんですがタイラはアリとの、アリはタイラとの世界だけで完結してて他はいらないからなんですよねぇ。
ふたりの名前がちょっと面白いなぁと興味をひかれれたんですよねぇ。
平等(タイラ)と存(アリ)。
作中のセリフで触れているようにアリは[exist~存在する]っていう意味通りの生き方をしています。
最初、作中の文字を[exit~出口]と読み違えてしまって、この義兄弟に出口はあるのかな?と思って読んでいましたが「最初から家族なのに」と言いきるタイラの潔さに脱帽でした。
いや〜面白かった…!
未散ソノオさんの作品世界にはとにかくオリジナリティを感じる。
その上、絵柄がそう見せるのかな、浮遊感というか重力の無さというか。
で、本作。
私はすごく映像が浮かんで、この作品のショートフィルムみたいのが見たいなぁと感じました。
ていうか、もうはっきりイメージが浮かんじゃって、「コレ」作って誰か!ってくらい印象が強い。
色んな世界の絶景、崖とか滝とか100箇所くらい、がドローン映像でスピーディに出てきて、そこに空からダイビングする男、ウィングスーツでモモンガみたいに飛ぶ男、天空で綱渡りする男、とにかく危険な事をやってる男の映像が時々挟み込まれて、次は宇宙空間で回転する人工衛星、白い部屋のレーダー画像に1点の点滅がサーっと動いてある点で止まり、後ろ向きに座る男性に地球の裏側からのノイズだらけの「ハイ、タイラ」……
タイラはバレエの首藤○○さんかな…アリは日本人じゃムリかな…と妄想は広がりまくってる。
あ、この妄想にはHシーン無いです。が、物語では義兄弟の2人に肉体関係があるのはかなりの重要性があると感じますね。
とにかく危険を求める誰かと、それを丸ごと認めて死んでもいいよ安心して、という誰か。
この関係性の着眼にやられた。