条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
小箱あき初単行本。
koeshika mienai
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
元上司(既婚男性)と不倫関係にあったサラリーマンの藤沢(受)は元恋人に「男の喘ぎ声は気持ち悪くて萎える」と言われたことがトラウマであまり声が出せません......
そんな藤沢(受)に部下の岸野(攻)どうしても声が聞きたいと突っかかってきます。挙句の果てにはえっちなことで声を聞こうとします。
なんでそんなに声が聞きたいんだ!!と疑問だったのですが、その点もちゃんと意味があり、タイトルも綺麗に回収されました!ストーリー展開がテンポもよく読みやすく、優秀でした!
再読です。
全くと言っていいほど覚えていなくて、
レビューしておくことの大切さを実感しました^^;
声フェチ部下×訳あり上司
藤沢の声に一目惚れ(一聞惚れ)した岸野は、
声が聞きたくてなにかと藤沢に絡んできます。
しかし、藤沢は過去のトラウマからうまく声が出せなくなっていてーー…!
藤沢は部長にゲイであることネタに、
無理やり不倫させられていました。
萎えるからという理由で声を我慢させられていた藤沢は、
それが原因で声が出なくなってしまったーーというわけです。
そして、転勤先の会社で出会ったのが岸野でしたが、
藤沢は岸野が自分の声を好きだと言ってくれたことで救われていきます。
藤沢と岸野のやりとりは少しコミカルで笑えるところもあるのですが、要所要所は岸野がシリアスに決めてくれます。
そのギャップがとてもよかった!
時には甘えんぼになっちゃう大型犬ぶりも可愛い^^
タイトルの『声しかみえない』ですが、
それは岸野のことを指しており、
彼はただの声フェチというわけではありません。
岸野にとって 声=その人自身 であり、
普通の人以上にとても大切なものなのです。
そのことを知り、よりこのお話が好きになりました。
コミカルだけどシリアスで、
そのバランスがとてもいい作品です!
表紙の左の上司に右の部下がグイグイ行く感じのお話でした。上司は過去のトラウマで声がうまく出せなくなってるんですが、部下くんは彼の声が大好きらしく声を出させようとして…。なんやかんやあってトラウマも克服しラブラブに…みたいな王道な感じのBLです。上司の藤沢さん、スキがありすぎていろんな人に狙われたりいいように振り回されたり…なんで部下くんにしっかり守っていただきたい!スキありまくりの受け好きです!
受け様が不倫経験あり・・・っぽいという部分には引っかかりつつも(すみません、基本ピュア受け萌えするたちで・・・)、なんとなく気になって購入しました。
コメディーっぽいノリも入りつつも、シリアスな流れもあったり・・・と、初見時は自分の中でノリが確定せず戸惑いもあったのですが、読み進めていくうちに、どっちということでもなく、両方がバランス良く入っているお話なのだと気が付きました。
それでもう一度読み直してみたら、すんなりとお話も読めるようになり、途中切なくなりつつも、楽しく読み終える事ができました。受け様が悲観的になり過ぎないのがイイです。
「声しか見えない」の意味も、なるほど!!!と、納得。
私は失顔症ではありませんが(でも顔を覚えるのは若干苦手・・・)、攻め様と同じく「声」に敏感に反応する傾向があるので、妙に共感してしまいました。
また、当て馬で登場した園村さん。最初掴めない部分もあって、裏があるんじゃ・・・と警戒していましたが、なんだかんだ最後まで良い人で、スマートな行動のできる人でした。園村さんの片想いは前途多難そうだけれども、是非ともスピンオフで園村さんが恋愛成就させるところを見てみたいです。
作者様、初単行本とのことで、次回作もチェックしてみたい作者様の一人になりました。
トラウマで声が出せなくなった藤沢と、
苦節7年。入社以来藤沢の声に惚れ込んで、お近づきになることを目標に仕事に励む(笑)岸野の恋の話。
これ、ただの声フェチの話かと思いきや違ったんです!
岸野のある事情により、藤沢でなくてはならない理由が後々語られます。
だからどんなにそっくりな声の持ち主が現れても、ぶれることなく藤沢を愛する姿が見られて感動!
ただの声フェチの変態男の話から、
意外とシリアスな理由による一途な恋の話へとシフトチェンジします。
藤沢のトラウマの払拭の仕方が、ちょっと無理ある様な気もしますが、
所々笑いを誘うセリフなどもありつつ、
藤沢のトラウマも、岸野の件も余り重くなりすぎず
素直に良かった!と思えた作品でした。
最後、題名に納得です!
ずっと気になっていた作品です。紙本になったので購入。
電子配信時の「睦言のように囁かないで」よりも、「声しか見えない」というこちらのタイトルの方がピッタリで素敵です。ちゃんと意味があるのですよ~!
部長に脅され、不倫関係にあった藤沢(受け)は、そのせいで支社に飛ばされて、更に心の傷から声が出せなくなります。そんな藤沢にやたらと絡んで来る部下の岸野(攻め)。声を聞かせてくれないなら、秘密をバラすと脅され…という展開です。
受けは清楚系というか、しとやか系。シャツのボタンを外すと見える、首のホクロが色っぽい(//∇//)
たまたまゲイバーで部長とかち合ってしまった為に、ゲイだとばらされたくなければ~と脅され、関係を強要されます。更に「妻にばれたから」と支社に飛ばされ、支社では変な部下にロックオンされ、と踏んだり蹴ったり。仕事の出来るエリートという設定ですが、なんだかこうやられ放題だと、ちょっと情けない…。
情事の最中に、男の喘ぎ声を聞くと萎えるから、声を出すなと言われていたため、必死で声を我慢しているうちに、トラウマから日常でも声が出なくなってしまったのです。
攻めは声フェチ。新人研修で聞いた受けの声に惚れて、7年も受けに近付く為に頑張り続けた執着系。ズレた所はありますが、一途で自分の気持ちに正直です。そして受けの声にやたらこだわるのも、彼なりの深い理由があり…といった所。
とにかく攻めにとって声というのは、その人自身を表す重要なものなんですね。
攻めがグイグイ行く事で、傷付き頑なになった受けの心に徐々に入り込み、二人の距離が近付きます。そこに、また例の部長が現れたり、取引先である、受けと声がそっくりな従兄弟とその上司というダブル当て馬が現れたり…と波乱の展開が続きます。
最初に「秘密をバラされたくなければ」と脅す暴挙に出つつも、受けを真っ直ぐに想う、攻めの不器用さだったり、一途さにはキュンキュンします。この秘密の内容がちょっと強引すぎる気もしますが…。
斜め上にズレた所のある攻めのボケたセリフと、受けの冷静なツッコミも見所。「寝てる時の声、エロいし…」という攻めに対して、「だからって普通寝てる男とコキあおうとは考えない…」みたいな。
絡みはちょこちょこ。最初は寝ている受けを辛抱たまらず襲っちゃうから始まり、大抵我慢の効かない攻めががっつく…といった感じです。年下らしい余裕の無い攻めと、エロの時でも清楚な受けに萌えます( ´艸`)
最初に攻めが受けを脅すのってどうなの?とか、エリートという設定の割には何だか流されすぎじゃないか…と気になる点はあるものの、テンポよくグイグイ引き込まれる感じで面白かったです。
従兄弟とその上司の今後が気になります…!
受けがトラウマから声を出すことができない、という部分に惹かれて手にしました。
初単行本とのことですが、1コマ1コマとても丁寧に描かれており、お話の進み方も良く、最後まで一気に読み込んでしまいました。
受けの藤沢さんが支社に飛ばされる原因となった上司との不倫は双方合意の上ではなく、ゲイだとバラされたくなければ…と半ば脅されての関係であったこと、
また、男の喘ぎ声は気持ち悪くて萎えるから我慢しろ、と上司に言われたショックと、支社に飛ばされた原因を周りに知られているのではという不安から日常生活のなかでもか細い声しか出せなくなったこと、
という上記2点が、不遇な環境にいる薄幸な受けが幸せになっていくお話が好きな私のツボを刺激してくれました。
支社を訪れた上司の誘いを拒否できずにホテルでシャワーを浴びながら、その間ずっと岸野さんのことを考えてしまう藤沢さんや、
岸野さんに感じている声を聞かれるのが恥ずかしいと思う藤沢さんが、とてもかわいらしかったです。
強迫観念から声を発せない藤沢さんですが、心のなかではきちんと強い意志を持っているので意志薄弱というわけではありません。
だからこそ、周りに岸野さんとの関係を悟られないようにどうしようどうしようと一生懸命考える藤沢さんの姿も楽しむことができました。
藤沢さんと岸野さんの関係を確固たるものにするためのキーパーソンとなった園村さんと森谷くんが、今後どのような道を辿っていくのかという部分も非常に気になりましたので、
続編やスピンオフが出てくれたら良いなぁと思いました。