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nibiiro musica
シリーズ完結巻です。
この二人には今や絶対的な信頼関係があるし、二人の事については安心して読んでいられます。
今回はこれまでぼんやりとしか描かれていなかったユキの過去の男関係や家族との話、怪我をさせられた事件の真相などが明らかになりました。他の方も触れていらっしゃいましたが、私も黒幕のランジェスがどうしてユキを目の敵にしたのか①自分もゲイなんじゃないかと葛藤していたときにあっさりと認めていたユキに会ったから、認めたくなくて②ユキが好きだった③ノエルが好きだった…とかなのかなと思ってましたがどうやら単なる才能への嫉妬だったようです。
遠距離恋愛なんて大変なんだから、拓真がユキのマネージャーすればいいのにーとか安易に考えてしまいがちですがお互いの仕事を尊重しあっていて、「辞めてついてきて」とは言わないんですね。そういうのって大人の男って感じでBLのいいところですね。
薄幸系BLなのですね、これは。
とうとう完結です。4巻も色々ありましたね!
ユキがイタリアへ渡り元いた楽団に復帰します。
しかしそこにはあのユキを傷つけた事件の首謀者がいて、しつこくユキに嫌がらせを続けます。
どんどん調子を崩していくユキ。
ユキも拓真もここで一つ乗り越えましたね。
信じて待っているだけが愛じゃなく心配していることを伝えたり会いに行くこと。
拓真との約束を守るためにチェロを弾いていたユキ。それの何が悪い、好きな人のために奏でる、ユキの言葉を奏でる。
結局二人はイタリアと日本と離れ離れに。でもユキが凱旋公演で日本に来たり拓真がイタリアへ会いに行ったりして会えてるようで、そして愛情はまだまだ深く繋がってるようで安心しました。
やっと読み終わった!特に4巻は勢いがあるというか上手くまとまっていましたね。
4冊続いてきたユキx拓真カップルのお話もこの巻で完結という事で、ちょっと寂しいですね。
前巻で家族にゲイという事をカミングアウトしたユキがイタリアに戻った20才の頃のお話からこの巻は始まります。
上手く楽団に戻れたものの、ユキが日本に帰っていた間に首席チェリストになっていたランジェスとの間がギクシャクして、ユキが不安定になってしまいます。
陰険な嫌がらせにユキが耐えられるのか?と思いましたが、ユキは周りの友人達と拓真にしっかりと支えられていました。
主人公2人ともお互いに支え合っていて本当にいい関係だと思います。
ユキがどんどん強くなるのが頼もしかったです。
読み終わってから主人公2人とユキの家族やランジェスとの物語を色々妄想してしまいました。
きっと明るい未来が2人には待っているんだろう、と思わせてくれる感動の完結作でした。
仕方ない。
仕方ないのは分かっております。
かたや世界を飛び回るチェリスト。
かたや介護ヘルパー。
四六時中一緒にいられないことくらい分かっているつもりです。
だけど…、何か…、ううう。
あんなに長いこと好きで、やっと一緒にいられるようになったのに、またイタリアに戻って遠距離確定からの「やっとこの日が来た」。
ど、どんな日?プロポーズ!?って期待してしまったんです、わたし。
ただの来日公演…。
会えないまま思い続けていた時間が長いから、ユキは平気なのかなあ。
むしろもう二度と会えないと思っていた相手に会えて、気持ちもからだも受け入れてもらって、相手にも返してもらったら、「もう離さない!」って…、ならないのか。一緒にいるよりも大事なことがあるのですね、きっと…。
おじいちゃんになったら一緒にいられるように…、なるのかな?
一緒にいることが何より大事というわけじゃないけど、再会して一緒に過ごした時間よりも離ればなれの時間の方が断然長くなるし、いつまた一緒に過ごせるようになるかも分からない状態で…、会いにいくのも頻繁には無理だし…、これが究極の信頼なのでしょうか。
同じ空の下にいる限り!みたいな。
演奏家ものはこれがあるから凡人は「ぐぬぬ…」となってしまいます。
それを差し置いても2人の関係は素敵だし(遠距離除く)、分かり合える、信じ合えるという強い絆を感じられました。
3巻までは結構前に読んでいて、やっと4巻を読めたのですが、2人がしあわせならばそれで…。それで、いい…。
遂に完結!の4巻です。
今回はノエルのお話「バイオリンとマネージャー」はなく、
(こちらは今夏より連載がスタートするそうです)
1冊丸ごとで、ユキ × 拓真 お互いが胸を張って一緒に歩いていく…
という幸せなラストに、どうやってたどり着くかが描かれていました。
チェリストとしてより認められ、堂々と拓真の恋人でいるために、
攻めのユキはイタリアへの旅立ちを決め……というところで前巻は終了。
それでどうなったのーー??と、この完結巻を読み始めると、
時を遡ってユキがまだ20歳の頃、拓真と再会する前にイタリアで…
という「記憶Ⅲ」が最初に載っていました。
親にカミングアウトして罵倒された傷心のユキは、
バーで男に声を掛けられ、そのゆきずりの男とキス&フェラをされ…
(描かれていないけど、多分ユキ受けで最後までしたんじゃないかな)
拓真を想いながらも他の男とそんなことをしてしまった、
弱い自分にユキは情けなさを感じながらも、
拓真に昔約束したチェリストとしての夢だけは果たしたい!と決意し、
よりチェロの練習に打ち込んで……
そして時は戻って、
イタリアの楽団に復帰したユキのお話が始まります。
レベルの高い楽団の演奏になかなかついていけず、
加えて、その楽団の首席演奏者が左目の傷の事件の首謀者だと分かり、
拓真との約束を果たすためにチェロを弾くという、
今まで大事にしてきた気持ちまでも揺さぶられてしまうユキ。
それで、拓真にもなかなか連絡ができなくなって……
拓真の方から行動するきっかけになるエピソードが、ステキ。
信じてる=だまって待つ、だけじゃないんだよね。
遠距離恋愛のままで幸せなラストというのは、意外に思いましたが、
やりがいのある仕事を持つ男同士ですからね、
現実的な着地点なのかもしれません。
ただ、遠距離自体に不満はないのだけれど、
離れていると辛いと思うことも沢山あるだろうに、
久しぶりに会えた時の2人の幸せそうな様子と、
「一番近くでーー」という言葉で、ハッピーエンド♪
としてまとめてしまうのは、少々安易な気もしてしまいました。
実際どれくらいの頻度で会えてるのかも、分からない描き方ですし。
波がなく細部までキレイな絵とか、雰囲気のある演奏のシーンとか、
素敵なところもたくさんあったシリーズでしたが、
やっぱり全体的に見てもサラッとしていて、少々物足りないな。
もう少し深く踏み込んで詳細に描いているお話の方が、自分は好みです。
1〜4巻通しての感想を…。
帯に毎回
“薄幸系チェリスト×幼馴染み介護士”
とありますが、果たしてユキは幸薄いのか?
裕福な家庭で生まれ育って、大人になってからは世界で活躍するチェリストになって、一時的に目が見えない時期はあったが、それも手術により回復して、初恋の人と結ばれて…。
好きな話ではありますが、せっかく4巻まで続いたのならもう少し当て馬が出てきたり、二人の間にすれ違いが生じたり、ちょっと切ない展開があった方がよかったかもですね。
ノエルの可愛くないおみやげ。
イタリアにはあんな人形があるんですかね。
そりより、ノエルのセンスのなさにびっくり。
拓真、そのおみやげもらって嬉しいのかな。
反応ゼロだし。可哀想な人形がこっち見てるよ。
ユキが不調から立ち直った時、ランジェスがどうしたのか知りたい。
ずっとチェロ弾いても不調だったのに拓真のおかげで公演の時には絶好調になったんだと思うだけど、ランジェスはどんな行動を取ったのか気になる。
何もしなかったのか。
というか、ランジェスってユキが好きなのかと思ったんだけど違うんだね。
ユキに嫌がらせするのも、ユキが好きな人の為にチェロを弾くから嫌だったのかと。
好きな子に悪戯してたのが、振り向いてくれないしエスカレートしちゃって恋なんだかなんだかわからなくなったのかと。
ほんと、ミニキャラ可愛いな。ちみ絵って言うんだね。
逆三角みたいな口可愛い。
最終巻ですが、ユキとユキ両親との関係はちゃんと修復出来たのかな。
多分、良い方向に進んでると思うけど……拓真がユキと一緒に挨拶に行くシーンとかあるのかと思ってた。
そして、なんだか、ダラダラと無駄に長い気がするよな。
でも、良いなと思う部分もあるから萌えかな。
コミックス派なので、手に取った時に「あ、今回で最終巻なのね・・・」と、彼らとのお別れがちょっと残念に感じたりしました。
ユキを襲撃した黒幕が判明したり、ユキと両親との和解が近い事を感じられたりと、動きのある最終巻でした。そして、何よりも変わらず(むしろさらに)ユキと拓真が幸せそうで・・・
3巻でゲイであることをカミングアウトして以来、ユキが強くなったな・・・と感じましたし、ユキ自身が自分に自信を持て、そして拓真との愛にも自信を持てた分、二人の幸せが確かな物になり、また安定したなという印象も受けました。(それまでは二人の愛は精神的な面で危うかったので・・・)
ようやく二人は本当に心から幸せな道を歩んでいけるんだな・・・と、それにこれならユキの両親との和解も上手くいくな・・・と、色々ほっとできた終わり方でした。
それにしても、最後まで本当に美しかったです。お話も絵も・・・
クラシック音楽界を舞台にしているお話の世界観にマッチしていました。