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dinner no ato wa himitsu no jikan
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
高校生・絢人×絢人の兄の同級生・志尾
年の差ラブです。
もともと、絢人の兄である央信のことを高校時代から
ずっと思い続けていた志尾。
高校生の絢人に夕飯を用意して欲しいと頼まれ、
夕食作りに通うようになる志尾だが、
甘えたな絢人と接するうちに、
本当の弟のように可愛く思えてきて……
志尾が忘れ物を取りに部屋に戻ると、
絢人が女の子を連れ込んでいた。
驚いて帰ってしまった女の代わりに相手を強要され、
実際に目隠しをされて初めてを奪われてしまう志尾…
この時点でなくないですか?
私の中ではないです!
ずっと央信を思って守ってきた貞操、
簡単に子どもの絢人に奪われるとか許せません!!
なのになのに許した挙句、
絢人が気になっていく志尾が理解できませんでした。
途中で央信が参戦してきて志尾に告白するも、
選んだのは絢人の方…
なぜ???
とにかく、絢人と志尾がどうしてお互いに
惹かれ合ったのかが全く分かりませんでした……
ただ、描き下ろしで社会人になった絢人と志尾が
今も一緒にいるという事を知ることができ、
そこで初めて2人の選択が間違っていたものでは
なかったのだと思えました。
とにかく私には理解し難く、
退屈に思えてしまうお話だったことは否定できません…
初読み作家さんです。
電子書籍サイトで1話目が無料だったのですが、そのあと電子の単行本版で読みました。
中身の絵は表紙より少し地味な気がしましたが可愛い系だと思います。
澄一視点でお話が進みますが状況は少し変わっていて、高校から片思いしている友人(央信)の弟(絢人)のために夕飯を作るように依頼されています。
澄一は飲食店を経営しているので料理は得意。
家族の食事を作るのを頼まれるくらい央信とは仲がいいと思われるのですが、澄一は食事を作るだけで自分の家に帰ってしまうという…あれ?ちょっとしっくり来ない…。
普通だったら「澄一も夕食食べていけよ。家に帰ってまた作るの面倒だろ?澄一の食費代ぐらいお礼の代わりに出すぜ」ってなると思うのですが…と細かい事が気になりました。
三角関係のお話ですが、割とアッサリ落ち着いてしまったので、もう少し何かピリッとしたものがあれば良かったかなと思います。
表紙のケーキに見惚れて購入した、わたしにとって2冊目の内田さんの作品です。
先日追加で購入した内田さんの本を読むついでに読み直しました。
続けて読むとだいぶ絵が変わっているのが分かりますね。
大きい声では言えないけれど、前の方が好…ごにょごにょ。
9歳違いの兄弟と飲食店を営む兄の同級生、という設定は一番最初に買った「六花さんとニーノくん」とすごく似てました。内田さんは兄弟絡みの三角関係萌えでしょうか。
高校時代からずっと友人の央信に片思いしている澄一。
家庭の事情で央信と一緒に住むことになった弟・絢人の食事の世話をすることになって…。
ノンケの友人に抱いた伝えられるわけのない想いを友人の弟に気付かれてしまって…という流れです。
その辺りは絢人の軽いノリと嫌な感じや大人なのに子どもに流されて利用する澄一に嫌な感じしかしませんでした。表紙のケーキも出てこないし。
でも何だかんだで切ない気持ちは味わえました。
すべて兄のおかげと言いますか、兄を悪者(?)に仕立て上げたことで絢人に一気に肩入れさせる作戦にハマったと言いますか。作者さんの思惑通りに気持ちが動いてしまいました。
「俺と付き合わない?」とか軽口で言ってしまうノンケの無神経さまでは許せたものの、今までも彼女がいたっぽいしこの間までデートもしていたのに、澄一の首のキスマークに過剰反応して、澄一を好きだと自覚する流れは嫌だったなあ。兄の身勝手さばかりが目についてしまって。
ノンケならノンケらしく能天気に「彼女がいるなら何で教えてくれないんだよー」っていう流れだと思うのですが、絢人がつけたキスマークだと思う流れも、その後の行動も何だか突然すぎて得体が知れなくて気持ち悪いとしか思えませんでした。
ただこのお兄ちゃんの身勝手さのおかげで火がつき始めていた澄一の絢人に対する気持ちがきっちり燃え上がるので必然と言えば必然なのですが、お兄ちゃんがゲイの壁を越える勢いが凄すぎてこわい。
花火の日なんてかっこつけてるけど、弟の気持ちに気付きながら弟の好きな人を姑息に奪う兄って…。決め台詞言ってるけど…、とどんどん引いていく。引いた分だけ絢人を応援したくなるというのは成功していたけれど、何かもうちょっと違う方法はなかったものかと思ってしまいました。
ちなみに飲食店を経営してる友人に夕食の準備を頼むなんて、営業時間じゃないの?と思った方に。澄一の営むサン食堂は7時〜16時までの朝昼客向けの店でした。ご安心を。
と言いながらわたしもそこがすごく気になったので、営業時間が分かったときはホッとしました。
片思いを隠して親友の位置にいたはずが、親友の弟とついうっかり出来上がっちゃって、泥沼の三角関係に陥っちゃうお話。
っていうのは、嘘です。
いっそ、こういうお話だったら中立評価にしなかったのになって思っただけです。
このお話に登場する3人共、自分の置かれた状況に対してのパッションが希薄というか、なんというか、
主人公の澄一は、ずっと親友に片思いしているのを隠している自分っていう状況が一番傷つかずに済むからそこに居続けているだけみたいだし、片思いの相手・央信は恋愛なんて関係の面倒くささを無意識のうちに感じて澄一の親友の位置にいるだけみたいだし、央信の弟に至っては目の前にふらふらしたおいしそうなエサがあったから据え膳食っただけみたいだし。
で、また、動きの硬い絵がストーリーの坦々とした雰囲気を更に増幅させている感じ。
ちょっと物足りなかった。
兄の央信・弟の絢人・兄の親友の澄一の三角関係です。
三角関係といっても全然ドロドロしていなくて、最終的に弟と親友がくっついた後も三人のいい関係が続くので、読後感は悪くないです。三角関係モノが苦手な方でも多分大丈夫ではないでしょうか。
主人公の澄一は長年央信に片想いをしていたのですが、作中では絢人にグイグイ迫られタジタジになっているシーンが多く、央信に対する気持ちでウジウジしているシーンが少ないのがよかったです。
流されやすいようで、大事なところではちゃんと自分の意志を通せる人でした。
絢人は、高校生らしい可愛らしさがありつつも、気を使える優しいいい子です。最初のエッチは強引だったけど、後からすごく反省していたし、澄一自身も最終的には一応合意していたので、まあ問題ないかと。
三角関係といっても、基本は絢人×澄一の物語でした。面白かったです。
年下(17・高2)×年上(27・攻めの兄と親友で、兄に長年片想い)
「攻めの兄」の存在が関わっている三角関係ものです。※以下もネタバレ含みます
飲食店オーナーの志尾(受け)は、親友の央信を一途に想い続けて10年。央信には弟がいて、彼の名前は絢人(攻め)。兄弟は、10年前に両親が離婚しその後別々に暮らしてきたが、母親が他界しひとりぼっちになった高校生の絢人が、兄である央信の家に越してきた。いつも仕事で帰りが遅い央信から「弟の夕飯を作りにいってほしい」と頼まれた志尾は、快くお家に通うことになるわけですが……初日から『え、もう帰っちゃうの?』という絢人のその顔!その言い方!んもーぅ、帰れないでしょって感じでした。
表紙で後方にいる、攻めの絢人がよかったです。あらすじを読むとこの弟くんは腹黒っぽいのかな...なんて思ったのですが、違いましたね。甘えんぼうなのに、ガマンして引いてみたり「好きになってもらうようにがんばる」発言したり...。これはほだされるよな、と。私の印象では、絢人=母性本能くすぐり攻め、なんです。そして受けの志尾さんはそういうものを持っている人だと思います。もちろん、"好きな人の弟" だから大切にしなきゃ、というのもあるでしょうけどね。叱るときは叱っていたし。
描き下ろしの「おとなになったキミは」ではタイトルどおり、社会人になったスーツ姿の絢人が見られます。この子が恋を知ったらワンコ紳士になること間違いなしだと思ってましたが、やっぱりな。すっごく幸せそうなふたりの、甘くてステキな生活をのぞき見できますよ♡
好きな作家です。
そういう視点からすれば「あぁ作者の本を読んだ~!」という気がする一冊でした。ほとんどが受け目線で進むのと、彼のモノローグが効果的なこともあって久しぶりにキャラに思いっきり感情移入しながら読みました。トーンはシリアス寄りといえますが、空気としてはほのぼのしていて、暗いお話というわけではないし、ハッピーエンディング。しかし兄はいつでもドアの外にいたはずなのに、後半で三角関係が本当に展開しだしてちょっとびっくりしましたが…。カバー下は表紙のふたりの出逢い(絢人:7歳)、やぁ~ん!これは神ですね。もうこの頃から、志尾さんの本能は目覚めていたんだ(笑)絢人スゴイ!
恋人になる前のHシーンですごく好きなところがあって、読後も数回リピ中です...。