代理カレシの本命は?

dairi kareshi no honmei wa

代理カレシの本命は?
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×20
  • 萌5
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
22
評価数
8
平均
3 / 5
神率
12.5%
著者
こいでみえこ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
価格
¥660(税抜)  
ISBN
9784199606922

あらすじ

理想の恋人を演じる「代理彼氏」――プロの彼氏役として人材派遣会社に所属するコウキ。
ある日、めずらしく男性からデートの依頼が! 依頼者の竜介は真面目な年上の公務員。
デート中にカラオケも歌わずボウリングも参加せず、ひたすらコウキが遊ぶのを見るだけで…!?
戸惑うコウキだけれど「君が楽しんでくれて嬉しい」と優しく微笑まれ、次第に惹かれていって!?

表題作代理カレシの本命は?

高校教師
代理彼氏

同時収録作品恋愛不信ラビリンス

恋愛不信
恋愛不信の原因

同時収録作品きみが好きだと言ったから

24才
31才

その他の収録作品

  • 未来予想図

レビュー投稿数2

盛り上がりからの収束が早い

こいでみえこさん、もう26年も活動されていらっしゃる作家さんなんですね。
昔はなぜかレディコミを描いてらっしゃる方だと思ってました。
少女漫画などからの転向型の作家さんをお見かけしたりしていたので、そういうおひとりかと。
ずっとBL界にいらっしゃった大御所作家さんに失礼な勘違いをしてました。

本作ですが、前後編ものが2つに短編がひとつ収録されていました。
【代理カレシの本命は?】
代理カレシ出張サービスの仕事をしているコウキと客の竜介の話です。
客の要望に応えるのが仕事なのに、自分を喜ばせるために時間を買う竜介に戸惑うコウキ。カラオケ、ボーリングとコウキのプロフィールの趣味欄に載っていることに誘うものの、カラオケは聞いているだけ、ボーリングに至ってはトイレにこもってやり方を調べるという変わり者。そんな変わったところが少しずつ気になり始めるコウキだったが…。
うーん…。竜介は「コウキ」を気に入って仕事を依頼してくれたのかと思いきや、やっぱり代理カレシは代理でしたという話なのですが、物足りなさが去来する…。
自分の学生時代を振り返ってみても、「先生と付き合ってる」と言い出す子っていましたよね。周りから見たら「あー、うん…」というような感じでも本人はちょっとしたことを拾い上げて妄想を膨らませていくような。そういう生徒への距離感を間違えただけなのに3年も後悔し続けるとか、真面目と言えば真面目だけど、「あいつは今もおれのせいで…」とか思ってるなら自意識過剰に見えてしまう。問題の生徒のことはさらっと同級生が「今はしあわせ」というだけで登場はなしでした。
コウキが代理カレシをする事情もなかなか奥がありそうなのに掘り下げません。
いっぱい広がりそうなネタを散りばめているものの、どれも散りばめただけでメインの2人のわだかまりがあっさりなくなってハッピーハッピーだねという終わり方でした。

【恋愛不信ラビリンス】
高校時代、短い間に寮で同室だった2人の話です。
一気に健人に懐いて距離感ゼロでじゃれてくる優輝。押されるままに一線を超えて、健人の方も気を許したところで突然姿を消して7年、同僚と行った飲み屋に優輝が…。
という再会ものです。これも掘り下げネタを散りばめているのに、何も…。ぐうう。高校時代にいきなり平気でそういうことをしてきた優輝のバックグラウンドとか気になるのですが…。ビッチ臭しかしない。それと姿を消した理由も「えー…」というようなもので優輝に嫌悪感しかありませんでした。
健人の方も「えー…」です。7年のトラウマが一瞬で!驚きの白さに!というくらい洗い流されてます。そういうものかなあ。わたしなら待ちぼうけさせられて「忘れてた、てへ」って言われた時点で500mくらい助走をつけた上で殴ってしまうかも。
好きになれないキャラと理解できないキャラの夢の競演でした。

【きみが好きだと言ったから】
この話も「ああ、それは切ない…」となってからのハッピーエンドが早かったです。でもこれのおかげで萌評価に留まったという作品です。
お好み焼きのテイクアウトが楽しみなリーマンの正人と、お好み焼き屋でバイトしながらモデルの仕事をしている卓也の話です。
遊び人・卓也の毒牙に面白いほどハマっていく純粋な正人がつらい。卓也の行動の意味を真剣に考えて、自分の気持ちの変化も受け止めて浮かれてしまうのがつらいです。
それだけに真実が分かったときは涙が出ました。でもこちらもそこから急速にハッピー。遊び人の言葉を素直に受け入れてしまうのです。わたしの涙、どうしてくれる。あと5ページくらいは切ないと思ってたのに、という状況でふたりはしあわせに。

手っ取り早く切なさとハッピーエンドを楽しみたいという方にはおすすめです。

0

何となく物足りない‥

表題作+短編2本+描き下ろしが収録されていました。
《代理カレシの本命は?》
コウキは『代理彼氏』の人材派遣に登録している。ある日、コウキの全然タイプではない真面目そうな竜介がデートを申し込みしてきたが‥
全然タイプではない竜介に次第に惹かれていき、本気になってしまうが、ひょんな事から自分は誰かの『代理』なんだと知ってしまう‥まさにタイトル通りの内容でした。前後編じゃ短いのかな?コウキがこの仕事に就くまでに何かあった様な感じを匂わせて具体的な事は何も分からなかった‥竜介の昔の恋愛関係のゴタゴタも付き合ってないなら否定すればいい話なのではと腑に落ちない箇所があって残念です
《恋愛不信ラビリンス》
学生時代の恋愛から立ち直ってない健人(攻め)は恋人に毎回振られてばかりで‥
学生時代の恋人の優輝(受け)が我が儘というか勝手がいいと言うか‥苦手でした。学生時代に音信不通になって7年を経て再会しても、やはり相変わらずみたいで苦手でした。健人は優輝の何処が良かったのか?理解できませんでした。
《きみが好きだと言ったから》
恋人がいない平凡サラリーマンの正人にお好み焼き屋(本業モデル)の卓也が強気で迫り関係を持つようになるが‥
はじめはラブラブに見えたけど2人に少し温度差があるようで、恋人だと思っている正人に対して卓也はセフレだと人に話す、卓也が本気になれないのは過去の家庭環境に問題があるようなんだがページ数が足りないのかな?回想シーンとか無いからよくわからなかった。
どのお話にも少しづつ物足りない箇所があったのが残念でした。

3

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