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すっかりめっきり、挿絵でしか見ることが出来ないのが非常に残念なのですが。
このメルヘンをドナドナする事が出来ず、読み返してはほろり。
単純なお話しに優しさが響いて心洗われます。
世俗の垢は全て灯世が被り、涼氏は心の赴くままに鋏をふるう。
「ぼうし屋」でがっつり心掴まれ、終始2人の進展に至るエピソードらしいものはないのですが「ばら色の注文靴」では会話の中や独り言に含まれる悲喜交々に興味をそそられます。
「ロゴ入りプレミアム」で全て乗り越えたあっけらかんとした日常の喜びと年相応の惚気に嬉しくなり「春はライオンのようにやってくる」でまた、日常の顛末に戻ってはほのぼのきらきらに和んでしまう。
「いとし愛しと言うこころ」で涼氏の過去が明かされ作品の奥行が広がりますが、
「POISONED LOVE」では現在の涼氏がコイビトをどう思っているのか聞けたりして嬉しくなりました。
「SHAMPOO」で明かされる2人の出会い。
それから今までに想いを馳せたくなります。
ほんの少しの沁みが優しいお話しをより良く見せてじんわりと心温まりる作品ばかりです。