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dk desuga hanayomekouho desu
今までの高田ロノジさんの作品は総じて、
目は黒目がちで可愛くて少々アホの子だけど体はムキムキ
な受けでしたが、今回は見たまんまにショタい感じの子が受けです。
そして、3人の攻め(婿候補)がいるように見えても今回はどうもエロ封印気味で、最終的にくっつくややぶっきらぼうな攻めを除き軽くいじるに止まります。体の相性をみるはなしはどうした!と思いました。
作者買いすると裏切られるかもしれませんが、1穴1棒主義のオーソドックスな攻め受けのBLを読みたいかたには高田さんの作品の中では珍しくオススメできる本です。
んんん⁈ これはよもや男の子じゃ無くても良かったのでは⁈ と、ややモヤる。NLやTLにありがちな、ちょっぴりドジっ子の天然ちゃんが、イケメン3人衆にやたらとモテまくる非モテ女子垂涎の夢‼︎的な。地雷な人はダメかもしんない。そんな事を思いつつ読み進む。
緋登は入学早々、星の名を冠したそれぞれ星木、星水、星金という3人のイケメン共に迫られる。
緋登は初めて聞く話だったが、彼は星の名の元に統べる者と結ばれるべくして生まれたというのだ。
陰陽師の末裔だという生徒会長の嵐に告げられて戸惑っていると、さっさと身体の相性を見ろと迫られる。ようやく只事では無い事を察した緋登は、自分が星家の道具にされるのだと思い、辛くなってその場を逃げ出してしまう。星家の一族と緋登本人にしか見えない 端鳥の証し、朱色の恋の羽は 哀しみに暮れる緋登の心を映して黒く枯れ落ちてしまう。
緋登の恋の羽の輝きを取り戻さないと 儀式は執り行われないと生徒会長に告げられ、顔を見合わせる3人の花婿候補たち。緋登の恋はどうなるの⁈
…なんですが〜。どうなるもこうなるも。緋登は一目会ったその時から、星木峻先生に心を奪われているのだ。そして峻先生も。
本人達がモダついてすれ違うので、残りの2人はアシストに徹する。ひたすらアシストするのみ。
2人にしてみれば、何この茶番⁈ と言ってもいいくらいに。
ところがそれだけでは終わらない。その儀式は峻先生の祖父の代に遡る。祖父はその代に選ばれし端鳥の運命を持つ美しい男の人を愛していたが、彼が男であったので妾として祖母を迎え入れていた。
祖母は端鳥を忌み嫌い、辛く当たっていたという。離れに住んで祖父と御目通りが叶わなかったその美しい人は失意の中で自害した。ここで、ようまくBLらしくなっていくのだ。
その哀しい運命に緋登を巻き込みたくないと諦めようとしていた峻先生。けれどどうしようも無く緋登に魅かれているのだと、初めて自分の気持ちを告げる。
峻先生のお祖母さんが、冷たい感じで京都弁を話すのがまた。ゾーッとします。
陰陽師、不思議な儀式、因習、祖先の悲恋と。最初の能天気さは何処へやら。盛り沢山な展開です。
DKになってようやく花嫁候補として成長するまで。3人が陰ながら見守っていたというのも可愛い。
緋登だけが知らなかったけど、幼稚園児だった緋登の笑顔が可愛くて、当時高校生の峻先生はきゅんきゅんときめいちゃってます。あらやだ、先生ショタ疑惑‼︎
幼馴染の尊次は、花嫁・緋登に悪い虫がつかない様にとナイトとして守って来たし、緋登が入学する高校の副理事長の千晶様は峻の側で彼をさり気無くサポートしていたのだと思う。
千晶様は、生徒会長で陰陽師の末裔・嵐の事が気になってるみたいなので、これはスピンオフ化しそうな…。無いのかな。自分の気持ちは二の次で、緋登をただ守って来た尊次が一番良い男だと思うんだが、どうなんだろう。
別に3Pにしなくても良いけれど、良い男がせっかく3人もいるんだから、もっとチヤホヤされても良かった気もします〜。