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あぁ、幸せ!
okadakun no gohanmusubi
好きな作家ですが、もっと好きになりました。
毎月発売『食男(しょくだん)』-食べる男子を見るマンガ-
そちらに掲載されていたお話+描き下ろしが収録されたコミックスです。
※以下、大きなネタバレはないと思いますが内容について触れています。
銭湯&共用キッチンのあるアパートに引っ越してきた大学生・岡田くん。
彼の唯一の趣味は自ら料理をし、食べること。
そんな岡田くんが作るごはんがアパートの住人たちを勇気づけたり、ときに仲を取り持ったりして、気づけばみんなを笑顔にしているというお話。ときどき話の終わりにレシピが紹介されるのですが、本当に岡田くんが教えてくれている気がして和みます。ご飯はとってもおいしそうだし、皆うれしそうだし、とにかくほかほか気分になれる作品でした。ちょっと泣いてしまったページもあります。恋する人の姿、たくさんありました。BLっぽいものを求めて読むと違うかもしれないですけどね(内容的には"NOT BL")。
描き下ろしは、第1話のラストに出てきたバンドマンのお話(20頁)と、岡田くんの進路について(8頁)。あとがきもたっぷり楽しめます。
そばに置いて何度も何度も読みたいなぁと思える一冊でしたよ。
疲れた夜なんかにオススメです。
------(※追記)------
作品情報:"NOT BL"に変更されたようです。
好きなものを作って食べる。
当たり前のようで、すごく贅沢なことですよね。
人間は誰しも、生きるために食べるし、食べないと生きていけない。
どうせ食べるなら、好きなものを好きなように作って、おいしく食べたい。
そんな岡田くんが作るごはんがひととひとをつなげていく話です。
最初は小学生の翔と、大学職員のお父さん(寺内さん)。
次に、銭湯の番頭さんに惚れた元町さん。
いかついバンドマンの獅子くんに、引きこもりでオタクの前田さん。
岡田くんのごはんは翔の恋を後押しもするし、女子高生の真央ちゃんという岡田くんに片想いする女の子まで引き寄せてしまいます。
1階が銭湯で、2階が共同キッチンと5つ部屋がある「さえない荘」で、最初は岡田くんがひとりでごはんを食べていた食卓に、1人、また1人とひとが集まってくるのが楽しくて。
ごはんの力ってしみじみすごいなあって思います。
食べ物はぜーんぶすごく美味しそう。
翔の可愛い恋のその先が読める4コマもいいんですよー。
BLではないけれど、すごくあたたかい気持ちになれる1冊。
落ち込んだときや、何だか寂しいとき、妄想の中で岡田くんの食卓に混ざったつもりになっておいしいものを食べる。
それだけで元気になれそうです。
ぴい先生の作品ですが、非BLです。
BLジャンルで見たような気がしたんだけど、先にレビュー書いてくださってる方の投稿を見ると、かつてBLジャンルに入っていたのかな?
タイトルと表紙通りの作品でした。過激な感じがなくて、ほっこり温かい。小さい子が出てくる漫画は苦手なのですが、小学生男女の恋が可愛くて、描き下ろし4コマもいい感じでした。この"数年後"の岡田くんはどうしてるのかな〜。大学生の岡田くんが殊更に料理を仕事にしようとしていない感じも、また好きでした。お仕事の料理と家庭の料理はまた別物ですよね。