G線上の猫

gsenjyo no neko

G線上の猫
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神7
  • 萌×210
  • 萌13
  • 中立5
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
13
得点
119
評価数
37
平均
3.4 / 5
神率
18.9%
著者
宮城とおこ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
ミリオンコミックス CRAFT Series
シリーズ
G線上の猫
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784813009108

あらすじ

音楽家でバイオリンを専攻する高校生・理也は、著名な音楽家を父親に持ち将来を嘱望されている。
だが、理也には誰にも言えない秘密があった。
それはもうひとりの自分──?
秘密をいつしか共有するようになった大学生・篤志。
理也に複雑な感情を抱き、翻弄する先輩・香坂。
交錯する感情、関係の行き先は?

表題作G線上の猫

学校の先輩/大学生
二重人格

レビュー投稿数13

序章

ある日大学生の篤志は家に帰ると、玄関の前で倒れている少年を見つけます。それが理也です。理也は手を切っており、バイオリンを持っていました。しかし彼はそのバイオリンは死んだ弟のだ、というのです。
ここから物語は始まります。
理也はなぜ手を切って倒れていたのか、彼とバイオリンはどういう関係があるのかはぜひ漫画を買って読んでいただきたいです!

ただひとつ言うとすれば理也は二重人格ということです。
これを言わなければ萌えが伝えられないので(^ω^;)
"死んだ弟"というのは自分の中のもう一人の理也のことです。
攻めが二人表記されているのは、この二重人格受けが原因です。
大学生の篤志とは一人称「俺」なちょっと強気な理也(通称黒)が、先輩の香坂とは一人称「僕」で常に敬語でおとなしい理也(通称白)が絡みます。
決して3Pではないのであしからず(笑)
黒白性格は正反対ですがどちらも可愛かったです(*´∀`*)
攻めの香坂と篤志もまた正反対な性格で、香坂はちょっと強引攻めで篤志は優しいくてお人好しという感じですw
ちなみに1巻では篤志との絡みはありません。

読みごたえありましたし、萌えもたくさんありましたし、絵も綺麗なので神評価つけました☆
ただ1巻なのでまだ序章といった感じです。なので私は続きが気になってすぐ次巻を買いに行きました(笑)
ぜひおすすめします!

4

匿名さん

アマゾンのレビューもけっこう評価が高いのですね。
知らなかったので、紹介してくださってありがとうございます。
ここで紹介されると、昔の名作に改めて光が当たるので、参考になります。

初期の宮城さんだからこその雰囲気

宮城とおこさんの絵柄が好きです。
線が細くて繊細な絵柄、あまりトーンを使わない白黒の画面。
私はこの雰囲気にやられちゃいました。

へたれというかお人好しというか、そんな性格の篤志は、家の前で血を流して倒れている少年を拾います。
少年の名前は理也。高校生。彼はバイオリンを持っていました。
この子がいいんですよ。気が強いんですけど、それは弱い自分を隠すためというか。篤志が作中で言うんですが、「理也が俺より全然ちっこいことに気づいた」。
理也は、気を引きたいから困らせてしまう、振り回してしまう、わがままを言ってしまう、そういうタイプなんです。

あともう1人。俺様?強引な理也の先輩・香坂。
でも、香坂の知る理也は、上記のような人物じゃないんです。ほんわ~としていて、でも芯が通っていて、守ってあげたくなるような。それが香坂の知る理也。

それが理也の秘密です。

この秘密ゆえの理也の(消えてしまいそうな)危うさが作品の儚さを底上げしているように思えて…。2巻が出るまでの間に窒息してしまいそうでした。どっちが、どうなってしまうのかと!これはどんな作品なのかと!

この作品は私が初めて手にしたBLです。多感な時期でしたので、思い出補正がかかっているのかもしれません。私情も入ってしまっているのかもしれません。ですが、この雰囲気に今だに酔っている私は、この評価をつけるほかありえない。
繊細な絵柄から流れ出る雰囲気。理也の秘密、儚さ。切ない美しさ。幼い頃を懐かしむような、あの気持ちにも似ています。

4

自分探し(前編)

二重人格に興味を持ったので一気に1~3巻まで読んでみました。
非常に興味深かったです。
タッチがとても綺麗で線が細いです。
ストーリーも繊細で切なく儚い。

まず、設定が細かくて深いと思いました。
登場人物についてですが・・・
理也は多重人格障害です。
理也(白)・・・バイオリン一筋の繊細な男の子。黒の存在を知らない。
理也(黒)・・・白を守ろうとするやんちゃな男の子。白の記憶を継承。
篤志・・・黒の理也を拾った大学生。白も黒も受け入れようとする。
香坂・・・白の理也を好きだけど冷たい。
主にこの四人でストーリーが綴られていきます。

私の個人的な意見ですが、
白はバイオリンしか居場所がなく、無理して作り上げてきた人格ですが、
黒は今まで我慢してきた本当の気持ちが出て来ている状態だと思いました。
白=周りの言うことを聞く理想の自分。
黒=心の底に秘めていた本当の自分。
白と黒の葛藤が多重人格障害となって現れたのではないかと感じました。
理也が多重人格障害になってしまった原因は何なのか?
その理也が篤志と香坂によってどのように変わっていくのか?
2巻に続きます。

3

G

宮城とおこ先生のイラストが綺麗。
G線上の猫はずっと気になっていた作品です。

ちょっと、不良な香坂先輩もかっこいい。

理也の居所を作ってあげた篤志が本当に好い人。
好い人過ぎて詐欺に会わないか心配だけどそこは大丈夫みたい。
鍵を貰ってずっと触ってる理也が可愛いです。気になるけど、会いに行っちゃいけないみたいな。

香坂先輩も理也が好きならちゃんと気持ち伝えないとね。

早急な人たちが多いな。二人しかいないけど。(アーヴィンと香坂先輩)

2

始まり

1話目の初出は1999年…つまり15年も前になるわけですね。
とはいえ、絵は透明感があり綺麗です。
全然抵抗を感じることなく読むことが出来ると思いますΣd(´∀`*)

うーん…序章って感じ?
まだよく分からない…何ともいえない状態です。
とりあえずメインキャラは出揃った、という感じなのかな?

白い理也…ノーマルモード(優等生っぽい)
黒い理也…バイオリンは出来ず、白や白に関わる人間を嫌う(性格はナナメ気味?)

白は黒を知らないけれど、黒は白を知っている。

うみゅ…これ最後どうなるんでしょうね?
二重人格のままなのか、統合されるのか。
そして何より、池田さんと香坂先輩どっちとくっつくのか…気になりますー。

1

繊細だ

天才少年バイオリニストと、それに関わる人たちの話です。
受が二重人格です。
大人しいほうの白い理也は学校の先輩に惹かれ、ヤンチャなほうの黒い理也はたまたま知り合った大学生に惹かれる。
繊細な絵とストーリーでした。少女漫画みたいだった。
正直いうと、あまり得意な話ではなかったです。でも作品は丁寧に作られていたので、そこには好感持ちました。
何が苦手だったかというと、モノローグで語るかニュアンスで伝えてほしい部分を、登場人物がぜんぶ口に出して言っちゃうところ。作品世界のなかに入りきる前にこれが続いたから、ちょっと寒くなっちゃった…。

2

まだ序章です。

 記憶喪失で二重人格という設定と、美しいイラストに惹かれて読みました。

物語は3部作のようで、1巻は本当に序章といった感じでした。
繊細で綺麗な絵と、先の読めない展開がクセになりそうです。
 理也というバイオリンを持つ男の子が二重人格なのですが、
これまた両方とも可愛いのです。
生意気で猫のような性格の理也と、バイオリンが好きな繊細でおとなしい性格の理也。
理也についてはまだまだ謎の部分が多く、複雑な過去もあるようなので2巻を続けて読もうと思います。
二つの人格を持つ理也に関わっていく大学生の篤志と先輩の香坂。
この三角関係の行方も非常に気になるところです。

絵がとても綺麗で、個人的には読みやすかったです。
H度は少なめですが、物語が全体的に切ない雰囲気なので落ち着いた気分の時に読むことをおすすめします。

2

設定は良い

二重人格(黒と白)、音楽一家、強引な先輩などなど設定がとても良いと思います。
わたしは所謂当て馬キャラが大好きなので、香坂先輩は神をあげたい!!
池田さんの良さが分からないほど良いんですw

1

ふたりでひとり

個人的に大好きな宮城さんがまさかのBLだと!?と言うことで、発売日に買った覚えがあります。いつまでたっても出ない2巻に待ちくたびれて、一度は手放してしまったのですが、再び手にいれましたー。
はぁ~、この人本当絵上手いなぁ…。。。
どこ見ても隙がないくらい絵が上手くてびっくりです。線が細くて美しい…!

ヘタレな大学生×二重人格の高校生のお話です。
受けの子は、おどおどしている性格とはっきりしてキツい性格二人で、正反対な性格をしているのですが、そのどちらも可愛いんですよ!!
受けの憧れている先輩とかがでてきたりで、なにげに三角関係です。三角…?人格が2人いるから、四角なのかなぁ~?
なにはともあれ、綺麗で美しいBLが見たいならコレです!宮城とおこ先生大好きだぁ~!!

1

1巻目

なかなか凝った作品だなぁ、というのが第一印象でした。

最初、このワガママ坊ちゃんの話を読むのはキツイな~
などと思っていたのですがw
でも読んでいくうち、少しずつ「を?凝ってる?」と。

でも、多重人格というその精神的な病に対し
理解しながら読んで行かないと
ストーリー自体を受け入れられずに
終わってしまう可能性もあるかもですね。

このあとまだ幾つもの続編へ繋がっていきます。

最終的に「遠い日の蝶」がスピンオフ的な存在ですが
こちらにも理也達のお話が載っていて、長~く楽しめます^^

1

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