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josoudanshi to menhealerojisan
ファンシーな表紙・ラノベ風味のタイトルからは想像できないお話でした。
ノーマルな人生を求めながらアブノーマルに目覚めた早坂くんと、ゲイであることの人生につまずいてしまったおじさん。
順当な誰に見せても恥ずかしくない100点の人生を求めて死んだように生きるか、人には見せられないポリシーや人とは違う性にまっすぐ自分らしく生きるかというテーマに思い切りぶつかった作品で、BLというよりかはBLを通してマイノリティの選ぶ道のひとつを教えてくれるような作品で面白かったです。ふみふみこ先生はBL初挑戦らしいですが、こういう柔軟な作品がBLの醍醐味だなとも思います。
女装男子ということもあり絵も可愛く入り易い作風なのでぜひたくさんの方に読んでいただきたいと思いました。
個人的には作者さんが書店でこの本が見つけられずタイトルなどが口に出しにくい時のために、ツイッターで購入時のための画像などを用意してくださってたのがすばらしい!!と思いました笑
【三十路のおじさん×女装男子】
第1話のみ、アンソロジー『女子BL』で短編で収録されていたものです。
女装男子ものが最近増えている印象がある中、特徴的な絵柄もあって一味違った印象を受けました。
BLというジャンルを通して、マイノリティ同士のつながりを描いた作品とも言えると思います。
ふんわりとした表紙とは対照的に内容は暗め(作者自身もあとがきで書いています)。
個人的には場面場面での目の書き方が印象的で、ラストの受けの目が完全に女の子のそれだったのが今までのしがらみ等からようやく解放されたことを表現しているようでグッときました。
(2019/2/19読了)
表紙と裏の文から女装男子が攻めなのかと思いきやリバでした。
女装男子の女友達の田辺さんが話の核というか、女装男子を女装の面でも精神面でもかなり支えている立場でした。重いシリアスな話で現実的な描写が多く、実際現実で良家の一人息子が女装するとなると女友達の部屋も借りるかもしれませんが、女装男子とメンヘラおじさんが田辺さんを仲介して付き合った、という感じがしてしまいます。
オチはとっても良かったのですが、ヒールの音がカッツカッツで、自分には合わなくてもやもやしました。
悩める女装男子が好きな方はぜひ。
すいません、まさしく趣味じゃなかったです。
そもそも女装男子にもメンヘラにもおじさんにも萌えないのです。それなら、なぜこの本を?と思われるかもしれませんが表紙はとても可愛らしかったのです。
もしかして、好きなとこがあるかも?!と読みはじめてみたら、思っていたよりテーマが重くて、しっかりしたお話でした。
萌えと言う意味では趣味じゃないこの作品ですがテーマがしっかりしていること、女友達の田辺さんがとても素晴らしい人で、こういう人間として優しい対応をする人を登場させてくれると救われるなと思いました。また、物語の結末までのスパンが長く、現実的だったのも良かったですね。