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koi ni ochiru 5byoumae
请坠入爱河的5秒前
職員室の秘めごとはわりと好きです。
そのスピンオフとは気づかずに読みましたが、なるほどちょいちょいリンクしています。
高校生2人がとてもマジメに恋をしていて、でも高校生らしい、大人と子どものはざまらしい思い込みや暴走もあって、そうしたぶつかり合いをしながら将来をきちんと考えていく。
とても良いお話でした。
でもこの表題作だけなら☆みっつ、その理由は、受けくんがあまりにヤングケアラーだから。
下の三つ子か新しい赤ちゃんか、せめてどちらかはなしにしてほしかった。
あくまで私の個人的な好みにすぎませんが、あまり重苦しい話は好きではないので、あらすじでは知りようがなく避けられない部分で完全なヤングケアラーが描かれていて、さらに個人的にはそこまで過酷な環境が必要なストーリーにも思えなかったしきれいごとにまとめられていたのは参りました……。
同時収録の臆病虫の恋、こちらは逆に単独なら☆5個つけたいくらい!
かわいい、おもしろい、好き。
しょっぱなから「いやお前が泣くんかい笑」というはじまりで、その号泣していた臆病虫の前に数年後に現れた汚いモサオが王子になり、その王子が実は……虎視眈々。
いやでもあの号泣は胸にくる。
わかる、わかるよいっちゃん!
同時にこれを読めて良かったです。
『職員室の秘めごと』に登場する生徒の辻本×松嶋のお話です。
厳しい家庭で敷かれたレールに乗っている辻本と、家族のために自分を犠牲にする松嶋。
松嶋は、恋愛対象が男だということを早くから自覚しており、いつも礼儀正しい辻本に惹かれている。
松嶋は辻本が抱える葛藤にも寄り添い、人知れず辻本のために涙を流すような優しい子。
辻本もまた、松嶋によって少しずつ変わっていき…。
『職員室の秘めごと』の内容とリンクしている部分があり、あの場面はこういう事だったのか!と前作を読んでいれば納得しながら読むことができます。
高校生の2人には、自分たちだけでは解決できない壁があり、もどかしく思う部分もありました。
辻本の将来を思って離れようとする松嶋を決して諦めなかった辻本。
思い描いた未来ではなかったかもしれないが、きちんと自分たちの夢を見つけて前を向いて歩き出していた。
あとがきにはあの先生方がイラストで登場しており、そちらもほっこりさせられました。
同時収録作も虫を題材にし、個性的ながらも可愛くて面白かったです!
松嶋と辻本!!!!!!
あとがきを読むまで気付きませんでしたよ!!!
あの!松嶋とあの!辻本!!!
知らずに読んでも感動しきりでしたが、知ったら余計に胸に迫るものがありました。
そうでしたか、あの2人でしたか!
あとがきを読んだテンションのままですみません。
全然気付かずに読んだもので取り乱してしまいました。
父親の違う6人兄弟の長男、母親はシングルマザーで恋多き女性。学校のあとはコンビニでバイト。終わったら弟たちの世話と妹を宥めたり、弟の恋の相談に乗ったり、兄でありつつ父と母の役割も果たしている高2の松嶋。
そんな松嶋が密かに恋をしている相手は同じ学校の同級生で剣道部に所属している辻本だった…。
切なかったです。何度も胸が千切れるかと思いました。
モノローグが一時期の野島伸司ドラマのようで…、「あの頃の僕は知らなかったんだ」的な切なさをさらに切なさで畳み掛けるような含みのある感じでした。
松嶋が健気でいい子で、とにかくこの子をしあわせにしてあげたいと思える子なのです。妹がおこづかいで買ったシャンプーを弟が使ってた!というケンカに、それぞれに500円渡して「お前はこれをこづかいに足して自分のシャンプーを買え。お前もこれでいいよな?」大岡裁き!?こんな17歳、いますか?三つ子をお風呂に入れて絵本を読んで、母親の愚痴を聞いて…。健気です。でもそれを学校の友達には一切見せない。健気すぎます。
コマ割りや表情の描写、モノローグの構成も素晴らしくて!追試用の勉強を見てあげているときに辻本が松嶋を見ている→松嶋が顔を上げると逸らすとか、東京で一緒に暮らそうと約束する2人の笑顔に被せるようなつらいモノローグとか。映画を観ているかのような気持ちになりました。
別れを切り出された後の辻本の行動や、そんな細かいところまで松嶋のことを見てくれていたんだ!と思うようなエピソードもたまりませんでした。本当に向こう見ずで世間知らずで、だけど初めて欲しいと思ったものを絶対に諦めたくない強い気持ちがあって、若さが溢れていて胸が痛い。そんな作品でした。
東京で一緒に暮らす約束の次のページが「そして5年後…」とかじゃなくて良かったです。よくそういう展開があるので、ページをめくるのにどきどきしてしまいました。早期解決でひと安心です。
「職員室の秘めごと」で酔った西尾を榊が家に泊めた次の朝、偶然会った松嶋が駅まで西尾を送っていくシーン、こちらにもありました。あのとき逃げる松嶋を辻本が追いかけていたな。榊が松嶋の欠席の事情を知っていた理由も病院で会ったからだったんだとか、教室でキスする2人を西尾が見てしまったシーンもこちらサイドでは松嶋が「誰かいた!」と言っていたり、こういうリンク、たまりません。
辻本の両親の説得に西尾が尽力してくれた様子や、松嶋の就職に榊が手を貸したことも描かれていて、とっても満足しました。
同時収録の「臆病虫の恋」は年の離れた親戚の再会ものでした。
黒髪眼鏡の研究者は大好物です。
BLを読むようになって本当に感動したのは、こういうスピンオフで本編と辻褄が合っているのを見つけたときです。本編を描くときに既にスピンオフのプロットまで作り上げているんでしょうね。ひとつの作品を作り上げるだけでも大変な苦労だと思うのに、その中でいくつも折り重なるプロットを用意しているとは素晴らしいとしか言いようがないです。別の本を広げながら「あ!このシーン!ここも!!」と発見したときの感動と言ったらありません。
満足でした。
「神」と迷ったのですが、同時収録がわりとありふれた設定だったので総合的に「萌2」にしました。
【恋におちる5秒前】
高校生同士の恋。
松嶋は家計を支えるべくバイトに明け暮れていて、そこにやってくる同級生、辻本に一年前から恋をしている。
松嶋がとてもいい子で六人兄弟の長男として弟妹達の面倒を見ているのですが、そこにつけ込んでいるとしか思えない母親の存在が残念で仕方ありません。
松嶋自身「母は恋多き女性」と述べているように過去3回結婚し(一人は死に別れ)計六人、子供を産んでいます。現在、兄弟の面倒は長男に全部お任せしつつ、自分は1番目のヒモ男と再会して妊娠した末、どうしても出産したいという。
今でさえ、子供達の面倒は松嶋が見ているのにこれ以上増やしてどうするの??避妊しろ!
松嶋は高校卒業したら東京の美容室で働いて一人暮らしする夢があって、恋人になった辻本も東京の大学へ進み二人で暮らす夢を一緒にみて楽しみにしていた。
それなのに、母親が妊娠しちゃってどうしても産みたいというので、それらの夢は諦める事になった…。(学校ですら弟達の面倒をみるためにしばらくの間、休む羽目に)従って東京の大学へ行くはずだった辻本も、お前がいかないなら俺も東京へ行かない、仕事をすると言い出してしまった。
学年1の頭脳を持つ恋人が自分を追って、進学もせず就職をすると言い出した事を重く受け止めて別れを告げます。
自分のことはいつも後回しで自己犠牲に徹している松嶋がひたすら可哀想です。そして自己犠牲の原因がいつも母親というのが腹ただしくて平手打ちしたくなる…同性として。
母親に関しては本気で「しゅみじゃない」のですが、そんな母親の元でもちっとも腐らずに明るく、優しく面倒見の良いお兄ちゃんでありつづける松嶋や辻本が自分の夢を掴もうとするところなどが良かったです。
【臆病虫の恋 前編・後編】
いとこ同士。10年の年月を経て、すっかり大きくイケメンになった樹と再会し、同居する事に…。
虫オタクで人間よりも虫との付き合いのほうが得意なトールが幼い頃に樹の寝顔を見て「僕が世界一好きなオオムラサキの幼虫より可愛い」と思ってるところが筋金入りっぽくて笑えた。
(思わず画像検索したけど触覚がちょっと長い青虫だった…でも下から見上げた時の顔が可愛い!とまとめサイトにありました。)
「職員室の秘めごと」のスピンオフとの事で興味があり購入しました。
上田先生の作品は「職員室・・・」のみ読んだことがあります。
「職員室・・・」に出てきたわけあり高校生カップルが主人公になっていて、「職員室・・・」とリンクしたシーンも描かれています。なので、なるほど、この時こういうことが起こっていたのね・・・と知る事ができます。
さて、お話ですが、思っていたよりもシリアスな面もあり、高校生だからこその必死さや、お互い本気で一途に求め合う様、青春だ・・・と何とも言えないノスタルジックで切ない気持ちにもなった一冊でした。ちゃんと勿論2人はハッピーエンドなのですが、受け様の家庭環境が結構シビアで、悲しい別れもあったり・・・で、全体的に「面白かった~」・・・というお話ではなかったです。
でも、2人のひたむきさに心打たれる作品ではありました。
連載時から大幅に改稿されたらしいのですが、連載を読んでいない私も、大幅修正前の作品がどういうものだったのがとても気になっています。
もう一つ収録されている作品は、虫に目がない受け様と、受け様の泣き顔が大好物という攻め様、マニアック同士の2人の恋模様。
受け様の手を縛って強引に・・・というシーンもあったりします。(←そこに愛があるなら、この手のシーン大好きでOKな私。)
作者さんのあとがきに、どうしても納得のいくものじゃなかったようで、単行本にするにあたり修正してなんとか形になってホッとしたみたいなことが描かれてまして・・・
どうも連載されてた時と単行本、多分結末とかストーリーを大幅に変更されたみたいだなぁと。一体どこまで変わったんでしょうか??
連載されていたときのあらすじを教えてくれる姐さんがいてくれるとうれしいのですが・・・私のように気になって仕方ない読者もたくさんいることと思います。
で、肝心のストーリーなんですが正直目新しさがなくあまり記憶に残らない無難な作品だったかなぁと思います。(すみません)
BLの中に家族愛もあったり、自分のせいで相手の人生を変えてしまうという葛藤もあったんですがなんかどこかで見た展開だなという感じがしてしまって。
なんていうか、漫画っていうよりもどこにでもいそうな普通の高校生。少し家庭環境が複雑なのも(私からすれば)そんな特別珍しくもなく・・・で、みんなそれぞれ前向きに生きていってる、そんな風に感じました。
BLだけど、ある男子高生の人生をちょっと垣間見せてもらったという感じでしょうか(うまく言えませんが)
久しぶりに上田さんの本を手にしましたが、絵柄って前もこんな感じでしたっけ?何となくだけど眼が違うような気がする‥(久しぶり過ぎるのでしょうか?)
《職員室の秘めごと》に登場した高校生のカップルが今回の主人公でした。
松嶋(受け)はバイトや家事・育児に追われる勤労高校生、片想いの相手の辻本(攻め)は同じ高校の成績優秀な優等生、2人はバイト先で客と店員として出会い、松嶋の赤点追試のための勉強を辻本が教えることから急速に親しくなります。交際スタートするまでは特に問題無く進みますが、交際が始まってから母親の妊娠がわかり、学校を休学して家事・育児(異父兄弟が5人!)をして、そんな複雑な家庭環境の自分が辻本の側にいるのは彼の為に良くないのではと別れる決心をするのですが‥ 王道といえば王道ですよね、上田先生の絵柄が優しいので、柔らかい雰囲気になってるような気がしました。
同時収録は10歳差の従兄弟同士の話です。受けが年上なんですが‥あまりにも頼りなくて、すぐ泣くし‥タランチュラが出てくるし(絵だから気持ち悪くないんですが、ディフォルメされてないので、可愛くは無いです) こちらの話はあまり好きでは無かったです