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大学時代、振り回して捨てた後輩♂にお金で身体を買われました――!?
mujoukenkoufukuron
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
昔、受けに振られた攻めが復讐のために地位をつけて見返えす、どんでん返しの物語。
大好き執着攻めの、足掻きが見れます。
二人は大学生時代の恋人同士で、社会人になって再会。
受けはバイト、子犬のようだった攻めは立場が上で昔とは真逆。
大人になった受けの性格もポジティブでプライドがなく、自由な人。
だけど人に好かれるし、ヘタレ発揮している攻めには男前で…ズルい!
掴めそうでつかめない人ってたまにいるけど、こんな感じなんだろうなと思ました。
攻めも捨てられた復讐のつもりだったのに、もう一度会った先輩はやっぱり好きな人で、手酷く出来ません。
それでも繋がっていたくて、お金で受けの体を買っちゃったり遠回り…。
付き合っていた頃は、年上の受けの方が余裕があって、攻めを転がしてる感じが、めちゃくちゃいい!!
攻めも子犬のようで受けに好かれたくて必死。
別れた理由も受けの気まぐれ。
そして一番見たかった、過去の振られた直後のボロボロになってしまったシーンも描かれていて本当に嬉しかったです。
もう攻めが可哀想なくらいボロボロで、数コマしかありませんが大満足。
別れた後も、お金を使って先輩のことを調べたり、本当に健気。
でも最後には、受けもちゃんと攻めのことを考え、昔のすれ違いも正していき、やり直す。
一冊まるまるこのお話でストーリーの組み立てもしっかりしていて最高でした。
もし小説だったら、漫画では描き切れなかった部分も、じっくりゆっくり楽しめたのかな…と惜しむくらいいい作品でした。
ただ、一点すごく残念だったのが、あとがきとカバー裏にあった作者と担当編集の漫画。
個人的には本当にいらないと思いました。
担当編集がイケメンで馴れ初めから、現在に至るまでの仲の良い経緯が描かれていて「私はいったい何を見せられてるんだ…?」と熱が急に冷めました。
カバー裏もその漫画の続きでガッカリでした。
カバー裏をめくる、あのワクワクを返してくれ…!
表面上はさらっとしてるのに、心の奥底では歪んだ愛情が渦巻いている…
このようなシチュエーション好きな人は多いのではないでしょうか。
私は大好きです!!!!!
追いかけていないように見せて全ては計算…。
やらしいけどやらしくない!
執着心感じるけど、言うほど重くならないのは、
受の加古さんが気にしいじゃなくて
適応能力が高いからこそかもしれません…。
基本気に入った本でないと繰り返し読まないのですが、
この作品は好きで何回もついつい読んでしまいます。
初めて読んだ作家さんだったので、過去作品をこれから読むのが楽しみです。
ダメダメリーマンの加古と、加古の学生時代の後輩で元恋人の北村の再会愛(?)
加古にとっては、過ぎてしまった過去の恋愛だったのに、北村にとってはずっと引きずってきた恋愛で。過去に加古に受けた仕打ち(ダジャレではないです…)のお陰で、執着心を温存しつつ、すっかり捻くれてしまった北村は、再会した加古に冷たい態度を取ります…という時点で、ブラックかつダークなテイストの作品になるのかと思いきや、ストーリー自体は割と軽めにコミカルな感じで進行します。
加古は、いい加減でダメな社会人なのですが、実際のところ全く能力のない口だけ男というわけではなく、ライターとしての能力はそこそこあるようです。適当なことをしていてもなんとなく憎めないような人当たりの良さもありますし。
捻くれて素直になれず、変な形からはじまった再会愛ですが、結局は落ち着くところに落ち着きます。
登場人物2人が、なかなか一筋縄ではいかない魅力的なキャラでした。エロいシーンもなんとなくかわいい感じに思えました。
受けに執着し過ぎて、若干病んでる攻めが好きです。
病むほどの愛ってすごいな、と。
でもこの作品を読んで気付いてしまった。
病むのは相手を信用してないからなんだと。
大学時代に付き合っていたものの、加古の卒業と同時に別れた北村と加古。
10年ぶりの再会で、2人の関係は…。
加古がクズでございます。
適当、だらしない、人の好意に甘えっぱなし、酔うと男女問わずのキス魔になる、悪いことは相手のせいにしがち。
だけどこういうひとって何かしら魅力があったりするわけで、真面目でおとなしいタイプの人間には「自由」に見えたりするんでしょうね。
自分にないものを持っているから憧れて、憧れの人が自分の手の中に降りてきてくれたら絶対離したくないと思うのは当然のことだろうし、ある日それを一方的に断ち切られたら、…病みますね。
再会後の北村は、社会的地位も知名度も財力も、借金まみれの加古とは比べものにならなくて、完全に優位。
最初のうちは加古への仕打ちに「いいぞー!やれやれ!」と思っていたわたしですが、かなり早い段階で執着という手の内を見せてしまうんだ、これが。
おばちゃんは悔しいです。もっと突き放してほしかった。
でもそうすると話はそこから変な方向に行ってしまうので仕方ない。
結局、力関係は決まってるんですよね、執着してる時点で。
加古はクズだけど、北村がどんなに稼ごうが、どんなに立派になろうが、お見通しというか、余裕があるのは加古の方で。
ひとを見る目があるからクズでも愛されるんだろうな、と思わせる人物でした。
相手を落とす方法を知っているというか、どんな相手でも自分に何かを求めているなら、相手から「欲しい」と言わせるように仕向けられる。
一枚上手でした。
「もう捨てられたくない」という気持ちを解して、それでも相手がまだ頑ななら崖っぷちまで一気に追い込む。
これは勝てるわけないな、と思いましたよ。
守りの一線を引いている相手に対して、どんどん退路を断っていくんですもん。
オセロで白が優勢だったのに一気に黒になるような、そんな印象を受けました。
お見事。
表紙の構図の10年前バージョンが巻頭に掲載されています。
強気な目をした加古を虚ろな目で後ろからゆるく抱く北村と、満足そうな笑顔を北村に向ける加古と、赤面しながらたどたどしくうしろから加古を抱っこする北村。
一方的な別れと10年の月日が、ひとをこんなにも変えてしまう。
こちらも要チェックです。
いつも何か物足りなさが残るいさかさんなのですが、こちらは雑誌で最初何話か読んでいて今回こそは好きそうだぞと。
【S】HU-CHAKU×【M】UJIKAKU
いいカップリングでした!
攻めの思い詰めて拗れた執着愛の暴走が、楽天家の受けにはちょうどいい形で刺さるところがなんとも割れ鍋に綴じ蓋。
拗らせすぎて無茶苦茶なことしてくるわりには肝心な場面になると逃げ腰な北村を、加古が追い掛ける、という構図が良いです。
加古みたいな良く言えばマイペース、悪く言えば相手の気持ちに鈍感なタイプには、北村ぐらいじゃないとダメなのかもね。
【電子】シーモア版:修正×(白抜き)、カバー下○、裏表紙×、おまけペーパー(1p)付き