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フラれた相手とひとつ屋根の下!? ハウスキーパーオムニバスシリーズ。
koisuru kaseifu
同じ家事代行の派遣会社に勤める人達の話が3話と番外編とカバー下にオマケがありました。
1話 家政夫の鈴木が押し付けられた客は高校時代に振られた市原で‥市原は人の顔の区別が出来ない失顔症で、告白の返事を考えている間に噂が広まってしまったみたい。失顔症が無ければ速攻OKだったんだろうね、
2話 家政夫の宮田は好きな相手に尽くしすぎて毎回『重い』と言われ振られてしまう。
新しい依頼人の岸は粗食でまともにおかずを食べない人、あの手この手で奮闘し少しずつ食べるようになった矢先に‥ 尽くす男宮田!相手が好きになったら男女問わず尽くすんだね〜これからは尽くすばかりでなく、少しでも尽くしてもらえるといいねー
3話 春川(1話の鈴木と市原の高校時代の同級生で、鈴木の告白を広めた張本人)はおでこの怪我を家政夫の藤村に手当てされる。自宅で休んでいると隣人の別れ話が聞こえてきて様子を見に行くと相手は藤村で‥藤村と仲良くなってきた矢先に春川病んでるね、人を傷つけて泣かせたくなるって‥
全カップルハッピーエンドで良かったです。家政夫さんって本当にいるのかなぁ?料理も掃除も洗濯も全てこなせて職業にしてる男の人でしょ?自分の周りに家事が出来る男の人がいないから‥
番外編は3カップルのその後です。幸せそうでいいですね。全体的にキスはあってもエロは無いので、間違って人に見られても大丈夫?です。絵柄も可愛い感じなので、がっつりエロがあっても違和感しかないかもしれない。
家事代行サービスの派遣家政夫たちのお話です。
一話目は、高校時代の同級生に告白したけれど振られ、しかも自分がホモだという噂まで流れ、それが未だにトラウマになっている家政夫が主役。
同僚からのSOSで、とある顧客の担当を交代したら、その顧客が高校時代に自分を振った相手だった、という始まりです。
エロがまったくないので、どちらが攻めなのかがわかりません。エロはなしでもいいんですが、せめてどちらが上になるのかは知りたいなと思いました。
顧客であり、在宅で翻訳作家をしている攻め(推定)にはとある障害があり、そのせいで高校の時に受けを振った形に。その後再会し、誤解を解くというか、言い訳をして、ハピエン。
いろいろ説明足らずで、高校時代に受け(推定)がなぜキテレツな髪色をしていたのかとか(元ヤンだから、というなら普通は金髪とかでしょ)、高校時代の告白を攻めが断った理由はともかく、なぜその後も無視していたのかとか、もう一言ずつでも説明があれば良かったな、と思うところが多かったです。
二話目は、前作受け(推定)に顧客を押し付けた後輩の家政夫が主役。ゲイで恋人がいたのですが、あまりに世話を焼きすぎる性格のため「重い」と振られたばかりのキャラです。
お相手は会社員の顧客。やはりこの話もエロはなく、どちらが攻めなのか受けなのかわからずじまい。そういう作風なんですかね?
掃除と洗濯だけを依頼され、食事作りは不要だという契約なのに、顧客攻め(推定)は粗食三昧。卵かけごはんとか、生のままの手を加えていない野菜、サプリメントなどを食べています。
人の世話を焼きたくて仕方ない受け(推定)はご飯を作ってあげたくて仕方がない。なので攻めが風邪を引いたのを機に、ちょっとずつ食べ物を食べさせる努力をし始めます。
ゲイなので普通に攻めに惹かれていく受け。でも攻めが既婚だったと知り…。
なんていうか受けも攻めも、あまり好きになれないタイプでした。
三話目は、高校時代に一話目の受けをホモだと噂を流した元クラスメートが受け、一話目二話目の家政夫の上司である家政夫が攻め、という話。この話だけは受け攻めが判明していますが、エロ描写はなしです。
受けがクズでツンツンで嫌なキャラでしたが、この話がいちばん…というか唯一面白かったです。高校時代には人をホモだと噂を流し、現在もホモをバカにし、会社にバラしてやろうか、と脅すろくでもない受け。なのにまさかの自分もホモ。
3カップルすべてのその後の描き下ろしが収録されていたのですが、このクズ受けの描き下ろしがとても可愛かった。寒がりで、攻めの履いているスリッパや着ているカーディガンを強奪するワガママ暴君っぷり。クズでしたが可愛げのあるクズで、楽しめました。
三話目がなかったら評価は中立でした。
家事代行サービスに勤める男性達の恋を描いた、オムニバス形式の短編集です。
性格は違えど、三人とも家庭的なのが共通点。こういうオムニバス形式で少しだけお話が繋がっている、という作風は読みやすくて好きです。
個人的には最初に入っていた、同級生同士のお話がよかったです。
客と家政婦として再会する二人ですが、気まずい別れかたをした鈴木は客の市原気づかれてない事をいいことに初対面のふりをする…というお話。
高校生の時の同級生で気まずい分かれ方をしたのに気付かないってそんなことあるのかと思ったら、市原は人の顔が生まれつき認識できないんですね。
ラブストーリーとしてはほんわかなんだけど、面白い設定でした。
市原がかなりほんわかというか、不思議系でキャラとしては苦手なタイプだったのですが、そんなぽーっとした彼がちらっと見せる必死さにぐっとなりました。
その他、最初に当て馬だったキャラが最後のお話で受け側になったりと、こういう展開も好みです。
ただ、ほんわかしたお話なだけに、当たり障りがない部分が大きいため、もう少し何かスパイスが欲しいなあと思う短編集でした。