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gun and heaven
レビュー、と言うよりはちょっとした挿話的に。
帯にもある通り、こだかさんの代表作「絆―KIZUNA―」の
スピンオフなのですが、実はこのカップリングを、と言うより
攻めさんを初登場以来20年間に渡りゴリ押ししてきた方が
BL業界の中にいらっしゃいます。
誰あろうこだかさんの担当編集者であるI本さんです。
こだかさんのデビュー当時からタッグを組み続け、こだかさんの
漫画のネタにもなっているあのI本さんです。
(実は青磁ビブロス→ビブロス→リブレ出版→リブレの長きに渡り
草創メンバーとして社を支え続けたかなり上な方。
掲載誌の編集長でもあったり。)
そのI本さんの萌えツボがみっしり詰まった一冊と拝します。
1999年の時点で既にナイスミドルの胸毛萌えを公言されて
いましたので。
(「絆―KIZUNA―V」あとがきより。
「つれづれ絵巻―BLマンガ家のゆかいな日常―」に再録。)
腐女子の一念、岩をも通す。
そう言う背景めいたものに想いを馳せつつ再読されると、
また違う味わいがにじみ出てくるかと。
実は、KIZUNAシリーズは全く読んでおらずコレだけいきなり読んでしまったわけですが、大変面白かったです。
黒と白のコントラストのはっきりした絵柄、クドい顔つきの男性(オジサン?)陣、劇画っぽいストーリー展開。
特に、状況説明や設定の背後関係などはついクドクドしくなりがちなものだと思うのですが、清々しいほどあっさり省略の後場面転換があったりして、確かにわかりづらい面もあるのですが、独特のスピード感が感じられました。
ゴルゴみたいなシブいJ・Bが、美形の若いロイの事となるとストレートど真ん中に甘々で、独占欲も強くて、Hも強くて。
海外ドラマみたいなエンタメ感もあるので、お好きな方にはおすすめです。
KIZUNAシリーズの番外なんですね~(´・ω・`)知らずに読んでた。
・・・ゆえに・・といいますか、
シリーズは既読なのですが、すっかり忘れてしまっておりまして。
正直よくわからなかった。申し訳ないorz
ハードボイルドなスナイパーと・・なお話なのであります。
愛もエロもある。
独特の世界観があって、好きな人は好きなお話だとおもうのですが
どうにもこの設定というか、よくわからない展開が苦手でした。
全然頭に入ってこない。
絆シリーズはすごく好きだったはずなので
こちら再読してから再度トライしようと思います。
KIZUNAシリーズのスピンオフ。
本書単独で読める内容ですが、二人の過去編を読まれた方がより楽しめるかと思います。
※過去編はKIZUNAシリーズ6巻(新装版3巻)、
その後の番外編は9巻(新装版5巻)に収録。
新装版5巻には描き下ろし番外編も収録されています。
J.B.(ジャック)とロイは、一流スナイパーで恋人同士。
本書では詳しく語られませんが、ロイはジャックに出会うまでは教会育ちの普通の青年で、教会の皆を守るためジャックに銃を教わった…という過去あり。
師弟→相棒という関係性の変化や、
ロイの天使→小悪魔への変貌ぶりなど
萌要素が多く、個人的にかなり好きなカップルです。
本書はそんな二人が一緒に暮らし始めて3年目〜の話。
暗殺、潜入、警護など様々な任務をこなす二人ですが、今回は仕事でコンビを組むことは少なめ。
それぞれが関わる任務が一つの事件に繋がっていた…というパターンが多く、
「GUN&ROSE」のような痺れるコンビプレイは見られないのがちょっと寂しかったです。
KIZUNAシリーズの中で一番好きなカプだったのでスピンオフが出たのは嬉しいですが、
絵が当時とかなり変わってしまったのは残念(頭が大きく、顔立ちもクドい感じに…)。
ロイの七変化や、褌プレイ、バスルームでのHなど楽しみつつも、昔の絵柄だったらもっと萌えられたんだろうな〜とチラッと思わずにはいられませんでした。
ロイのキャラにも若干違和感が。
昔はジャックに執着しつつもそれを極力表に出さない飄々とした佇まいがカッコよかったのですが、
本書では毎回ヤキモチを焼いたり拗ねたり…と女々しい部分が目立ち、
よくあるタイプの受けキャラになってしまっていたのが残念でした。
(新装版5巻描き下ろしでも、言葉遣い等ずいぶん受け受けしくなったな〜とは思っていましたが…)
仕事で衝突するならまだしも、誕生日を忘れられたと勘違いして怒るようなロイは見たくなかったな〜というのが正直なところです。
ジャックの渋い外見に似合わないロイ溺愛っぷりや、神父に扮した姿には大変萌えただけに、ロイの変化が惜しい感じでした。
変化と言えば、昔はロイのクルクル変わる外見も見どころの一つでしたが、今回のロイは髪の色も髪型もさほど変わらず、せいぜいメガネをかけているだけなので、その点も物足りなかったです。
色々書きましたが、随分前に完結した作品がこうしてスピンオフとして帰って来たことは素直に嬉しく思います。
今後もGUN&HEAVENシリーズとして続編が出れば嬉しいです。