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文化祭の準備や、クラスメイトとの関係、家に居候している父親の愛人疑惑のある俳優など、静にとって頭の痛いことが山積みな3巻です。
更に、今度は中学時代の友人と偶然再会してしまい、どんどん大変な方向へ。
能天気に明るく見えても結構静って苦労してるのね…なんて思ってしまいそうですが、まあやっぱり結局はあんまり深く考えてない感じの静なので、そこまで暗くもならず(笑)
周りの方で勝手に事態が終結していってしまったりもします。
3巻のメインは、クラスメイトの宮本と、中学時代の友人友成。
宮本は「実は静って女なんじゃないだろうか?!」と考えていたので、そこでちょっとした事件が。
その顛末を謝るために静の家へ赴いた際に、友成と出会い、静をおいて意気投合してしまいます。
静が好きなんじゃなかったのか!と思いたくなるような宮本の軽さ(苦笑)ですが、男子校に静みたいな可愛い子がいたらついふらふら~、としてしまうかもしれませんね(?)
宮本の事を、ちょっといいかも、と思っていた静もあっさりと失恋?という事で、また静の興味も遥さんへと戻っていきます。
あっちこっちふらふらしている静の最後の相手は結局誰なのか。
ようやく次の巻ではっきりします(笑)
全4巻で今作が3作目。
父親の愛人?松岡は未だに静の家で暮らしてます、冷静な遙に対してやっぱり松岡の存在が許せない静。
静は遙さんラブラブ~!がちょっと落ち着いてます。
しかし大人しくはしてません、同級生宮本に嫌われていると思っている静は宮本に好かれる作戦で大奮闘。
小沢と灰谷の関係はどうやら微妙に変化しつつある様でこちらも気になります。
静の中学生時代のクラスメート友成と出会った事によって過去のエピソードと共に何故、静がそこまで宮本に好かれようとしたのか、そう考えた原因も描かれます。
佐久間さんはさらっと毒のある部分を入れてくるのがいいですね。
下手したらトラウマになりそうな事柄でもあっさり描いてしまう、そういう所が上手いし好きです。