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konohoshi de ichiban akarui tokoro
初読みの作家さんです。
表紙や帯は、後半の教師と高校生のカップルなんですが前半のカップルは高校生のヒロとたかおです。前半に収録されていたと言うこともあり、てっきりこちらがメインかと思ってましたし、個人的にはこちらのカップルが好きです。
この前半のお話は小さい頃に暗いところに閉じ込められてから暗いところが苦手になってしまったたかおが同じく閉じ込められた幼馴染みのユキと彼の庇護から自立して特別な存在ヒロを見つけるお話です。
ヒロとたかおの初々しいカップルを見たあとに、後半のお話、先生と前半でたかおに失恋したユキのくっつきかたをみるとちょっともやっとします。確かにユキのことをずっと見守っていたのかもしれませんが失恋してやけになっている生徒に手を出すと言う始まりがちょっと。もう少し、大人として、先生としての対応でさりげなく支えてあげてほしかったです。帯にスパダリ教師となっていたのは、私的にはちっともあてはまりません。
あらすじの内容と表題作として書いてあるのは、「ユキの場合」というサブタイトルがついていて、後半に収録されています。
話の流れとして、同時収録作のたかおの話が先でした。
生まれたときから一緒で隣同士に住むユキとたかおには、ふたりだけのトラウマがあって、いつもユキがたかおを守っていた。
そんなふたりも高校2年生になって、別々のクラスになったことでたかおに近づいてくるクラスメイトが現れて…、という話から始まります。
最初の話ではいつもユキの後ろで、思っていることも言わずにおどおどしていたたかおが、初めて自分の意見を言うようになって、トラウマも克服したい、という成長物語風になってますが…。
いや、待って。手を引く相手がユキからヒロに代わっただけでは?
ユキに遮られても意見を言えるようになったのは大きな一歩かもしれないけど、自立しなきゃ、ユキの手を離さなきゃ、と言う場面ではすべてヒロに手を繋がれてるんですよね。
依存先の変更、というお話でした。
次のユキの方の話は、ユキがたかおと共依存になってて、たかおを支配することで自分が強く思えて安心できた、みたいなことに自分で気付けるのは良かったです。
そのくだりのおかげさまで「中立」で留めることができました。
でも、待てーい。
ないだろ、先生。
ふつうは生徒がグイグイ来ても制する、卒業まで待て、という立場なのに、やりまくりじゃないですか。しかも校内でも、とか、ないわー。なさすぎて引くわー。
フランクさんとほんと同意見です。
大人の余裕教師は一体どこで登場したのでしょうかね。
わたしにも考えなしの淫行教師しか見つからなかったです。
あと、モノローグとセリフが同じ吹き出しに入っている場面がところどころにあって、たかおの方の話のラストでは重要なところで区別がつかず、「え?」ってなりました。
ある高校を舞台として2つのカップルが登場します。
最初は同級生同士。たかおには幼馴染のユキがいて、ユキがべったり張り付いてあれこれ世話を焼いている。
二人は小さい頃、神社の社務所に閉じ込められて一夜真っ暗闇で過ごしてから二人とも闇がトラウマになった過去があります。
そんなある日、校内でぶつかった事がきっかけでヒロがたかおに何かと話しかけてくるようになり…。
幼馴染のたかおのことが好きで執着して世話をやき、自分がいないと何もできないと思うように仕向けているユキと、無口で周囲から孤立してネガティブ思考のたかおと、ポジティブで良く喋る明るいヒロとの三角関係です。
ヒロと関わるようになってたかおが少しずつ笑顔も増えて自分の言葉を持ち始める様子が良かった。
続いては失恋してしまったユキとユキを狙っていた高校教師という組み合わせ。
失恋して弱っているユキを車に乗せて、自宅へ誘い、慰めてやるといってそのままキス→なし崩しにエッチまで持ち込む。
そしてそのまま明け方に朝帰りさせるんです、高校生を。
普通、親御さんが心配しているから早く帰りなさいとか言うのが教師じゃない?教師である必要が全くない。近所の仲良い大学生とかのほうが全然良かったです。
教師と生徒なら卒業するまで我慢するみたいな話のほうが好きなので、生徒の弱ったところをすかさず狙う淫行教師にはがっかりしました。
大人の余裕教師×ツンデレ失恋男子とありますが、大人の余裕って何?と思います。エロで体を慰めるのが大人なのか?おまけに「スパダリ」らしいですが、本当にどこがっ?!って感じです。