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「素足のワルツ」「夢の後先」「Come On A My House」が収録されています。
とりわけ嬉しかったのは、「夢の後先」で、三洲(こういうキャラがとても好きなのです・・・美人、秀才、ツンデレ、ミステリアス(でも実際は不器用・・・)キャラ・・・)が見られたことです。
タクミが覗いている(偶然居合わせてしまった)ことを知りながら、わざと真行寺とキスするところとか、たまりません。
あと、「Come On A My House」が凄く気に入っています。
タクミくんシリーズ内での数少ないノーマルな章三君が活躍しています。この子も凄く好きなのです。萌えキャラとかではないのですが、呆れ顔とかギイへのツッコミとか凄くツボなんです。
章三とギイが一緒に居て軽口をたたき合う姿を見るのがとても楽しいです。
今回は使用人が休みを取ってしまっていて、家でたった一人になってしまっているギイが、章三とタクミを家に誘って、家事に奮闘するというお話なのですが、家事の得意な章三が色々わりを食う・・という展開で・・・
ギイとタクミの家事のあまりのできなさ加減に呆れる章三の様子がすごく面白かったです。
表題作は言わば『June pride 6月の自尊心』の
回答編と言う形で配されたもの。そのまま漫画化
だけを読んだ状態ではピンと来ないでしょう。
とりあえず作品の雰囲気を味わいたいと言う事で
あれば評者は『夢の後先』の方を推します。
ギイとタクミだけがこの物語・シリーズのカップル
ではないと言う事もお判り戴けましょうし。
それに、甘さで満腹になる作品でもありますから。
そして、『Come On A My House』を読んで評者は
しみじみ思うのです。
とりあえず、インスタントではない味噌汁を作れる
様になって居て良かった、と。
ごとうしのぶ先生の小説「タクミくんシリーズ」の「裸足のワルツ」をコミック化したものです。
原作の挿絵を担当されているおおや和美先生が、コミックも担当なさっているので、まったく違和感なく読むことができます。
「裸足のワルツ」は小説ではこの題名で本は出ていません。この作品は『カリフラワードリーム』に収録されています。コミックではこの題名で3冊目になっています。
またこのコミックには、小説版『カリフラワードリーム』に収録されている「てのひらの雪」「右腕」「カリフラワードリーム」「天国へ行こう」が入っていなくて、代わりに『美貌のディテイル』収録の「夢の後先」と『緑のゆびさき』収録の「Come On A My House」が入っています。
コミック版は時系列をわかりやすく収録しているようで、時間が前後する小説版に比べてこちらはとてもわかりやすい構成になっています。
でも小説版も、コミック版も、どちらも魅力的で、両方読んだら二度おいしい感じです。
どれも、寮制の高校・祠同学院を舞台にして崎義一(ギイ)と葉山託生(タクミ)との恋愛が展開していくストーリー仕立てです。
「裸足のワルツ」ではバイオリニストの井上佐智が絡んで、タクミの過去が少し判明するストーリー、「夢の後先」では文化祭行事で吉沢・高林組/三洲・真行寺組 という意外な組み合わせも発覚します。
「Come On A ~」ではギイとタクミと赤池章三との楽しい休暇のお話。
それぞれとても楽しく読みました。
おおや先生の絵柄がとても繊細、かつ色っぽいので、お好きな方はグイグイ読んでしまうと思います。
『Come On A My House』以外は原作既読です。
『夢の後先』が原作の『美貌のディテイル』に収録されているので、それを読むまではこちらの方は読まないでおこうと思って取っておいたのですが、『Come On A My House』が原作の『緑のゆびさき』に収録されているのを後で知りました…汗。
表題作は原作小説の『カリフラワードリーム』に収録されています。
今回は若手実力派バイオリニストを招待して学校が音楽鑑賞会を開いたり、ギイの東京の実家の豪邸を訪ねたりと更にハイソでセレブな雰囲気の作品が詰まっていたように感じました。
他にも文化祭でこれぞ学生!というお話が堪能出来ます。
原作にとても忠実に描かれていると思うのですが、おおやさんの絵が加わる事で更に生き生きとしたキャラ達やコミカルな表情が見れるのがいいですね(目の保養も出来るという事は言うまでもなく)。
何よりそれぞれのエピソードが時系列順に並んでいるので、原作と違って話の流れが掴みやすいです。