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shousetsukasensei no nagakatta koi
受けは元教師で今は小説家。攻めは元教え子で今は家政婦?ハウスキーパー?です。家事の依頼で数年ぶりに再会して、、という展開ですね。
物語のカギになってくるのは、やっぱり先生が書く小説だと思います。その小説を通して、二人の関係が変化していく過程がゆっくり描かれていました。先生が気弱な性格で、ものすごい焦れますが、それもまた私は好きです。
はっきり言ってエロはないですが、あぁ、これは二人っぽいなぁとホッコリできると思いますよ!!
まるまる一冊同じカプです。
家政婦派遣に勤務している三島は新しい派遣先である人気小説家・麻生の家に出向いたところ、中から出てきたのは中学2年生の時の担任「キョドセン」だった。
教師をやっていた当時も、そして人気作家となった今も相変わらず挙動不審で自信がなさげな麻生。
ふと興味が湧き彼のデビュー作を読んだところ、その作品を通じて麻生の三島への恋心に気づいてしまい…。
再会後、三島が驚くほど早い展開で麻生を好きになってしまいビックリしました。展開の早さにこれって短編集だったっけ??もうおしまい?!と思わず目次を確認しちゃったほどです。
担任時代の麻生を「ああいう大人にはなりたくない」と思っていたような三島です。10年ぶりに再会して挙動不審は相変わらずだけど、思っていたよりも表情豊かだったり可愛いという点を知りって事なんだろうけど、さっさと好きになって驚きました。三島がゲイだとしても(ゲイかどうかは不明)早いと思う。
麻生もずーっと三島のことが好きだったし、両思いでおしまい!かと思ったら違うのです。このお話は。ここからがとっても長いのです。タイトルにも「長かった恋」とありますけど、じれったい。
麻生の中で返事はイエスしかないだろうに…と思ったのですが、三島が気持ちを伝えた翌日から妙に避けるし、小説家らしく返事を手紙で書こうと決めたのはいいとしても3ヶ月間も返事をしないのです…。
その挙句に、「まだ僕は中学の頃の君を好きなんだ」と言うのです…。おぅ……。小説家としての麻生と23歳の青年としての関係を持ちたいと望む三島だけど、麻生は23歳の三島じゃなくて13歳の三島に恋をしたまま…。
三島が麻生のことを好きになるくだりが自分の中では判らなかったので、麻生の返事を20年も待てると言う三島に対して、どうしてそこまで麻生に入れ込む事になったんだろう…と思ってしまいました。麻生がグジグジしてて厄介であまり私から見て魅力的なキャラではなかったので尚更。
連載中の小説と重ねて麻生が自分の気持ちに気づいて行く展開は小説家らしくていいなと思いました。
おまけで中立寄りの萌で。
表題作+描き下ろしで構成されていました。
家政夫をしている三島の派遣先は小説家のマンション。三島の前に現れた小説家の先生は中学時代の担任の麻生で‥
切ない系がお好みの方にはいいと思います。ラストは勿論ハッピーエンドなので安心して読み進めることができますが、私には少し切ない(暗い)かなぁ‥所々切ないなら全く問題無しなんですが、麻生が暗くて(笑うと可愛い)‥
主に三島目線で語られていましたが、2人の
心情がわかりやすく描かれていたと思います。
この本の中では麻生の従甥の快君が明るくしっかり者で好感度抜群でした(あんまり登場しないけど) 逆に悪感だったのは三島の中学時代の友人の立野、最後に麻生に謝罪して和解?したからいいですけどね。
カバー下や1話と2話の後ろに描かれてた四コマ漫画は可愛く面白かったです。次は明るいお話が読みたいです。