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b-boy love
まず、お話一つ一つはなかなか面白く、クオリティの高い作家様が揃っていると思いました。
しかし、これ、なんのアンソロだっけ?という気分になります。
というか、私は何が読みたくてこれを手に取ったんだっけ??という気分に・・・。
あへ顔はともかく、とろ顔ってそんなに難しいものでもないと思うのです。
というか、基本的にとろ顔とは「とろっとした気持ち良さそうな顔」だと思いますので、どんなBL本にもえろシーンになればある程度描かれていると思います。
それを踏まえて読むと、とりあえずここに載っている作品は全て「ごくごく普通のエッチシーン」を描いたものであり、では「これ何のアンソロだっけ??」という気分に・・・。
ちょっと興味のあった「あへ顔」は1作品もありませんでした。
「あへ顔」か「とろ顔」で皆さん「とろ顔」を選んじゃったという事でしょうか?そのへんは編集さんがうまく調整すべきだと思います。
苦手な人も多いと思うテーマですので、その分手に取る人は大丈夫って嗜好の人だと思うのです。なのでこのテーマで出した最低限の責任は取っていただきたいなぁ・・・そんなに安い値段でもないので。
ただ、お話としては面白かったです。
シリーズ化している作品もありますが、基本は読みきりです。
「蕩けてみては如何です?」桜井りょう先生
これが一番、とろ顔の解説などがあり、アンソロのテーマを踏んでいると思いました。恥ずかしい顔も「相手が可愛いといってくれるならそれでいい」というのは真理だと思います。
逆を言えば、私は個人的にはこの作品意外はテーマについてどこまで本気で考えて描かれたのだろうか?と思ってしまいます。
「誰にも見せないその顔を暴け」だん先生
すごくえろかった。攻め×攻めのお話です。淫語のオンパレードでしたので、男性向けのような印象が強かった。でもこのくらいの作品を1冊で読んでみたいと思えるインパクトでした。
しかし肝心のとろ顔やあへ顔は階無な気がしました^^;
「プラチナパスタ」新田祐克先生
友達(?)のような関係の3Pものですが、お話が凝縮されていて面白かったです。こちらも1冊で読みたいと思えるくらいの作品。
しかし、こちらもテーマを踏んでいるかと言われると踏んではいない・・・。
お話の評価でなく、このテーマでアンソロを出そう!という意気込みがなく本当に残念に感じました。「海」がテーマのアンソロなのに「海」に行ってない!みたいなのを読んだ気分です^^;
これは作家さんでなく、編集部・企画した方々の誠意を疑いたくなります。
作家さんも、ここにも描かれている人気作家さんが前のアンソロで「アンソロのテーマがテンションがあがらない」という事を書かれていたことがあるので、やりたくない場合もあるのかな・・などとネガティブなことまで考えてしまいました。