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osekkaimono no koi no gosann
臆病で踏み出せなかったばっかりに、中途半端に受け入れて傷つけた相手がいる。
その相手への後悔を断ち切るというテーマでした。
旅館の跡取り息子・明良(21)は、自動車免許合宿で親しくなった洸(コウ・18)に告白されるも、返事を濁したまま旅館へ連れて来た。
旅館のキツい仕事をこなしつつ、自分にまっすぐな思いをぶつけてくる洸に…。
単話だと駆け足でえろす!という流れになりがちですが、出会って仲良くなって、告白されてから悩んで、という過程もしっかり描かれていました。
ただこのページ数にそれだけの情報量を詰め込むと、どうしても個々のキャラクターの色は薄くなってしまうもので、そこが物足りなかったかも。
えろす中に洸が言う「こんなのほっとくなんてバカなヤツ」というセリフがあるのですが、これがない方が良かった。
妄想力強めのわたしは明良の元カレの気持ちを妄想してしまって。
好きだからこそ拒絶されたらそれ以上は進めないし、拒絶されても自分を抑えられないから離れた。
この元カレの明良を想う気持ちが、お前に分かるのか、と。
なのでそれまで「若さで押し切れるのは、やっぱり強みだね」と思って読んでいたところ、急に洸が嫌なやつに思えてしまった…。
いや、完全にわたしが妄想しすぎたのがいけないのですが。
設定もしっかりしてたので、2話以上で読みたかったなあと思った次第です。