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torikago no naka no kimi
んんん〜。なんというか…攻めも受けも、不憫で不幸で切ない…
攻め+受け以外の登場人物、みんなひっどい人ばっかり…。
子供が邪魔で、男と暮らすためにその子(壮真)を捨てる母親。
仕方なく引き取ったという事をことさら強調して虐げる伯母。
その伯母は、実子(朔矢)すら病弱を理由にほったらかし。
家の中のスパイみたいに伯母に告げ口する家政婦。
家の事に無関心な伯父。
この世の地獄みたいな日常。その中でずっと両片想いだった朔矢と壮真。
始まりは、高校卒業と同時に家から逃げ出そうとしていた壮真を犯す形で想いを遂げた朔矢だけど、壮真の方も朔矢の存在だけが家の中での拠り所だった。
想いが通じた後は毎日のように抱き合う2人だけれど、家政婦に気付かれて密告され、壮真は伯母に家を追い出される。
実の母が受け入れてくれると思いきや、男に溺れている母はやはり壮真を金のなる木としか考えていなかった。
いやはや、この辺でもう読むの嫌になってきちゃいました。実際実母は毒母のまま、伯母は鬼婆のまま、伯父は利用価値しか考えず、その図式は最後まで変わりません。
ただ、大きな救いは、朔矢と壮真の間の愛情、それだけは不変で、強固で、誠実で、歳月が経って伯父も伯母も年老いた後、2人の誰にも邪魔されない春が来るのだろうな、と信じられるところ。
朔矢ー!壮真ー!幸せになれよ!
受けの壮真は幼い頃、伯父の家の前で母親から置き去りにされます。
世間体のために引き取ってくれたという親戚。
唯一、身体の弱い、朔矢がその存在を受け入れてくれた。
朔矢は病弱で実の両親から顧みられてなかったのです。
当然、壮真は伯母から辛く当られる日々。
高校を卒業したら就職して家を出ていく心づもりでしたが
壮真への秘めた恋心を押し隠していた朔矢が
離れていならと、強引にHしちゃいます。
捨てたはずの実母もしつこく連絡してくるのですが
これが、結局は息子に悪いことしたと罪悪感で連絡してたわけでなく
裕福な親戚に引き取られた息子の財産目当て?
こちらの女性キャラは恐ろしいです。
救いは最初は壮真は朔矢に無理やり抱かれたのですが
壮真も朔矢が好きだった
唯一無二の存在だったと言っていることが
救いでした。
甘系好きな私としては、本来なら避けたい「胸が痛む」系。水名瀬先生の描くキレイ男子で無ければ耐えられない、不憫受けの物語。
親に捨てられた子供と、身分違いの寂しい心を持った子供。一緒に寂しさを分かち合う子供たちは、やがて寄り添って生きようと互いを想い合う…
だいたい思春期に思い違いが起こりますよねー。カラダを迫りたくなるからですよね〜。欲望って怖い。
朔矢は大事な跡取り(また面倒くさい事に一人息子ですし。)ですし。朔矢を想いながら、一旦は離れようと決意する荘真ですが…
互いに互いしか居ないっていうのが、もぅ可哀想過ぎて。多分、地位もお金もある朔矢にはそれなりに人は寄って来るであろうけども。荘真にはもぅ朔矢しか居ない…
朔矢にはちゃんと良い男になって欲しいものです。
荘真はもう、朔矢を支えて行くという決意をしたから‼︎(良妻‼︎)
登場人物が全員美形で大好きな設定のはずなのですが、今回は厳しめの評価をしてしまいました。
出てくる女の人が全員ろくでもないし、最後の最後まで人としての温かみがないのがなんとも後味が悪いのです。
唯一の救いは、男性キャラはみんな話せばわかるやつだったことですね。
そもそも男にうつつを抜かして子供を捨てると言う設定が嫌いなので、根底に流れる暗い部分が苦手で、主役二人の立場とか、愛情の深さとかがわかるだけにそれを分かってあげないお手伝いさんや養母が憎らしくって。
種類としては私的にはダークBLに入ってしまうので、こんな評価にしてしまいましたが「イイカラダのイケメンだらけ」なので目の保養にはよいと思います。
挿絵でよく拝見していて、水名瀬先生のイラストがきれいだな・・・と思いつつ、コミックスを読むのはこれで2冊目です。
今作は一冊丸々表題作なのですが、タイトルの感じからしてある程度覚悟していたとはいえ、思っていた以上に重くてダークでダメでした。切り口や方向性が想像していたのと違っていたというのもあります。
勿論最後、二人は結ばれるのですが、登場人物がえげつなさすぎてきつかったです。
基本、男性陣(壮真の母親の愛人達は別として)は味方モードなのですが(しかしそれも途中までは分かりにくい・・・)、壮真の母親は本当に最低な人だし、朔矢の母親も酷い・・・朔矢と壮真のことを告げ口した家政婦も嫌だったなぁ・・・
朔矢の父親が二人の事を一応認めて、更には壮真を助けようとしてくれているのが救いとはいえ、女性キャラがどうにもダメで、プラマイ0とはならなかったです・・・せめて朔矢の母親が壮真の味方だったらまだ良かったのだけど・・・
読み終わった後も微妙にすっきりしないし、そんなこんなで萌えるタイミングも逃してしまいました・・・
お話自体はサスペンス要素あり、どんでん返しっぽいのもあり、ネグレクトあり・・・とドラマチックな展開になっているとは思います。
こればかりは好みの問題なのですが、私自身はダークすぎるのとネグレクト系がダメなので、この作品はごめんなさい・・・な感じでした。
ちょうど、同じ時にあらすじ買いや表紙買いしたコミックスたちがことごとく苦手モードだったという予期せぬ事態でげんなりしていたせいもあるかもしれません。
水名瀬先生の著者紹介に「得意分野:美しすぎる男性絵」とあります。
美形なのが伝わってくる絵は綺麗なんですけど、あまり読み返すことはないんですよね…本作はその筆頭になりそう。
壮真は母に捨てられ、裕福な父の実家に引き取ってもらったけれど、叔父は冷たく、叔母には疎まれている。病弱なイトコ・朔矢だけが「ずっと一緒にいてね」と慕ってくれて、壮真はやっと居場所を手に入れる。
でも成長して健康になった朔矢は壮真から離れていき、壮真は高校卒業後は家を出ることにしたのだけれど、それを知った朔矢は壮真を無理矢理…
朔矢が壮真と離れたのは恋愛感情を知られて嫌われたくないから。でも朔矢の切ない想いは描かれてないんですよ。
それと壮真が家を出ることにしたのは、母親から連絡があって、朔矢に迷惑をかけたくないから。壮真はずっと朔矢を大切に想ってきたのに、そこもサラッと流されてしまっているんですよ。
二人の関係が叔母にバレたり、金目当ての母に利用されそうになったり、重めな問題が起こっても、ご都合主義的に解決してしまうから、展開が淡々としていて、二人が悩んだり苦しんだりっていうのも描かれてなくて…
タイトル「鳥籠の中のキミ」、執着して閉じ込めたい男と、執着されて閉じ込められることに悦びを感じる男、テーマは執着的共依存で重いのに、キャラに共感もできなかったし、展開は肩透かしの連続で、ストーリーはとっても浅くて薄っぺらい…
あと叔母さんはゴツくて男かと思ったし、顔パーツの配置に違和感があったり、以前と比べると絵もあまり好きではなくなってしまったな。