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「僕はすべてを知っている」のような美ちんを期待して手に取りましたが、これは全くテイストが違いました。
二人の生い立ちのトラウマとか少し悲しくて、同じ人が書いたものだとは思えない。
しかもこれ、小説のコミカライズなんですね。
特異な技術のシーンとかはもしかしたら言葉の方が伝わりやすいのかなぁと思いました。
私の好きな相思相愛とハッピィエンドなので中立ということで。
とっても綺麗な表紙に惹かれて読んだ作品です。
2人の優しい表情や、窓からさす暖かそうな光が素敵。^^
裏表紙の誰もいない病院の絵もいいんですよね。レトロな感じでなんだか人には知られていない場所、みたいな感じがします。
タイトルからも分かる通り、主人公はお医者様なんですが、ある特殊な力を持っていて、その力を使って患者を治療しています。
その力がちょっとファンタジーな設定なのですが、その力を持っているという事で、主人公の冬雪は葛藤しています。
果たして自分が行っている事は正しいことなのか?
クレイグと出会って更にそのことを悩むことになるのですが…
もう10年以上前の作品なんですね。
高久さんの絵柄が今とは少し違います。
全体的には優しい雰囲気が漂う作品だと思います。
ただ、冬雪の感情に今一つ共感することが出来なくて、萌としては少し物足りなかったです。
お話の題材としては興味深かったので、総合で萌評価です。^^
中学教師のクレイグは、町の診療所で、若く美しい医師冬雪に出会う。
一目で冬雪に惹かれたクレイグだが、彼には人に言えない秘密があった―。
人の記憶を消す能力を持つ冬雪と、彼に深く関わっていくことになるクレイグの話。
「どうしようもなく辛い記憶をどうするか。」というテーマが描かれています。
記憶を消せるものなら消したいか、それとも、辛くても乗り越えるべきか?
個人的にはどちらが正解、なんて言えないんだろうなぁ…と
考えさせられてしまいました。
人の気持ちなんてそれぞれだし、乗り越えられる人、乗り越えられない人、
世の中には両方いると思いますしね。
冬雪が記憶を消せるという能力を自分の存在意義にしようと
してしまっている心情が切なかった。
人を救いたい気持ちもあった、でも自分こそが救われたかったのも本当。
クレイグの強さと懐の深さに触れて、
冬雪は自分の弱さや狡さと向き合えるようになります。
冬雪が、役にたつとかたたないとかを抜きにして、
自分を必要としてくれる相手(クレイグ)に出会えてよかったなぁ…と思いました。
一つ気になったのは、冬雪の家系が陰陽師だという点。
冬雪の能力って、全く関係ないと思うんですが…(汗)
陰陽師=なんでもアリという扱いをしているように見えて、
どうにもひっかかってしまいました。