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gushpeche
『ROUGE』の続編目当てに買いました。
前号掲載作と同様、長門と藍の関係が本編の後、より深まってゆく様子が、しっとり、かつ軽快に描かれています。
桂先生は、「続編でやるべき宿題が」「3つあった」とツイッターでおっしゃっていて、そのうちの1つが今回の「セックスが下手な藍」だそうです。
(前号では、そのうち「3年になった藍と長門の友達との関係」を描かれたとのこと)
「格差」という今号のテーマに、「俺は下手だけど長門は上手だ」と思っている藍の話がマッチしています。
藍に「上手」と言われて、まずは素直にガッツポーズする長門。
ここは、本編一話目で、藍を女の子だと勘違いして、「女に呼ばれたと思ってテンション上げ」てしまったエピソードと同じく、長門の単純な男の子らしい可愛さが表れています。
一方、藍が「上手く」しようとするのを制して、セックスは「どっちが上手いから良い」というものではなく、比べるものでもなく、二人で良くしてゆくものだ、と説く姿は、思慮深い、一人前の男のものでした。
そのあとの「藍、初めてのフェラ」「藍、初めての騎乗位」「長門がいくまで頑張ろう」(桂先生のつぶやきより)も、色っぽくて、事後に藍のおしりにつけられた歯形も可愛らしく、期待どおりの素晴らしい続編です。
「大真面目」な「2人の恋愛のセックス」を描かれた物語の最後のページに、本編『ROUGE』のラストや、同コミックス収録の『愛は出番を…』のシリーズのシメを思い起こさせる、小気味よいモノローグをのせるあたり、先生の業師ぶりにもしびれます。
34ページという短編の中で、長門というキャラの魅力を表現し、二人の関係を深化させる漫画の技に、のこる一つの先生の「宿題」だという、「藍の家庭の事情」をどんなお話に仕立てられるのか、期待がふくらみます。