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usagi to rope
12歳差！
同じ干支(うさぎど)で親同士が仲良しな二人の話。小さい頃からな家族ぐるみのお付き合いがあるので、DKが社会人の家に入り浸ってても許されるという設定(そうでなきゃ犯罪臭がつよい
29歳とDK(17歳)というなかなかの歳の差のなか、社会人の護くんが常識人なので、お触りあり/ソーニューなしでプラトニック？(プラトニックとは！)なお付き合いを続ける二人。うさぎのだいふくちゃんがめちゃくちゃ空気読むのが可愛くて癒されます。
ただ、縄で縛るというのは、、しかもあんなに跡がつくほど、、！ボーイスカウトという設定を活かすためなのかもしれませんが、あの設定だけは謎でした。
じわじわ萌え度が上がっていく
今もやっているのか分かりませんが、TVでやっていた某仮装大賞。
あれの得点表示器を思い浮かべてください。
ある程度まで光ったところで、じわじわと焦らしながら増えていくあの感じ。
あれをBLで味わえるとは思いませんでした。
出会ったときは19才と7才。
ボーイスカウトのお兄さんと新入りだった2人。
10年経って護は社会人に、聖司は高校生になったけど、相変わらず聖司は護にべったり。
でもふつうの仲良しとはちょっと違って…。
片思いの切なさから両思い、両思いになったからこその悩みやつらさ、誤解にすれ違いという、ときめき各種詰め合わせでした。
最初はなかなか素直になれない聖司がツンツンするので、わたしのツンデレ嫌いレーダーが作動しそうになりました。
人気の少女漫画家でBL作家、のちに成年漫画界にまで進出する友人がいい味を出しているのが救いでござる、と思っていたら…。
聖司が可愛く見えてくる展開に、おばちゃん、ときめき始めまして。
目の前にいたら飴ちゃんからチョコ、おかきまであげようか！？っていう可愛さ。
聖司の可愛いポイントを申し上げます。
・意地っ張りだけど、張り過ぎない
・自分の気持ちはちゃんと伝える
・護の「大人の分別」がおかしいと思ったら、自分の考えをしっかり言える
・甘えっ子
・だけど頑張り屋さん
可愛いな。こんなん、懐かれたら可愛すぎるな。
少女漫画系の作画なので、聖司が女の子っぽく見えるコマもあります。
そういうのが苦手な方は厳しいかもしれませんが、そこまできゅるんきゅるんしているわけでもないので、あくまで「ぽい」レベル。
アラサー護の「年上だから」こそ感じる迷いや不安もしっかり描かれているし、それを隠したままにさせない聖司のぶつかり稽古ばりに真っ直ぐな向き合い方もいいです。
最後にボーイスカウト時代の回想が収録されているのですが、これがダメ押しのときめき。
得点表示器が「ぽ…、ぽ…、ぽ…」とじわじわ上がっていたところを、「ぽぽーん！」と萌2に押し上げたのはこのエピソードでした。
攻めの好きなタイプが、実は昔から完全に受けというエピソード、好きなんだなあ。
えろすは最後まではしてません。
ただ手前まではしているので、その辺りも不足はないかと。
欲を言えば、聖司が卒業していよいよ最後まで！というところまで見せてほしかったけど、ここまででも十分しあわせをもらえる作品でした。
卯年同士のCP
あとがきによると、初連載初BL初濡れ場と、初づくしな初読み作家様でした。
17歳の聖司は幼い頃から12歳年上の護が大好き。
護が飲み会等に行くのを阻止するために、ボーイスカウトで鍛えた縄技で護を縛るくらいヤキモチ焼きな聖司は、護からの「弟」扱いにモヤモヤしていた。
そんな中、護からしばらく家に来るなと言われてしまい…。
表紙に描かれているよう、聖司は縛るのが得意です(笑)
でも縛るには時間もある程度かかる訳で、本気で緊縛から逃れようとすれば可能なんですよね。
聖司の気がすむよう、護は大人しく縛られるという。
この聖司のヤキモチ焼きで我儘な感じにイラっとするところがありますが、護が好きすぎるが故にで可愛いかったです。
聖司の自分への想いを気付きながらも、そして自分も聖司を愛おしく思うからこそ離れようとする護でしたが、聖司の直球告白によりアッサリCPになります。
そしてエロは挿入しません(^^;;
でもエロい事はたっぷりします。
お互い縛り縛られもあるけど、痛々しい緊縛じゃないので苦手な方も大丈夫かと。
可愛らしい絵柄なんですが、護と聖司の身長差とかちょっと不安定？と思うところがあります。
少女漫画チックな感じも否めないです。
でも話のテンポは良いしギャグもエロも程良くて、何度も言いますがやっぱり可愛い！
脇役の中山君や、護のペットのうさぎのだいふくも良い味出してます。
続編もあるようなので、そちらも購入しようと思う楽しい作品でした(´∀｀*)
