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kimi ga shindemo hanasanai
死ぬ運命にあった義人の命を刈り取らなかった代わりに冥界を追放される羽目になった死神の類。
だからお前が責任を持って一生俺をお世話しろと同居する事になり…。
死神のエネルギー源はキスやセックスという設定です。
最初は軽いキスで済ませていたのに、それだけではエネルギー補給が追いつけなくて、日に日に消耗していく死神…。仕方ないので覚悟を決めてセックスをする事に…。
無愛想に見えた類が実はツンデレで、気持ちが通じ合うようになってからどんどん可愛らしく変化して様子が良かったな。
そしてなんだかんだ言いながらも類は命の恩人なので逆らえずに、次第に言う事を聞くようになって言っていくところや、惹かれていく過程もうまく描かれてました。
死神である類が冥界の掟を破って永遠の命を捨ててまで義人を助けた理由が「文字通り命をかけられる存在に出会えたのに その瞬間にお別れなんて」とあるのですが、顔がどストライクで一目惚れだったのか?くらいしか私には推測できなかったので、もっと深い理由があったほうが良かったような気がします。
でもお話のオチも上手でさらっと楽しめました。
この他、二編の短編が収録されていましたが表題作が一番好きです。
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他の方も書かれてるように、死神・類が義人を助けた理由、冥界を追放される目に遭っても、それでいいと思えるほどの強い気持ちの根拠が分からない点が非常に残念ですね。
それが今作の1番の肝じゃないですか。
至って平凡な高校生のどこにそれほど惹かれたのかが知りたい。
同人で「君が死んでも離さない」その後の話である「君のためにできること」があるようですが、そこに描かれてないですかねぇ。(描かれてるなら購入も考えたい。)
だからなのか、ワガママな類に振り回される最初の方が私には全然楽しめない。
最後の方で気持ちが通じ合ってからは、類のそのツンデレぶりが可愛くてたまらなくなりましたけど…。
あと、類の死神仲間であるコロも、せっかくキャラ立ちしてるのだから、もっと活躍するか、コロが主役の話もあったらよかったのにねぇ。(メインと関係ない話が2話も同時収録されてるんだから)
表紙の色味が色っぽくていいですね。
それと、表題作の攻めキャラ義人の目が眠たそうな奥目のタレ目なのもタイプでした。他のレビュアーさんもおっしゃっている通り、なんで死神の類が義人を助けたのかが、今一つ深くないのですが、初めて愛のこもったキスをされたときの類のボワっとなる表情がなんとも幸せそうできゅんとしました。
お兄さんのニコが美しかったので、出来ればそちらを主人公でもう一作品読みたいですね。
同時収録のパティシエとお花屋さんのお話は、カバー裏まででワンセットと言う感じですね。むしろ、そっちの方がタイプかも。
感想としては「読みやすかった」です。
設定としては人と死神ですけど、ストーリーはテンプレ通りというか…。だから読みやすいしわかりやすくはありましたがストーリーが浅い…。
そもそも死神が自分を犠牲にしてまで攻めを助けた理由がわからない。その理由こそがこの話の一番重要なところではないのか!?人からしかエネルギーをもらえない、攻めが死ぬまで一緒にいなきゃいけない、そんか不自由な体になりながらも攻めを助けた理由…。それが明かされていないことによってすごく浅~いお話に。そこが少し残念でした。
絵はキレイでした。
初読みの作家さんです。
表紙はポップで可愛いけど、それほど絵が上手くなさそうに見えてもったいない、と思ったくらい絵が綺麗でした。
表題作は、交通事故で死んでいたはずの高校生が、魂を狩りにきたはずの死神に助けられ、人を助けたせいで人間界で暮らす羽目になった死神と一生同居することになる、という話。高校生×死神というカップリングです。
ツンデレっぽかったのに、実は攻めが大好きな死神受けが、すんごく可愛かった。最初は受けの存在を持て余していた攻めが、だんだん受けのことを可愛く思ってきて惹かれていく過程も萌えました。死神の食事は人間とのキスやセックス、というありがち設定にも一捻りあって、なかなか楽しめました。受けの死神仲間のコロもいい感じでした。コロに関しては、もうちょっと受けとどういう関係なのかの説明が欲しかったです。
あと、惜しむらくは、なぜ攻めを助けたのか、初対面が交通事故死だった攻めのどこに惚れたのかがわからなかったこと。顔…というわけでもなさそうだけど、性格がわかる余裕もなかったはずだし、何がよくて自分の人生(死神生?)を投げ打って助けたのかがさっぱりわからない。どうしてこんな片手落ちな終わり方をしてしまったのか、すごく不満。このあたりの理由付けがはっきりしてさえいれば神だったのにな。
同時収録2作もなかなかよかったです。
受験の時に助けてもらって以来好きだったバスの運転手攻めと、就職先で再会した受け。大好きな人と同じ職場で働くことになってうれしかったけれど、攻めの薬指には指輪が…という話。
受けのツンデレ具合がすごく可愛くて、攻めがメロメロになっちゃうのもわかるなーと思いました。ちょっと学生時代の受けの言葉遣いが乱暴すぎかな、とは思いましたが、それで評価が下がるほどではなく、個人的にはこの話がいちばんよかったです。
エッチの際の健気さにもずきゅんとしました。
もう一作は、パティシエの卵の攻めと花屋の受けが、バレンタインを前にコラボ作品を作ることになり…という話。
こちらも可愛かったですが、攻めの言動(受けの首を舐めたり、酔ってキスしたり)がノンケというにはあまりに無理がある気がしました。そのくせ受けがゲイだとわかって距離を置くのがちょっと男らしくなく、あまり好きになれませんでした。
受けは可愛かったです。くっついたあとの2人をもうちょっと見たかった。
某海賊モノの二次を多く描かれている柴さんの、
2冊目のオリジナルコミックスです☆
1冊目は、あれれ?二次の方がずっといいなぁ…と思ったのですが、
コチラの本はその1冊目よりもずっと面白かったです♪
表題作が本の2/3くらいで、他に短編が2つ入っていました。
■表題作「君が死んでも離さない」3話
ごく普通~の高校生の攻め(表紙左)は、ある日事故にあい、
本当は死ぬところだったのを死神(受け・表紙右)に助けられます。
でも受けの死神は、
そのせいで冥界から追放されて、寿命まで攻めを見守る責任があるから、
死ぬまでの83年間オレの世話をしろ!と言いだして、
攻めは 有無を言わさず 強気な死神のパシリ(奴隷?)にーーー!?
と始まる、ラブコメです♪
受けの「食事」はキスで、いつでもどこでもキス☆
しかも死神の仕事が終わった後は、すごくディープなキスをしてきて、
まだ童貞な攻めには刺激が強すぎ~w
だけどキスだけの食事では、受けの死神は段々と弱ってきて、
もっとエネルギーを得られるというセックスは、
いつも偉そうな態度をとるくせに、受けは求めてこない…。
(偉そうで実は健気、というギャップにもキュン)
攻めは、男とセックスなんて無理!と思いながらも、
(最初は自分が女役と勘違いしていたのもあってw)
それでも弱る受けを見ていると、心配で堪らなくて……
なんで俺が!!と思っていたノンケの攻めが、
振り回されながらも次第に受けに惹かれていく過程が面白くも丁寧で、
そこがとてもよかったです。
ただ、そもそもの始まりの、死神が攻めに一目惚れして…という所が、
サラッとしか描かれていないので、そこがちょっと勿体ないかも。
でも、
受けの髪形が、人間バージョンでは短くてイケメン系だけど、
死神の時は髪が長くて、色っぽさがグンと増すとか、
脇役の受けと親しい死神が、
三白眼なのに、コロなんて可愛い名前で可笑しいし、存在感抜群とか、
面白い設定がたくさんあって、全体的にはとても楽しめました♪
■「ストップアゲイン」1話
バスの運転手(ノンケ攻め)に片想いをしていた高校生(眼鏡受け)が、
大人になって偶然同じ職場になって~~というお話。
酔った勢いで受けは、昔好きだったと攻めに告白しちゃうけれど、
攻めの薬指に指輪があるのに気づいてーーー……
■「ラブ・コラボレーション」1話
新米パティシエの明るい攻めと、花屋で働く無口な受けはよい友達。
それぞれの仕事場のオーナーが仲がよくて、
2人は一緒にコラボ商品を考えることになるけれど、
試作中にノンケの攻めは、ゲイの受けの首筋から色っぽさを感じて……
どのお話もちゃんとエロありで、
修正も不自然じゃないし、その点でも満足感がありました。
ただ、やっぱり柴さんは長いお話の方がいいなぁ、
3冊目でも長いお話が読めますように~~
《君が死んでも離さない》全3話
きまぐれから義人の命を救った死神類は、罰として冥界に帰れなくなる。義人はその日から一生類の世話をする事になる。
話は面白かった、死神の食事がキスでエネルギー不足になるとHって‥まぁ皆には見られないみたいだからいいんじゃないかな、Hするまでは死神が攻めだと思っていたが義人が攻めだった、どちらが攻めでも受けでも違和感はない組み合わせかなぁ、一生ラブラブで仲よさそう。
《ストップアゲイン》
読み切りです。同じバス会社に勤めている先輩と新入社員の話です。カバー下におまけがありました。
《ラブ・コラボレーション》
こちらも読み切りです。同じ商店街の隣同士に店を構えるケーキ屋と花屋の従業員の話。こちらもカバー下におまけがありました。
絵はすっきり綺麗でHは標準的だと思うので、読みやすいと思います。読みやすいと言っても、さらさらっと終わるわけではなく、盛り上がりはありました。