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seishun no keshin
プロサッカーチームに所属するメンバー達、4人、計2カップルのお話が収録されています。
【青春の化身(4話)】
17歳の高校生ルーキー圭人と29歳のベテラン選手・最上のお話。
チームにやってきた圭人は、顔も小さくて可愛らしく爽やかで今時っぽい美少年。そして有能でまさに伸び盛りで自分のポジションを脅かしてくるであろう存在で、そんな圭人を見ていると否応無しに老いを痛感してしまう最上。
実は最上は圭人にとって幼い頃から憧れの存在で大好きな人。抱いてほしいと迫ってその可愛さに最上もノックアウトされちゃいそうになるんだけど、ぐぐっと理性を働かせてストップさせるんです。
最上の青春時代を例えるなら、茶色。泥まみれで汗臭く坊主頭で過ごしたむさ苦しい自分の青春とは違って、圭人はキラッキラに輝きを放つ「青春の化身」そのもので、その眩さに憧れすら感じてしまう最上。だからこそこれからもっと光るであろう、もっと輝くであろう美しい「青春の化身」を汚せない、壊したくないという理由で踏み止まります。そこが凄く良かった。
今後の進退を考えてしょぼくれていた最上が青春の化身の存在に触発されて最後まで奮起しようとするのがいいです。
これから光の只中に進む者と消えゆく存在、世代交代の切なさが恋に絡めて描かれていてとても良かった。
そしてまさかのポジション交代もあって成長を感じさせました(笑)どうせならリバップルになって欲しいなぁ。
ちょっと生意気で可愛い年下くんと、少しヘタレだけど包容力のある年上という組み合わせも絶妙でした。
一番良かったのは最後の「20歳の青年のキミが甘い つよい愛で射抜いてくるのなら…」という最上の深くてあたたかくて誠実な台詞でした。ここでちょっとじんわりきた。
【童貞の化身】
圭人×最上と同じチームに在籍しているJリーガーカプのお話。
ひたむきで健気な変人ワンコが良かったです。
一冊全て〈FCとしま〉の仲間たちのお話です。
29歳、現役として崖っ淵の最上は、
寮の隣室である、17歳の圭人と交流を深めていきます。
圭人の憧れの人が最上で、
最上を目標にプロを目指してきたのです。
しかも、ずっと最上をオカズにしてきたらしく……
最上はヒゲでロン毛の冴えないおじさんになっています。
対する圭人は、才能あふれる未来ある男の子。
そんな〝青春の化身〟である圭人を愛しく思う最上に、
圭人から「抱いて欲しい」なんて言われちゃって!!
でも、最上は理性を働かせて踏みとどまるんです。
輝いてる圭人に見合う選手になりたいと思うんです。
それから、3部リーグに移籍してチームの昇格に貢献し、
引退する…
そして、ドイツにいる圭人に会いに行くのです。
圭人に、最後までカッコ良かったと言われ涙する最上と一緒に、
私も泣いてしまいました。
こことても良かったです!!
やっと想いを伝え、恋人同士になる二人。
Hは攻受交代で、攻め→圭人・受け→最上に!
まぁ、圭人現役ですし、無理はさせられないし^^;
最後まで一途で真っ直ぐな圭人がカッコよく、
全力を尽くすモダモダモガさんも素敵でした♡
最初は、こんなおじさんどうして?と思いましたが(笑)
サッカーを軸に展開される物語で、
恋愛だけに偏らず、
素晴らしいサッカー人生も見せてくれました。
本当に素敵な作品だったと思います。
同時収録作は、二人を見守るチームメイト、
関×氷見のお話です。
こちらも一途でとても良かったです!
めずらしく長文の感想です!
サッカー部はよくありますが、プロスポーツ選手モノって珍しいですよね?それもメインキャラのどちらかが、ではなくて、Jクラブの話。もうこれだけでワクワクが止まりません…!!(ガチサポ)
選手生命の限界を感じはじめている自分と、自分に憧れてプロを目指したと言う、17歳の高校生ルーキー。「憧れている」と言われて嬉しい反面、焦り、劣等感を抱き、そんな自分が嫌になる
わかる、めちゃくちゃわかる、、段々と知識や経験を積み重ねて、人脈を作って、ポンコツなりにも積み上げがあるリーマンやらなんやらと比べると、スポーツ選手って、ある時を境に一気に下っていく。試合出れない日々が続いて、契約切られるんじゃないかとか、セカンドキャリアどうしようとか、、!!たまらない!もはやBLとか全然関係なくてもこの葛藤がたまらない!!!!(ここをしっかり描いてくださって本当に嬉しいです。本当に神です。ありがとうございます)
で、そこに重なるBL要素。歳の差のこともあるけど、それ以上に、自分とケイトとの差を見て、、これからどんどん大きくなってクラブやら国やらを背負っていく相手にたいして怖気付く気待ち。切ない。切なすぎて苦しくて、、ここ一回読むのやめました。苦しくて読めない、、
で、モガミはJ3に移籍し、そこで必死に頑張り、クラブのJ2昇格に貢献し引退。やり切った。その間ケイトは、飛び級でA代表入りして、海外チームで活躍(今で言うク●タケ●●選手のような感じです)
二人はどうなっちゃうんだろう、、と不安な思いでページを捲る、捲る、、
こんなヒリヒリの展開から、最後はきっちりハッピーエンドです!想定外な!もありましたが(個人的には好きな想定外)、本当に良いラスト!最高!
同時収録の二人はギャグメインですがこちらも良いです。サッカーは純粋に好きなんですが、あらぬ妄想を掻き立てられます 笑
本当に素敵な本なので、迷っていたらぜひ!
「麗人」だったんですね。ちょっと意外。Hがどうの、体位が、プレイが、お汁が、擬音が…という話ではなく、もっと心の動きの話でした。(麗人さんに失礼ですね。すみません)
そして、サッカー界が舞台で、プロ選手が主人公です。
でも試合風景とかトレーニングの描写は無くて、それでも30近くなってきてレギュラーから外れてくる感じ、高校生のルーキーがチームに入ってくる感じ、自分次第で下のリーグでも輝ける感じ、軽々と海外へ移籍していく感じ、そんなのがすごく「サッカー」の世界の空気感を出してる。
29才でうっすら限界が見えてきた最上に、最上に憧れてプロを目指した圭一(17才)が懐く。
直球で告って、抱いて欲しいと誘ってくる圭一に、一瞬いただいちゃおうかとぐらつきつつ抱かない。圭一は意気地なしっていうけど、確かにヘタレなんだろうけど、最上はエライ、と私は思う。
もっともっと輝く17才に、自分も憧れてる。そんな憧れの相手に見あった自分になってから、自分が会いに行きたいという。グッときますね。
さて、読み進めていくとこの2人の恋はへーって驚く感じで進展しますよ。というよりやっぱそうなんのねって感じ。やっぱり最上は大人だ。包み込む愛を持っている。
「童貞の化身」
同じサッカーチームの同僚、関と氷見の話。
こちらはいわゆる「麗人」ぽい。5年間、命令した通りに手を出してこない関に遂にほだされる氷見ですが、即Hです。
「青春の化身の変身」
ドイツにいる圭一と、日本の最上は遠距離恋愛。圭一は凄く凄く最上が好きだっていう話です。
「青春の化身の願望」
最中の会話。2人とも好き合ってるんですね。でもリバってほしかった…