歴代彼氏は全員だめんず!? キング・オブ・不憫受け

シュラバメイカー

syuraba maker

シュラバメイカー
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神7
  • 萌×214
  • 萌18
  • 中立10
  • しゅみじゃない6

--

レビュー数
13
得点
155
評価数
55
平均
3.1 / 5
神率
12.7%
著者
フジマコ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人uno!
発売日
価格
¥650(税抜)  
ISBN
9784801957930

あらすじ

見た目もイケてて友達も多い、人気者の大学生・歩。
ゲイで彼氏も絶えないけれど、実は男の趣味が最悪で、
壮絶な修羅場を演じてばかりいるという秘密があるのだ!
ところが、そんな現場でなぜかいつも鉢合わせてしまう
同級生・早瀬にだけは、歩の最悪な恋愛がバレバレ。
高校を卒業して、二度と会わずに済むと思っていたのに…!?

表題作ほか、女装店オーナーと平凡リーマンの
フェティッシュ・ラブコメ同時収録!

表題作シュラバメイカー

早瀬想太,大学生,歩の高校の同級生
椎名歩,人気者の大学生

同時収録作品俺の方が絶対かわいい!

黒川直也,27歳,女装ショップオーナー
白根恵一,29歳,女装癖のある平凡なサラリーマン

その他の収録作品

  • シュラバも恥もお湯に流して…♡
  • 作者からのメッセージ
  • カバー下:イラスト

レビュー投稿数13

泣き虫受け

男運が悪い可愛い系ゲイと、なぜか修羅場に居合わせてしまう同級生との話
主人公が本当に可哀想な男運ですが、涙でぐしゃぐしゃな顔も可愛いかったです。早瀬がクールな顔でなんだかんだ歩を心配してるかんじが良かった。
勢いのある若さゆえの展開ってかんじでした。

もうひとつの女装ものは、女装萌えはないのですがお話としてなかなか面白かったです。
2人とも完全に女の子な感じじゃなくて、あくまで女装してる男子ってかんじなのが良かった!
そして攻めの黒川くんが男としてはイケメン風なのが王道だけどギャップ萌え。

どちらの作品も、ちょっとダメな受けを攻めがなだめる感じですね~
初読み作家さんでしたが、エロもいちゃいちゃも多めで楽しく読めました。

3

常に修羅場ってるのは歩なのに、早瀬を「疫病神」呼ばわり。そりゃ無いよ!

可愛い顔して、人気もあるのに凄くバカ。変な男にばっかり引っかかって、直ぐ身体許して、
弄ばれて、捨てられる。傷ついて、大泣きするのに、寂しがりで、直ぐまた弄ばれる。
自分で修羅場をメイクしてるわけじゃ無いのに…、と思いきや。
歩の性格の悪さは合コンで露呈してしまう。何が修羅場って、この合コンが一番の修羅場。
他の方も触れてますが、阿鼻叫喚⁈ こんな合コンは嫌だ‼︎みたいな事になっている。
まぁ、早瀬はコミュ障だから、つい大声‼︎は、仕方ないにしても、泣くかね⁈ そこの女子。
ひっぱたくかね?そこの女子。という、わややな事になってしまう。
ゲイなのに、花を添えろとばかりに合コンに連れ出される歩も気の毒だし。友達も悪い。
歩を捨てたくせに、酷い目に合わせてやろうとまたぞろ現れる男たちとも修羅場りますが、
この合コンの前にはそれすらも霞みます。
いつも歩の修羅場に居合わせたばかりに、「疫病神」呼ばわりされてしまう早瀬ですが、
早瀬もそんな前から歩を好き(気になっていた?)だったら、もうちょっと早めにそれ言ってよ。
最初に致した時も、その次も『…早瀬が何考えてるのかわかんない‼︎』。
コレ、マジでわかんない‼︎ ので、歩が可哀想です。
歩は、寂しくて、ただ優しくされたいだけの子なのに…。あと、いつも救けてくれるなら、
ご都合主義でもいい‼︎ レイプされる前に救けてあげて欲しかった。アレはトラウマになるレベル。
描き下ろしで、その後のイチャあまラブがあって、歩は大事にされてそうですが、
あまり読後感の良いものではありませんでした。

同時収録は、うーん。私も特に女装癖が好きなわけでは無いので。よく分かりません。
まるで女子‼︎ にならないように、頑張ってるという、BLに対する意欲は分かります。
だって、素敵じゃ無いですもん。ただ、表題作で相当疲れるので、こちらは別の日に気を取り直して
読んだ方がいいかも。

0

不憫と言うかなんというか

ダメ男ばっかり好きになってシュラバを起こしてしまう主人公のお話ですが、健気だから不憫なキャラ、というよりお調子者タイプだったので斬新な感じでした。
しかし、ちょっとバイオレンスなシーンがあるのでご注意。

こちらの表題作はそこまで萌えられなかったかも…というのも、主人公が攻めに対して態度が酷いといいますか^^;
彼女つくりに来てる合コンで、そう言えばこいつ童貞なんだって~なんて言うって、小学生みたいな奴だな…て思いました。
こんな主人公に甲斐甲斐しくなってしまう攻めが逆に健気すぎる気がします。
いったい攻めがどうやって、いつ、この子に恋愛感情を抱いたのかが分かりにくかったです。

「俺の方が絶対可愛い」
こちらは変なお話だったのですが、何故か妙にツボに入りました。
2人とも女装趣味のある男性同士という設定。受けに女装させるお話は結構ありますが、どっちが可愛いか競いあう男同士…でもこれは恥じることない趣味だと胸を張ってるあたりが素晴らしいと思います。どっちも女装趣味って、読んだことなかったのでなかなか萌えるなあ…と思ってしまった。カップリングが単純に好みだったのかもしれませんが。
こちらはもっと長く読みたいお話だったため、星4なのは主にこちらの評価という事で。

1

疫病神・・・?

最初に1つ言わせてください、この萌え評価は表題作抜きにして同時収録の"俺の方が絶対かわいい!"だけに対してです。

シュラバメイカー:受けの性格がどうにも理解できない。何度も修羅場を目撃されもう会いたくない相手に今の彼氏との修羅場を見られ助けられたからといって、泊めてもらいそこから自分から迫りそこからの疫病神扱い。意味がわからない。何度も助けてくれた相手だよ?という感じでした。
あと、わたし的に攻めの早瀬くんは身長が伸びただけでまだモサいと思います。

俺の方が絶対かわいい!:これは受けの白根さんがとことん可愛くてわたし好みだったので好きでした。女装プレイあんまり好きだな〜と思ったことはなかったのですが、白根さんの体型がちゃんと男っぽくてそこがリアルというか好みでした。
お互いスーツと女装とのギャップがありたまらんでした。

3

不憫受けなのかな…?

【キング・オブ・不憫受け】
この売り文句は失敗ではないでしょうか。
正直、どこに不憫要素があったのかわかりません。
(受けの性格が好ましく思えなかったからそう感じるのかも…)

表題作が「趣味じゃない」
同時収録作が「萌え」
間をとって中立評価です。


◆シュラバメイカー

顔が良くて、性格が明るくて、ゲイバレも受け入れられて。
本人も「人生イージーモード♪」と自覚している受け。
ただ1点、男運が悪いのを除けば…。

攻めは受けが男と揉めてる場面に何度か遭遇している人です。
地味な性格でノンケ・童貞。
攻めと受けは高校時代からの同級生ですが、仲が良いとは言えない関係です。

趣味じゃないと感じるのは受けの性格に尽きます。
男運が悪いのはどう見ても自業自得。
なのに攻めに八つ当たりし、しまいには攻めを疫病神扱い。
意 味 が わ か ら な い 。

攻めも受けを好きって感じがしなかったな。
そもそも「疫病神」と言ってくる相手を好きになるのか…?
うーん、私には理解しがたい。


◆俺の方が絶対かわいい!

攻めも受けもどちらも女装好きという点が新鮮でした!
女装しても男のガタイなので女の子っぽさがないのも◎

2人でお揃いのメイドコスしてデートしてるシーンが可愛いですv
すごく楽しそう。
互いの性癖が合ってるとストレス無さそうですね(﹡´◡`﹡ )

個人的に似合ってない女装を見るのは好きですが、
やはりメインは男の姿になった時のギャップ♡
攻めのスーツ姿がすごくカッコ良くて萌えましたヾ(*´∀`*)ノ

前後編でエッチする時の服装が変わるので、
「女装姿攻め×スーツ姿受け」「スーツ姿攻め×女装姿受け」
どちらも楽しめて1粒で2度美味しい気分でした♪

書き下ろしではイメプレでエッチしてる2人w
見てて楽しいカップルでした。

0

前半の吸引力と後半の遠心分離力

表紙に惚れまして、すごく楽しみに読んだのですが。

【シュラバメイカー】前半萌2からの中立
表紙のイケメンとかわいこちゃんに釘付け。
どきどきしつつ本編を見たら開始3ページで、あれ…、表紙のイケメン不在…。
このむさい子を下から煽ったらこうなるのかとか、奇跡の一枚というやつ…とかイケメンに対する未練を抱えたまま読み進めました。
が!!!イケメンどうでもいい。
かわいこちゃんのキャラに引き込まれて、邪心が雲散霧消。
可愛い外見に明るい性格で同性愛者であることすら受け入れられるほどの愛されキャラ。こんなに最強なかわいこちゃんなのに、恋する相手はなぜか「お前も遊びだろ」。ひどい。
別にビッチ臭が溢れているわけでもなく一途で重めなのにライトに遊ばれてしまう不遇さに、「わたしは分かってる!ちょっと男になってくるわ」と言いたくなりました。
歩と早瀬の気持ちが育っていく過程を楽しみたかったので、元カレたちとの再会やトラブルなんかはちょっと怒涛の勢いで詰め込みすぎな感じで置いてけぼりに。これだけキャラに引き込んでおいて力技でまとめるのはもったいない!としか言いようがなかったです。告白シーンも言わせたい台詞の羅列という感じになってしまって、気持ちが通じ合ったあとなのに「俺じゃダメなのか?」という早瀬の台詞にも違和感。いや、君がいいって1ページ前に言われたばっかりだよね…、と急速にこころが離れていく自分を発見。
他にも合コン相手の女子の反応が過剰すぎて意味が分からなかったり、蹴り上げた足の角度がホラーだったり、乳首の位置がおかしいところがあったり、つっこみどころも満載でしたが、本当に後半がもったいなさすぎて残念だし無念。

ちなみに本編でイケメンが登場したのは、2話の1ページ目の180cmの早瀬とその下のコマで目を閉じている早瀬の2コマ(わたし基準)だけでした。
描き下ろしには3コマでした。

【俺の方が絶対かわいい!】中立
女装子ちゃんたちの話。
任侠メイドの作品を読んで「マッチョの女装は無理」と思っていたのですが、こちらもやはり厳しかったです。受けもスーツだとすごく可愛いのに女装すると可愛いオーラが消えてしまうマジック。
前編でゴリマッチョに近い体型だった攻めが、後編で男の格好をしていたときはスリ筋でまるで別人。大変イケメンでした。
ふたりとも女装をしない方が魅力的に見えるのですが、人に言えない女装趣味を共有することがこの作品の軸なので、そもそも女装ネタが好きではないわたしには合わなかっただけという…。何かすみません。

2

女装カプの話が好き

【シュラバメイカー】
ゲイであることをオープンにしてて、男女問わずの人気者♪ので通ってる受けが、攻めにはいっつも男絡みの修羅場を目撃されている。
高校生の同級生→大学で再会するんだけど、高校の時はチビで根暗っぽかった攻めが、長身イケメンに成長してて少しときめいちゃう受け。またしても男に振られて傷ついたところを、攻めに助けてもらってそのまま無理やり体も慰めてもらっちゃう。

受けがちょっと自分勝手すぎるので、受けに対して感情移入ができないまま終了……。攻めはいいやつでした。「キングオブ不憫受け」と謳ってるけどそれは歴代彼氏がダメンズだったから…であって、見る目があればすむ話…という点から「不憫」にはちょっと納得できないなぁと。

でも描き下ろしの二人はもはやバカップルそのもので甘々でいい感じでした。

【俺の方が絶対かわいい! 前編&後編】
女装ショップのオーナーのごつい系女装とサラリーマンでこっそり女装が趣味の可愛い系女装。
後編でスーツを着てる攻めが登場。正直スーツ姿のほうがいいなぁとは思うんだけど、二人でメイド服着て遊園地に出かけてキャイキャイ楽しんでる二人が微笑ましい。
ノンケだと思ってたはずなのに攻めのことを好きになっちゃうわ、同僚に女装がバレそうになってやばいわ、と混乱する受けだったけど、自分の好きに素直になろうとする受けがいい。好感持てる二人でした。

エッチのときは両方とも女装ではなくどっちか片方だけなので、そこが良かった。二人共、女装してのエッチだったら多分、私混乱したと思うんで…。
1回目は攻めがセーラー、受けがワイシャツ、2回目は攻めがスーツで受けがワンピース。2回目の攻めがスーツでのエッチのほうが攻めの男くささが全開で好きです。

2

思ってたのは違った。でもイイ

明るくて人気者。
ゲイってのは皆知ってて、どっちかというとチャラいイメージの受。
でもホントはすごく純粋に恋している。
ただ相手に恵まれない。
そんな時再会したのは…?!

童貞だったはずの攻が絶倫テクニシャンてどーなのよwww
愛ゆえですか、そうですか。
可愛い+エロスを堪能させていただきました(/ω\)
これまで良いご縁に恵まれなかった分、ぞんぶんに愛されちゃう
未来がどうにも甘くていかんですね。

後半の女装話。
女装にもえないんだよなー…
嫌がる子に着せてなら多少燃えるんだけどなー…
ノリノリなのはなー…

3

萌えには気持ちが大事!

大学生同士と、どっちも女装癖のある2カップルの話が収録されてます。
フジマコ先生のジューシーなエッチシーンは健在だったけど…

「シュラバメイカー」
椎名はかわいい顔をしてるから、ゲイだってカミングアウトしても男子からは合コン要員、女子からもかわいがられる人気者。でも男運が悪すぎる!
高校の時は先輩と教師、どちらも本気だったのに「遊びだろ」で捨てられ、大学生のいまもリーマン彼氏に女と二股かけられて…
そして彼氏とのシュラバにいつも居合わせるのが同級生の早瀬。早瀬は高校の時は小さい地味メガネだったのが、大学生になったら背も伸びてイケメンに。

イケメンにピンチを助けられたら、そりゃ好きになっちゃうよね。
椎名の一途さ(というか恋愛体質)を受けとめてくれる相手にやっと出会えて良かったねと思う反面、早瀬とは地味メガネの時にすでに出会ってるよなーとか、辛い時の慰め役として”利用”してる感があるのがモヤモヤしてしまう。
早瀬が良い奴だから余計に。

エッチシーンは椎名の誘い受けで、早瀬はタガが外れてしまうし、椎名も感じたがってて、エロジューシーさはたっぷりなんだけど、モヤモヤが残ったままだと萌えはイマイチ…

「俺の方が絶対かわいい!」
女装ショップオーナーの黒川と、リーマンの白根。
白根は同僚達と女装ショップを冷やかしていたけど、実は女装癖があって、その店の質の良い服が忘れられず、「友達に頼まれて(サイズは同じ)」とバレバレの嘘をついて店に通う。
白根は「友達が…」と言いながら黒川と女装談議をうれしそうにしてるのがかわいくて、黒川も騙されたフリをしつつ白根に似合う物を探してあげる。
こちらの話は二人の気持ちが重なっていくのが感じられます。

エッチは、セーラー女装×リーマンスーツ、法事帰りのスーツ×女装の二通り。
攻めの黒川はガタイが良いから女装ならセーラーよりドレス系の方が似合いそうだし、男の恰好をした時のほうが素敵に見える。
なので女装攻めの一度目のエッチより、黒川が男性スーツで、白根が「女になったみたい」と口走ってしまう二度目のエッチのほうが萌えます!

「シュラバも恥もお湯に流して…♡」
描き下ろしは温泉旅行。シュラバの二人がメインだけど、女装の二人も同じ旅館で御代官様プレイを楽しんでます。そっちのほうがちゃんと見たかった…

2カップルともエロジューシーさはたっぷりめだったけど、気持ちがあるかないかに萌えの境目があるなと実感した一冊でした。

2

プラスマイナス=中立

 フジマコ先生初読み作品です。
 絵も上手いし、ストーリーも面白かったですけど、この作品に関しては萌えるかどうかで言うと微妙なところですね。前の方々もレビューされている通り、受けのキャラを好きになれるかどうかによると思います。
 ダメンズに引っかかる絆され受けはキャラによっては好きになる時もあるのですが、歩に関しては、これまで失恋シーンを偶々目撃されていて気まずいにしても、攻めの早瀬に対する態度が酷すぎるなと思いました。
 逆に、早瀬に関しては、長身イケメンなのに元々小柄で根暗キャラだったせいか、どこか可愛らしいところもあり、歩を放っておけないところやエチシーンで余裕がなくなるところはツボでした。
 麗人に掲載されていただけあって、エチシーンは申し分ないです。
 なので、プラスマイナスで結果、中立と評価させて頂きました。

1

微妙

何とも受けに関して微妙な感情しかわかない
あえて自分からクズ男ばかりを選んでいるから。
この受けは、一生幸せにはなれないなって思った
嫉妬だかなんだか知らんが
攻めの童貞を飲みの場で暴露してる時点で
ないわーってなったし、空気悪くしすぎ...
流石にこの受けには何の感情もわかない
リアルにも居そうだしこういう男ww
いつもは元彼に受けがレイプされそうな場面は
気分わるい....嫌だなぁとか思えるけど
今回は何とも思わなかった、クズだって分かってるのに
ヨリ戻そうとするし、攻めの忠告も聞かないし、自業自得...
案の定、やられる寸前の助けとかではなく
やられちゃったんだろうなって...
今回は受けより攻めの方が不憫っと言いたい

0

不憫受けの定義によって評価が分かれそう

「不憫受け」とありますが、うーん…??
品行方正というか健気というか、個人的な不憫受けの定義の中にはそういうマジメさみたいなものが入っているのですが、最初から最後まで性格の悪さが目につきイラつきっ放しでした。先のレビュアーさんも書かれている合コンで攻めの童貞をバラしたり包茎だと嘯いたのは、自分が攻めの立場だとしたら意地っ張りだのヤキモチだのでは済ませない気がしますし、場の空気をそんなことで壊すなんて「いつでもどこでも輪の中心にいる人気者」が聞いて呆れると言いますか…。
自分はゲイでもニコニコしてこんなに頑張ってるのになんで分かってくれないの><!?という自己憐憫に終始し、攻めがいい人間性だったのに受けに「何なんだコイツ」という冷めた目で読まずを得ず、全く萌えられませんでした。
不憫受け自体は好きですが、健気ないい子が不憫な目に遭うのが萌えるという同志の方にはあまりお勧めできません。そんなだからマトモな性格の男が寄ってこない因果応報じゃないの?と思ってしまいます。人間臭いのと性格地雷は別物だと思っているので。

もう一作のゴツく女装攻め×可愛らしい顔立ちで華奢な女装受けの方は、嫌な感じはなくよかったです。ストーリー的には目新しさや特別ここが萌えたなどはなかったものの、表題作で溜まったストレスが抑えられたというか…(笑)

描き下ろしは両作のカプが出てきます。アホエロといった感じなので何も考えずにサラッと読めました。

3

大学生カプと女装カプ

表題作は、ロクでもない男にばかり引っかかる、ゲイの大学生受けと、なぜか受けが男に振られて泣いているところにばかり出くわす攻めのお話です。
もとは高校時代の同級生でしたが、大学になって再会という展開。

攻めは男前なのに童貞というギャップが楽しい萌えるキャラだったのですが、受けの方がかなりイラつくキャラでした。かつて自分の恥ずかしい姿(男に振られて泣いているところ)を見られて心中穏やかでないのは分かりますが、だからって合コンの席で攻めが童貞だとバラしたりするのはどうかと思います。意地っ張りというより人間が小さいかんじ。
ですが、攻めと関係が出来てからは、攻めが結構焦ったり泡食ったりするキャラで、それに引きずられるような形で受けにも可愛げが出てきました。結果的にはいいカプだったという印象。受けが経験豊富、攻めが童貞という組み合わせなので、エッチシーンの攻めが赤面したりぶるぶる震えたりする余裕のなさも可愛かったです。


同時収録作が1本。ページ数は全体の三分の一以上ある中長編です。
こちらは、女装グッズのショップのオーナー攻め、サラリーマン受けというカップリングで、どちらも女装キャラでした。攻めがごつい身体に似合っていない系の女装、受けは可愛い系の女装。
個人的にはこちらの話の方が好きでした。受けが、女装趣味を会社の人に知られたくないあまり、攻めに失礼な言動を取ったりするのにはちょっとイラつきましたが、どちらも可愛らしいキャラで好感が持てました。

3

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