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キミの一生分の発情期は俺が全部もらうよ
hanazakari no omegaverse
ん〜と、一応オメガバース作品です。
主人公は、ナオくん(Ω)。お父さんはβで、どうやらΩのお母さんが急に発情して家を出てしまい、父子二人暮らし。
そして、そのお父さん・ミユキさんは、β家族に生まれたがために育児放棄されたαの双子・フユヒコとナツヒコを助けてあげた、という設定。
ナオとフユ&ナツは幼馴染。
ある日、ナオは抑制剤を割ってしまい発情が来てしまう。襲われかけたナオを助けたフユヒコとナオがCPになります。
Ωの生きづらさを心配するミユキは大反対だけど、2人はラブラブ。
一方、双子の片割れ・ナツヒコはミユキが好きで好きで…
こっちのCPはミユキは抵抗してるしナオは反対してるしで、なかなかうまくいかないCPです。
ま、ともかくαxΩとαxβの2CPが出来上がって、ラブラブでエロもあり、という所ですね。
…というストーリーは置いといて。
プチ地雷がありましたねえ。私は地雷が無い方だと思ってたけど……
親が子のHを目撃。その上、子も親のイチャイチャを目撃。うへえ……これ苦手〜。
というわけで、中立寄りの「萌」です。
悪くなかったと思います。
幸せで一途なオメガバースです。
ミユキ(β)とナオ(Ω)と、
幼なじみのナツヒコ・フユヒコ(ともにΩ)の4人がメインキャラです。
4人が2組になります。
フユヒコはナオが好きで、
ナオの発情期に乗じて手を出します。
運命の番のような扱いですが、ちょっと曖昧でした。
それから、ナツはフユヒコが苦手だと思っていたのに、
やった後はフユヒコ好き好きになっていて、
そこは納得がいきませんでした。
ただ、フユヒコがナオ一筋で、
脇目もふらない感じなのは良かったです。
もう一組は、父のミユキとナツヒコですが、
こちらの方が好きでした。
βのミユキにはαのフェロモンが効きません。
それでもナツヒコはずっとミユキが好きで、
一途な思いを貫きます。
〝フェロモンがなくてもαを恋に落とした〟という、
ナオの言葉が良かったですね。
少し設定もストーリーも弱いところがありましたが、
オールハッピーで、これはこれで良かったと思いました!
この作品を読むまでは男性が妊娠するというお話は読んだことがあったのですが、はっきりオメガバースが表現されている作品はほとんど読んだことがなかったので、オメガバースってこんなことなのか~という勉強(?)を兼ねて読みました。
でもどうも作家さんによってその設定は色々なようですね。
この作品にはメインキャラが4人いるのですが、それぞれタイプが違う性格で、俺様タイプとワンコタイプの攻め様、おぼこいタイプとおじさまだけとちょっとヘタレタイプの受け様が登場します。
途中、父親とナツヒコに対するナオの態度に疑問を持ったことを除けば、みんなラブラブで幸せそうなので良かったかなと思います(余り深いことは考えずに 笑)。
オメガバースに関する設定は途中で明らかになった要素もあったのですが、このジャンルに関してほとんど素人の私はいくつかの辻褄が合わないと感じたことを除けば、特に疑問に思うこともなくすんなり読めました。
電子限定特典の漫画は1ページで、相変わらず幸せそうなフユヒコとナオのお話でした。
もう遠藤兄弟は井上家に引っ越して来たらいいと思います(笑)。
花屋を営む親子(βとΩ)と幼馴染の双子の兄弟(α)の話
2組のカップルが成立するんだけど、ん〜勝手がいい人が多いなぁ〜という印象がありました。2組のカップルが成立するんだけど、先に双子の兄のフユヒコ×花屋の息子のナオ(Ω)が成立します。ですが、父親のミユキ(β)は息子のナオに普通に生きてほしいから、フユヒコとの関係を認めない、フユヒコはナオとの関係を邪魔するならミユキも敵だと言う、結局、ナオと双子の弟のナツヒコの説得で渋々認めてあげることになりました。
次に、ナツヒコ×ミユキですがナツヒコは小さい頃からミユキが好きだったみたいで、口説いて口説いて口説きまくって落としたようです。ナツヒコと父親の関係を知ったナオは猛反対!(自分の事は棚上げで勝手がいいね‥)ミユキもナオの事は反対して自分はαと関係を持つのもどうかと‥ナオはナオなりに母親の事で苦労した父親には普通の人と幸せになってほしかったみたい、それをナツヒコに伝えたら逆襲にあってしまった。結局、フユヒコの説得で父親が幸せならいいか‥と納得(諦めた)ようですね。
あとは、温泉地でまったりする話と、書き下ろしで、突然発情期が来た見知らぬΩが店に来てしまい‥という話が載ってました。
オメガバースです。
…が、私の知ってるオメガバースとはまったく別物でした。
カバー下に、出版社からの注釈で「オメガバースの設定は作家さんによって違います」という文言が入っていました。まあちょっと違うくらいならいいんですが、この作品はギャグかなと思うくらいの妙なオメガバース設定と、その設定があとになったらまるっきり変わってしまっているのとで、「作家さんによって違」うレベルの問題じゃありませんでした。
まず、オメガとアルファの存在が一般人に認識されていないという設定。何だそりゃ、斑類か、と思いました。これで話が成り立つのかな、と思っていたら、案の定すぐにその設定はグダグダになっていました。
アルファはほぼ超能力的な扱いで、フェロモンを出して戦ったり(!)、少し離れた場所にいるオメガにフェロモンを念力みたいに飛ばしたり。「フェロモン」という言葉の意味を理解されているのか激しく疑問。
話の内容は、隣で捨てられていたアルファの双子を、花屋の主人が保護したという話。双子の片割れ×花屋の主人(ベータ)、もう片方の双子×花屋の息子(オメガ)、という2組のカプが存在します。
双子がなぜ捨てられたかというと、ベータの家庭に生まれたアルファだから。ベータの家庭にアルファが生まれると国から補助金がおりるそうで、その補助金を持って親が逃げたらしいです。なぜかベータにアルファは育てるのが難しい模様。(そしてアルファやオメガが一般人に知られていない設定どこいった)
なんかやっぱり超能力者的な扱いだなぁ、と思いました。