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kiraininarenai
表紙の、不遜な態度の割に ケモミミパーカーを着ている芦原さん(攻め)が気になり購入。
猫が登場するのも決め手の一つとなりました。
表紙に比べ本編の絵のタッチの方が、若干固いかなぁ?という気がします。
あとこれは、個人的な好みの問題なのですが、三和(受け)の襟足が長めの髪型が最後まで どうしても苦手でした。表紙を見ただけでは分からなかった…
読み進めていくと分かりますが三和が働いているのは、ゲイも集えるバーで二人とも同性を好きになることに抵抗はなく、芦原さんに至っては バリタチです。ちなみに三和というのは、名前なのか名字なのか最後まで不明。
芦原さんが来店する度に、少なくとも半年以上「好き好き攻撃」を仕掛けている三和。
彼の思いがけぬ色っぽさに煽られて、そういう意味で気になり始め、他の客と親密にしている三和を見て 芦原さんは独占欲を刺激され・・・という展開が繰り広げられます。
芦原さんからはあまり、猫好きという雰囲気が感じられなかった為、三和の猫っぽさに煽られ・・の説得力にイマイチ欠ける気がしました。
「可愛いなぁ…こんちくしょーーっ!」と芦原さんの庇護欲が引きずり出される様な、プラスアルファのエピソードで 三和に陥落する姿が見たかった。
物語の後半は、ア〇ルプラグネタで引っぱっていかれます。ア〇ルプラグが エロに貢献しているという感じではなく、おい!こんなの見つけたぜ! 試しに使ってみよう‼と、男友達でわちゃわちゃしているイメージ(笑)
表紙の芦原さんはオラオラ感が出ていてとても素敵ですね。
バリタチという設定もビジュアルにぴったりで、なかなか三和になびかないのも好きでした。
一方、受けの三和がどうしてもショートカットの女の子にしか見えなくて、モヤモヤしてしまいました。ちびキャラのネコの時は気にならないのですが、目を伏し目がちにしたりすると、男の子なのに睫毛が長すぎたり、表情が女の子そのもので、もう少し男の子のもつ可愛らしさで受けのキャラを描いて欲しいなぁと思ってしまいました。
物語そのものは、地雷もなく、ハッピーなものだったので楽しく読めました。