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「その命、捨てるなら俺にくれない?」
hatsukoi danshi no kaikata
自殺しようとしていた可愛い男の子・大久保を拾ったカフェオーナーの堀。カフェで働くようになった大久保が可愛くてたまらず、あるときうっかりキスしてフェラしてしまったが…。
表紙のガチムチ腹筋に惹かれて手に取りました。
でも当然のようにガチムチが攻めだと思っていたら逆でした。
というわけで、自殺志願の大学休学中のカフェバイトが攻め、がっしり体型のカフェオーナーが受けという、バリバリ逆体格差カプです。1冊まるまる同じカプのお話。
攻めはネクラでコミュ障、でも笑うととっても可愛い子です。人と喋るのが苦手なため友達もいず、人生を悲観していましたが、受けに拾われて穏やかにニコニコ接されているうちにだんだん打ち解けてきます。
受けはバリタチのゲイ。拾った攻めをできれば攻める気でいましたが、出来心で攻めのをパクッと咥えちゃったら予想外にイラ○チオされちゃって、あれれ…? という感じ。
逆体格差がそれほど好きではないのですが、この攻めはとっても可愛らしく、元バリタチの受けも可愛らしい。ホワホワしたカップルなので、見ていてとっても和みます。出てくる脇キャラも悪役はいず、終始微笑ましく読み終えました。
最初は自殺まで考えていた、コミュ障だった攻めが、だんだん成長して男前になっていくのにじんわりしました。
最初「超絶かわいい」はずの大久保くんが可愛く見えなくて、どうしようかと思ってしまいました。
鬼太郎スタイルの前髪から透ける目の描写も苦手で、そこまでするなら切ろう!切っちゃおう!
さらに同じページ内で大久保くんの分け目が変わるのも気になって、「この子を可愛く思えなければ負け…」という執念すら感じながら読み進めました。
結果、若干可愛く見えてきます。
大丈夫です。
ただ展開的にはカッコいいおとなだった店長の方が急速に可愛さを身につけていってしまうので、バリタチの乙女はちょっと…という方には楽しめないかもしれません。
体格差、年下攻めが好きなひとにはおすすめです。
わたしはひたすら「頼む!後生だからリバってくれ!」と願ってしまいました。
ストーリー的には人生に絶望した少年が生きがいを与えられ、前へ進むというもの。
そこにまだこだわるかと言われそうですが、後半で前髪切ってほしかった…。
「店長のことをもっとちゃんと見たいし、もう世界から隠れなくてもよくなったから」とか言って。
そういう分かりやすいアクションに弱いんです。
前髪はそのままですが、いい成長はしてくれます。
犀川が出てきたところはよかった!こういうの好き!!
昔からの友人がさらっと病院で「家族」枠に入っている辺りで店長の実家問題もちょっと気になる。
この友人と土屋くんのことがちらっと出て来ますが、こっちの話も気になる。
もしスピンオフが出るなら大久保くん、前髪切ってますように(まだ言う)。